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自治医科大学 医学部

【私立医学部】自治医科大学医学部の入試傾向と対策を徹底解説—特徴的な試験で過去問分析必須。1次はスピード・高得点勝負、2次は記述力が必要

ハイレベルな受験生が集まる私立医学部の受験。その中でも「自治医科大学 医学部に特化した対策」にはどのようにして取り組んでいけばいいのでしょうか?

この記事は、スタディカルテLabの教務チームが、自治医科大学 医学部の入試問題から読み取れる出題傾向を分析したものです。自治医科大学 医学部の入試傾向が、他の医学部とどのような違いがあるのかを理解し、現時点の学力から精度の高い対策を進めていくための参考にしてみてください。

自治医科大学 医学部

種別

私立大学

地域

関東エリア

学費

〜2,500万円

再受験寛容度

厳しい

男女比率

男6:女4

※ 再受験寛容度:近年の入学者の統計データから、22歳以上の受験生の合格率に基づいて分類しています。
※ 男女比率:近年の入学者の統計データの男女比に基づいて分類しています。

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自治医科大学 医学部医学科の基本情報

自治医科大学 医学部医学科 キャンパス情報

自治医科大学は、栃木県下野市薬師寺3311-1に本部を置く日本の私立大学です。1972年に全国の都道府県が共同で設立した公設民営大学で、自治医大と略称されます。大学設立の目的は僻地医療と地域医療の拡充であり、自治医科大学の卒業生は出身都道府県に戻って医療に従事します。

特徴のひとつに、「修学資金貸与制度」という奨学金制度があります。入学者全員に必ず学生納付金相当額および入学時学業準備費を貸与するものであり、入学時に入学金や授業料等の準備が不要となっています。この修学資金は卒業後、出身都道府県の指定の病院等にて、貸与期間の2分の3(1.5倍)の期間を医師として従事することで返還免除となります。条件を満たせなかった場合は、貸与金に所定の利率を乗じて得た額を加えて一括返還する必要があります。

自治医科大学の特徴は他にも、医師国家試験の合格率が例年トップクラスであること、6年間全寮制であることなどが挙げられます。
(参考:本学医学部の特色|自治医科大学 )

自治医科大学 医学部医学科 全体概要

自治医科大学 医学部医学科 一般選抜 配点
配点は年度によって変更されている可能性があります。必ず最新の募集要項で確認してください。
  • 一次試験理科比率:50/100 50.0%

  • 合格最低点:非公開

  • 再受験寛容度:厳しい

  • 面接(一次試験):各都道府県が主体で実施する個人面接(一次試験の合格者のみ2日目に実施)

  • 面接(二次試験):自治医科大学で実施するグループ討論と個人面接

  • 小論文:なし

  • 学費:23,000,000円(2025年度 / 6年間の総額)

自治医科大学は大学の特性上、入学定員は各都道府県に2~3名と設定されていて、例年、合格者数は計123名となっています。都道府県によって倍率が大きく異なり、難易度や合格ラインに影響するので注意が必要です。志願者は出願地となる都道府県をひとつ選択しますが、選択できる都道府県は、出身高校が所在する都道府県、出願時に本人が居住する都道府県、志願者の父母が居住する都道府県など、条件が定められています。出願検討時には最新の募集要項をよく確認してください。
(参考:医学部 学生募集要項|自治医科大学 )

自治医科大学の入試は、まず、出願時に選択した都道府県で、第1次試験が実施されます。すべてマーク式で、英語・数学・理科2科目の学力試験です。学力試験の合格者のみ、その翌日に面接試験が実施されます。

第1次試験の合格者は、本学で実施される第2次試験へと進みます。第2次試験では、英語と数学の学力試験(記述式)と、都道府県単位での面接試験(集団面接・個人面接の2回)が実施されます。なお、過去には小論文が課されていましたが、2021年度入試以降は実施されていません。

自治医科大学 医学部医学科 第1次試験 教科別分析

※ 以下の教科別分析に記載している目標得点率は、問題の難易度等からスタディカルテLabで予想した数値です。合格最低点が大学側から公表されていないこと、都道府県単位での選抜となることから、記載の数値はあくまで予想値であり、合格ラインは都道府県によって異なることを十分にご理解の上、ご参考ください。

数学

英語

物理

化学

生物

問題の難易度

標問中心

標問と難問の混合型

標問中心

標問中心

標問中心

目標得点率

60〜80%

80%〜

80%〜

80%〜

80%〜

試験時間

短い

普通

短い

短い

短い

その他

全問マーク式。80分で25問と問題量が多く、時間配分に注意。数学1A2BCからの出題がメインで、数3の微積分計算も頻出。

全問マーク式。60分で大問3題で、全て長文読解問題。選択式の内容説明と同意語問題が多く、読解力と語彙力が求められる。

全問マーク式。理科2科目で80分。原子を含む全範囲からまんべんなく出題。計算力や情報処理力を高め、教科書レベルで穴がないように。

全問マーク式。理科2科目で80分。計算問題、実験問題、知識問題など多様な出題。理論・有機が出題の9割を占め、理論計算と高分子で差がつく。

全問マーク式。理科2科目で80分。全範囲からまんべんなく出題。計算問題や正誤問題が多数。グラフ読み取りのある実験考察に注意。

自治医科大学 医学部 第1次試験【数学】の傾向と対策

◆ 他学部との比較:医学部固有問題
第1次試験の試験時間は80分です。例年、解答欄が25個あり、2018年度までは25問の一問一答形式でしたが、2019年度から出題傾向に変化がありました。前半の15問程度は従来の一問一答形式ですが、後半は大問での出題となり、10問程度が3〜4問ずつにまとまっての出題となっています。

◆ 問題難易度:標問中心
第1次試験は基本〜標準レベルが中心の内容で、記述力は必要ありませんが、試験時間に対して問題量が多いことが特徴です。合格ラインに到達するには情報処理力・計算力が必要です。一部には時間がかかりそうな問題も含まれているので、取捨選択や時間配分には十分注意しましょう。また、後半の大問については前の結果を用いることも多く、誘導の意図を汲み取りながら解き進める必要があります。特殊な入試形式であり過去問演習が重要です。難易度としては東邦大学医学部の入試問題に近く、参考になりそうです。

◆ 目標得点率:60〜80%
出願する都道府県によって大きく変動しますが、まずは75%を目標得点率の目安にしてみてください。その後、80%以上を目指しましょう。過去問演習を通して、時間内に目標点をクリアすることを意識し、ミスなく解答するトレーニングを重ねておきましょう。

◆ 試験時間:短い
1題あたり3分以内を目安に解答しなければならず、試験時間は短いです。ミスなくスピーディーに計算する力が必要です。教科書章末レベルの問題を素早く正確に解ける状態になった上で、過去問で力試しをしてみてください。

◆ 取捨選択:必要
試験時間が厳しいため、一部の問題に時間をかけすぎると、落としてはいけない問題を残してしまう可能性があります。時間がかかりそうな問題は後回しにして、解ける問題をテンポ良く処理しましょう。

◆ 頻出分野:式と証明、指数・対数、場合の数・確率、三角関数、微積分、数列、ベクトル
問題数が多く、ほぼすべての分野からバランス良く出題されています。全体を通して数1A2BC範囲の教科書章末問題レベルの出題が中心です。分野の穴を作らず、標準的な問題を素早く正確に解けるように、まんべんなく対策しておきましょう。2020年度は数3範囲の問題が10題程度出題されていましたが、ここ近年は数3範囲の問題が25題中5題程度となっていて、微積分の計算問題が中心です。

自治医科大学 医学部 第1次試験【英語】の傾向と対策

◆ 他学部との比較:医学部固有問題
医学部固有問題で試験時間は60分です。例年、第1次試験の英語は大問3題(=小問25問)構成で、全問マーク式です。

◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
大問3題すべて長文読解問題です。大問ひとつあたり500語程度の長文が出題されます。2022〜2023年度は全て英問英答問題でした。選択式の内容説明と同意語問題が多く、文法問題はあまり出題されていないことが特徴です。難しい語彙問題や、語句整序問題、選択肢の吟味に時間がかかる内容説明問題も出題されます。全体を通して速読力と語彙力が求められる内容です。これらの力を十分に養成した上で、過去問演習に取り組みましょう。2017年度には発音・アクセント問題も出題されていたので、注意しておきましょう。

◆ 目標得点率:80%〜
出願する都道府県によって大きく変動しますが、80%が目標得点の目安です。非常にオーソドックスな出題が多いため、英語が得意な受験生の場合は85%以上の得点も可能でしょう。読解中心の出題なので、読解力を徹底的に鍛えておきましょう。

◆ 試験時間:普通
例年、60分で大問3題構成です。長文ひとつあたり15〜20分を目安に解答しましょう。試験時間はさほど短くありませんが、素早く精確に長文3題を読み切る集中力が必要です。

◆ 取捨選択:不要
取捨選択はせず、試験時間内に全問まんべんなく解答したいところです。解答順の工夫の一例としては、難しい語彙問題は一旦後回しにして他の問題から取り組み、残りの時間で前後の文脈から推察しながら語彙問題に取り組む、といった作戦が考えられます。

◆ 医学部固有テーマ:あり
医療系に関する内容が多く出題される傾向にあります。医療系以外にも、移民問題や環境問題など、最新の社会情勢に関するテーマが多く扱われています。医療系テーマの長文はもちろんのこと、さまざまなテーマの長文に触れておきましょう。500〜700語程度の長文を扱う問題集での速読トレーニングが効果的です。

自治医科大学 医学部 第1次試験【物理】の傾向と対策

◆ 他学部との比較:医学部固有問題
小問25問に解答するマーク形式です。年度によっては小問2〜5問でひとつのテーマを扱うこともあります。試験時間は理科2科目で80分であり、1科目あたり40分を目安に解答することになります。

◆ 問題難易度:標問中心
標準レベルの問題が中心ですが、試験時間に対して問題量が多く、情報処理力・計算力で差がつく内容です。一部に、日常生活に関連する出題や、グラフを読み取る出題があり、慣れていないと解きにくいので注意が必要です。自治医科大学の過去問演習を通して、時間内に目標得点をクリアするためには、どれくらいのペースで解答する必要があるかを把握しておきましょう。

◆ 目標得点率:80%〜
出願する都道府県によって大きく変動しますが、80%程度が目標得点率の目安になります。物理が得意な受験生の場合、90%以上の得点も可能でしょう。高得点勝負となるので、時間配分や計算ミスに注意しましょう。

◆ 試験時間:短い
理科1科目あたり40分程度の試験時間に対して、小問25問であり、1問あたり1〜2分程度で解答しなければなりません。基礎〜標準レベルの問題が多いとはいえ、試験時間は厳しいと感じるでしょう。試験時間内でいかに高得点を獲得できるか、タイムアタックのようにトレーニングを重ねておきましょう。

◆ 取捨選択:必要
解ける問題をミスなく確実に解き、得点を積み重ねることが重要です。時間内に全ての問題にひととおり取り組めるように、時間がかかりそうな問題は一旦後回しにすることを心がけましょう。残った時間で後回しにした問題に再挑戦できるよう、時間配分を考えながら取り組んでください。

◆ 頻出分野:力学、電磁気、熱力学、波動、原子
原子を含む全範囲からまんべんなく出題されています。教科書章末問題レベルの問題は、どの分野もスピーディーに解けるように学習しておきましょう。

自治医科大学 医学部 第1次試験【化学】の傾向と対策

◆ 他学部との比較:医学部固有問題
小問25問に解答するマーク形式です。試験時間は理科2科目で80分であり、1科目あたり40分を目安に解答することになります。1問1問が独立していることも、5題程度がまとまってひとつのテーマを扱う大問になっていることもあります。

◆ 問題難易度:標問中心
難易度としては標準レベルの問題が中心ですが、試験時間に対して問題数が多く、時間内に目標点をクリアするには計算力・情報処理力が重要となります。計算問題・実験問題・知識問題など、さまざまな出題形式が見られます。中でも正誤問題は特徴的で、「5つの中から『正しいもの(誤っているもの)』がいくつあるか」という問われ方をします。正解するには正確な知識が必要です。基本〜標準レベルの知識に穴を残さないよう、徹底して対策しておきましょう。また近年では、計算問題が10題程度出題されています。5つの選択肢の中から計算結果を1つ選ぶ形式で、この計算は概算も可能です。試験時間内に素早く解けるよう訓練しておきましょう。

◆ 目標得点率:80%〜
出願する都道府県によって大きく変動しますが、80%以上が目標得点率の目安になります。試験時間が非常に短いため、解ける問題を落とさないように心がけましょう。

◆ 試験時間:短い
理科1科目あたり40分程度の試験時間に対して、小問数25問であり、1問あたり1〜2分程度で解答しなければなりません。試験時間は厳しいと感じるでしょう。試験時間内にいかに高得点を獲得できるか、タイムアタックのようにトレーニングを重ねておきましょう。

◆ 取捨選択:必要
試験時間が非常に厳しいため、解ける問題からテンポ良く取り組んでいきましょう。計算問題や正誤問題など時間がかかってしまう問題が多く含まれているため、過去問を時間内に解き切る練習が必須です。

◆ 頻出分野:理論、有機、高分子
無機からも出題されてはいますが、全体の90%が理論・有機・高分子からの出題です。どの分野にも穴を作らないようまんべんなく対策した上で、差がつきやすい医薬品関連や高分子関連の問題は重点的に対策しておきましょう。

自治医科大学 医学部 第1次試験【生物】の傾向と対策

◆ 他学部との比較:医学部固有問題
小問25問を解答するマーク形式です。試験時間は理科2科目で80分であり、1科目あたり40分を目安に解答することになります。

◆ 問題難易度:標問中心
標準的な難易度の問題が中心ですが、問題数や実験考察の読み取りが多く、内容のボリュームに対して試験時間が短いことが特徴です。単純に用語が問われる問題は非常に少なく、計算問題や正誤問題が多く出題され、計算力と正確な知識が求められる内容です。また、グラフや図表の読み取りなどを含む実験考察問題も多く出題されています。教科書に載っているような有名な問題も多いので、有名実験に関する手順や結果などはよく理解しておきましょう。類題を演習できていれば、本番でも手際良く解答できるでしょう。

◆ 目標得点率:80%〜
出願する都道府県によって大きく変動しますが、80%程度が目標得点率の目安になります。試験時間が非常に短いため、解ける問題を落とさないよう心がけましょう。難しい実験考察や論述の対策よりも、教科書章末問題レベルを速く正確に解くことを優先してください。

◆ 試験時間:短い
試験時間は厳しいと感じるでしょう。理科1科目あたり40分程度の試験時間に対して、小問数25問であり、1問あたり2分以内での解答が目安となります。知識によって選択肢が絞れる正誤問題を素早く解答し、残りの時間をできるだけ実験考察や計算問題に割きましょう。

◆ 取捨選択:必要
試験時間に対して問題量が多いため、合格ラインをクリアするには、解ける問題を取りこぼすことはできません。時間がかかりそうな問題は一旦後回しにして、正誤問題や計算問題などの解ける問題から解答していきましょう。

◆ 頻出分野:遺伝情報、体内環境、細胞、動物の反応、細胞、生態、進化・系統
全範囲からまんべんなく出題される傾向にあります。他大学とは異なり、進化・系統や生態からの出題も多いことが特徴です。植物の反応に関する問題も(頻度は少ないですが)出題されています。基本的な内容に関しては全範囲を対策しておきましょう。

自治医科大学 医学部医学科 第2次試験 教科別分析

数学

英語

問題の難易度

標問と難問の混合型

標問と難問の混合型

目標得点率

60〜80%

不明

試験時間

普通

短い

その他

全問記述式。数3の微積分や極限+複数分野の融合問題であることが多い。証明問題が多いことも特徴。記述答案作成のトレーニングを重ね、減点されない解答を書けるように。

全問記述式。小論文のような独特な試験。要約、日本語での意見論述、自由英作文など、総合的な記述力が必要。各大問の出題形式に特化した対策をおこない、添削を受けておくことが理想。

自治医科大学 医学部 第2次試験【数学】の傾向と対策

◆ 他学部との比較:医学部固有問題
第2次試験の数学は2021年度からの実施です。試験時間30分で大問1題であり、大問には小問が4〜6問含まれています。すべて記述式です。

◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
問題の難易度としては標準的ですが、2021年度は「微分法、数列、極限」、2022年度は「ベクトル、対数関数、数列、極限」、2023年度は「微分法、複素数平面」と、大問1題の中で複数分野が融合する形で出題される傾向にあります。証明問題もよく出題され、正確な論証力が求められます。対策として、日頃から答案の記述を練習し、学校や塾の先生に添削してもらいましょう。

◆ 目標得点率:60〜80%
出願する都道府県によって大きく変動しますが、70%程度が目標得点率の目安になるでしょう。数学が得意な受験生は80%以上を目指しましょう。時間の許す限り丁寧に答案を作成し、部分点を狙いましょう。

◆ 試験時間:普通
スムーズに解けた場合は時間内に解き切ることも可能ですが、証明問題が多いため、方針が浮かばず時間が足りなくなることもあるでしょう。融合問題には慣れておきましょう。誘導の意図を汲み取りながら、試験時間内に答案を完成させられるよう、日頃から記述答案の作成をトレーニングしておきましょう。

◆ 取捨選択:不要
取捨選択は不要です。前半が解けなくても後半が解ける問題も多いので、粘り強く取り組んでください。

◆ 頻出分野:微積分、数列、ベクトル、極限、複素数平面
融合問題が多く、さまざまな分野から出題されることが特徴です。直近では、図形絡みの出題が多い印象です。見慣れない問題でも、ひとつひとつ丁寧に、落ち着いて考えて取り組みましょう。数3の範囲からは、はさみうちの原理などの極限計算や、解の存在証明・不等式証明などの論証は差がつくので入念に準備が必要です。無限級数の計算にも要注意です。

自治医科大学 医学部 第2次試験【英語】の傾向と対策

◆ 他学部との比較:医学部固有問題
第2次試験の英語は2021年度からの実施です。テーマ文を読んだ上での要約、意見論述、英作文などが出題されています。全て記述式で、試験時間は30分です。

◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
2021年度は「要約問題(100字)、日本語での意見論述問題(200字)」
2022年度は「要約問題(200字)、日本語での意見論述問題(200字)、英作文(100語)」
2023年度から2025年度入試では「要約問題(200字)、日本語での意見論述問題(200字)、英作文(80語)」
という形式でした。

英語の本文を読み取った上で、要約する問題、本文に関する自分の意見を日本語で述べる問題、関連するテーマでの自由英作文など、小論文にも近いと言える特徴的な試験です。課題文を読み取ることに時間を使いすぎると、答案を記述する時間がなくなってしまいます。本文を速読し、要旨を掴んだ上で問題に取り組むことを心がけましょう。要約問題の対策としては、広島大学の英語など、類似の問題が出題される大学の過去問を使うと良いでしょう。答案は学校や塾の先生に添削を依頼し、客観的なアドバイスを受けておきましょう。

◆ 目標得点率:不明
出願する都道府県によって変動が大きい上、合格最低点が公表されておらず、小論文に近い形式の記述問題であるため、合格ラインの判断は難しいです。入試内容を見るに、高得点は狙いにくいと思われます。時間内に手際良くわかりやすい記述ができるよう、練習を重ねておきましょう。

◆ 試験時間:短い
試験時間30分で、本文を読み込み、要約、意見論述、自由英作文に取り組むことになります。試験時間は短いと感じる受験生が多いでしょう。短い時間でわかりやすい答案を作成できるよう、過去問などを用いてしっかりと演習しておきましょう。

◆ 取捨選択:不要
試験時間内に、すべての問題に解答しましょう。試験時間が足りず記述が途中で終わってしまった場合、点がもらえない可能性もあります。試験時間内に答案を最後まで完成させられるよう、時間配分に注意しましょう。

◆ 医学部固有テーマ:少ない
「シンガポールで試験運用されているロボット犬」「ジャガーの人工的再移入による生態系の回復」など、さまざまな題材の長文が出題されています。医療系のテーマに限らず、多様なテーマの長文に触れておきましょう。

他の私立医学部と比較した自治医科大学医学部の特徴

本記事では、自治医科大学医学部の傾向と対策をご紹介しました。

自治医科大学医学部への進学を考えている人の中には、慶應義塾大学医学部、順天堂大学医学部、東京慈恵会医科大学医学部、日本医科大学医学部、昭和医科大学医学部、東京医科大学医学部、東邦大学医学部などと比較検討している方も多いのではないでしょうか?

偏差値が近い私立医学部であるとはいえ、大学によって、教科ごとの配点や出題傾向などは大きく異なります。各大学の出題傾向を参考に、志望校の選定や対策に取り組むことをおすすめします。

以下のページで、各大学の出題傾向や、教科別の配点・分析を詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

▶︎ 慶應義塾大学医学部の入試傾向と対策

▶︎ 順天堂大学医学部の入試傾向と対策

▶︎ 東京慈恵会医科大学医学部の入試傾向と対策

▶︎ 日本医科大学医学部の入試傾向と対策

▶︎ 昭和医科大学医学部の入試傾向と対策

▶︎ 東京医科大学医学部の入試傾向と対策

▶︎ 東邦大学医学部の入試傾向と対策

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