医学部完全特化型 オンライン個別指導塾

ハイレベルな受験生が集まる私立医学部の受験。その中でも「北里大学 医学部に特化した対策」にはどのようにして取り組んでいけばいいのでしょうか?
この記事は、スタディカルテLabの教務チームが、北里大学 医学部の入試問題から読み取れる出題傾向を分析したものです。北里大学 医学部の入試傾向が、他の医学部とどのような違いがあるのかを理解し、現時点の学力から精度の高い対策を進めていくための参考にしてみてください。
北里大学 医学部
種別
私立大学
地域
関東エリア
学費
〜4,000万円
再受験寛容度
普通
男女比率
男6:女4
※ 再受験寛容度:近年の入学者の統計データから、22歳以上の受験生の合格率に基づいて分類しています。
※ 男女比率:近年の入学者の統計データの男女比に基づいて分類しています。
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私立医学部 2027
受験カレンダー

北里大学は、神奈川県にある日本の私立大学です。神奈川県相模原市南区北里1丁目15-1に本部を置き、医学部のキャンパスも同じ場所に位置しています。小田急線相模大野駅(北口)、JR横浜線相模原駅(南口)から北里大学病院方面行バスで約25分、北里大学病院・北里大学下車ですぐの立地です。主に「北里」や「ktz」と略称されています。
「近代日本医学の父」と称される北里柴三郎を学祖として創立された大学です。学費は他の医学部と比較してやや高額ですが、医師免許取得後に相模原市内の指定医療機関での勤務が条件となっている相模原市修学資金があります。また、獣医学部と連携した「農医連携教育プログラム」など、他学部と連携した教育・研究も展開されています。

配点は年度によって変更されている可能性があります。必ず最新の募集要項で確認してください。理科比率:200/500 40.0%
一般選抜最低点(2025年度入試):270/500(一次試験)
再受験寛容度:普通
面接:配点不明/個人面接(面接官3名受験生1名で実施)
小論文:試験時間90分で、ひとつのテーマに対して複数問出題(2024年度)
学費:38,900,000円(2025年度 / 6年間の総額)
北里大学医学部の入試形式は、一般選抜の他に学校推薦型選抜も存在します。上記の表では、最も募集人員の多い一般選抜の配点を記載しています。一般選抜は、第1次試験500点満点と、第2次試験の論文と面接の総合評価で合否が決まります。
第1次試験の数学は国公立大学のような記述問題、英語・理科は私立医学部らしいスピード勝負の問題です。過去問で出題傾向を掴み、時間配分や取捨選択の練習をしておくことを推奨します。
数学 | 英語 | 物理 | 化学 | 生物 | |
|---|---|---|---|---|---|
問題の難易度 | 標問と難問の混合型 | 標問中心 | 標問と難問の混合型 | 標問と難問の混合型 | 標問と難問の混合型 |
目標得点率 | 60〜80% | 60〜80% | 60〜80% | 60〜80% | 60〜80% |
試験時間 | 短い | 短い | 短い | 短い | 短い |
その他 | 大問2〜3で国公立大学のような記述力が要求される。標準〜やや難レベルの問題が出題され、計算力が必要となる問題もあり、差がつく内容 | 速読力・情報処理力が求められる。読解問題、会話文問題、文法問題、語句整序問題など、多様な出題形式。大問別の対策と時間配分が重要 | 試験時間に対して設問数が多い。力学、電磁気、波動、熱力学から幅広く出題。原子からは出題されない。出題テーマに偏りがあるので注意 | 試験時間に対して設問数が多い。正確な知識とグラフの読み取りが重視されている。時間のかかる問題は取捨選択することを考えておくこと | 試験時間に対して設問数が非常に多い。実験考察問題やグラフ・図表の読み取りなどで差がつく。時間内に素早く解答する練習を |
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
医学部固有問題で、試験時間は80分、大問3題構成です。大問1は4〜5問の小問集合で答えだけを解答する形式、大問2と大問3は記述式の問題となっています。
◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
全体を通して難しめの出題が並び、試験時間も厳しい試験です。大問1の小問集合は標準レベルの問題が中心ですが、一見解きやすそうでも計算が大変な問題や、難しめの問題が並びます。
大問2や大問3は、国公立大学の入試のような本格的なテーマが出題されやすく、証明問題も例年よく出題され、実力差が反映されやすい内容です。基本的には3〜5問の小問による誘導が与えられており、各大問の前半は解きやすいことが多いため、まずは解ける問題を素早く確実に解答しましょう。途中で詰まったとしても、後半に解けそうな問題があれば、前の結果を用いて取り組めるかを考えましょう。
◆ 目標得点率:60〜80%
年度によりますが、医学部合格のためには60%程度の得点を目指しましょう。数学が苦手な受験生でも50%をなんとかクリアして、不足分を他教科でカバーしましょう。数学が得意な受験生は70%以上の得点も可能と思われます。目標得点をクリアするために、どの問題を試験時間内に得点しなければならないかを事前に掴んでおきましょう。
◆ 試験時間:短い
大問1の小問集合に約30分、大問2と大問3に約25分ずつの時間配分が目安となりますが、総合的に見て試験時間は厳しいです。典型問題は素早く正確に処理し、難しめの問題にどれだけ時間をかけられるかで差がつくでしょう。
◆ 取捨選択:必要
一部の難しい問題については、大多数の受験生にとって時間内に解くことは困難と思われます。状況によっては取捨選択が必要となるでしょう。解法が思い浮かばない問題や時間がかかりすぎる問題はスキップして、取れる問題で着実に得点を稼ぎましょう。
◆ 頻出分野:関数、場合の数・確率、整数の性質、数列、ベクトル、複素数平面、式と曲線、微積分
大問1の小問集合は、複素数平面、整数、ベクトル、微積分が頻出です。記述式の大問2と大問3は、確率漸化式などの確率と数列の融合問題、不等式が絡んだ微積分や極限の問題が頻出です。過去問で類似の問題に慣れておきましょう。なお、2025年度の募集要項には、「データの分析」および「数学的な表現の工夫」からは出題しないと明記されています。直近では、数3からの出題は40〜60%ほどであり、微積分、複素数平面、式と曲線から多く出題されています。サイクロイドの道のりや面積、不等式評価や中間値の定理による解の存在証明など、類題経験で差がつくテーマも出題されています。
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
読解問題、会話文問題、文法・語彙の選択問題、語句整序問題など、複数の形式で大問6〜7題が出題されます。試験時間は70分で、全問マーク式です。
◆ 問題難易度:標問中心
難易度は標準的で、基礎力と時間があれば解ける問題で構成されています。ただし、問題量がかなり多く、目標得点率をクリアするには高い速読力・情報処理力が必要となる入試内容です。空所補充、内容一致、同意語選択、文法問題、文整序など、さまざまな設問形式で出題されます。特に文法問題は、文法の知識が求められるだけでなく、文構造を正確に読みとらなければならない問題が多いので、少し難易度の高い文法問題の対策をしておく必要があります。
◆ 目標得点率:60〜80%
合格のためには65%が目標得点率の目安となります。英語が得意な受験生は75%以上を目指しましょう。実際に過去問を数年分解いてみて、正答率が低い大問や時間がかかる大問を判断し、そこを集中的に改善していくと良いでしょう。
◆ 試験時間:短い
問題の総数が40〜50個と、試験時間70分に対して英文量も問題量も非常に多い試験です。試験時間はかなり短いと感じる受験生が多いでしょう。長文を速く正確に読む速読力と、各大問のさまざまな出題形式を手際よく処理する力が必要です。
◆ 取捨選択:必要
できる限り、時間内にすべての問題に解答することを目指してください。例年、出題形式は大きく変化していないので、過去問演習を重ね、各大問の時間配分を事前に考えておきましょう。とはいえ、時間内に解き切ることは難しい年度も多いため、取れるところを確実に取ることを意識してください。
◆ 医学部固有テーマ:多い
例年、半分ほどは医学系テーマからの出題です。残り半分は、人文系や科学系など広いジャンルから出題されています。難しめの語彙には語注がありますが、できる限り医学系テーマの長文に慣れておくことを推奨します。
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
物理は大問3題構成です。試験時間は理科2科目で100分であり、1科目あたり50分を目安に解答することになります。全問マーク式で、文章中の空欄に適する答えを選択する形式です。
◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
基本〜標準レベルの問題が中心ですが、公式を適用して簡単に解ける問題は少なく、類題経験で差がつくテーマが散見されます。例年、大問1が小問集合で、大問2と大問3が独立問題となっています。大問2と大問3は段階的に設定が追加されていく形式ですが、前半の問題がわからなくても後半の問題が解ける場合もあるので、粘り強く取り組みましょう。
また、試験時間に対して問題数が多く、中には作図による情報整理が必要な問題や、計算量の多い問題もあり、全体的に時間がかかるでしょう。典型問題の情報処理力・計算力を高めておきましょう。
◆ 目標得点率:60〜80%
合格のためには得点率65%以上を確保したいところです。解きやすい年度や物理が得意な受験生は、75%以上も到達可能でしょう。日々の学習では、標準レベルの問題を速く正確に解くことを意識してください。
◆ 試験時間:短い
1科目あたり約50分で解くには試験時間が短く感じられるでしょう。典型問題を素早く解く力を身につけた上で、過去問演習を通して目標点を意識した時間配分に慣れていきましょう。
◆ 取捨選択:必要
問題の難易度や試験時間に対する問題量を考えると、取捨選択は必要です。無理に完答を目指さないことがポイントです。過去問演習時には、状況に応じて取捨選択するトレーニングを重ね、時間内に確実に取れる問題から解き進めましょう。
◆ 頻出分野:力学、電磁気、熱力学、波動
力学から1題と、電磁気または熱力学のどちらか1題が大問で出題され、小問集合は力学、電磁気、熱力学、波動からバランスよく出題されています。剛体のつりあい、コンデンサー、光波の干渉など、頻出テーマは重点的に対策しておきましょう。なお、2025年度の募集要項には、原子からは出題しないと明記されています。
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
化学は大問5題構成で、全問マーク式です。試験時間は理科2科目で100分であり、1科目あたり50分を目安に解答することになります。
◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
標準レベルの問題が中心ですが、難しい問題も含まれています。試験時間に対して問題数が多いことが特徴です。例年、大問1が小問集合で、大問2〜5がそれぞれ独立した問題となっています。知識があればすぐに解答できる正誤問題が中心ですが、「2つ選べ」という形式や細かな知識を問う問題もあり、知識の正確さが求められます。
基本的には名称や構造式などの選択問題、正誤問題、計算問題が並びますが、実験考察や図表・グラフから読み取る問題も目立ちます。選択式のため、計算問題であっても内容によっては概算で解ける場合もあります。理論や高分子などで計算量の多い問題があり、総合的な計算力・情報処理力が求められる試験内容です。
◆ 目標得点率:60〜80%
合格のためには60%を確保したいところです。得意な受験生は70%以上を狙いましょう。過去問を数年分解いて、正答率が低い大問や時間がかかる大問を確認し、集中的に改善していくとよいでしょう。
◆ 試験時間:短い
直近の年度は大問5題構成です。試験時間約50分に対して小問25問前後と、すべてを解き切るにはかなりのスピードが必要です。理科の中でも化学は特に試験時間が厳しくなりやすいため、時間配分には十分に注意しましょう。
◆ 取捨選択:必要
標準レベルの問題が中心ですが、試験時間が短いため、状況に応じた取捨選択が必要となります。グラフの読み取り問題や計算問題など、時間がかかりそうな問題は後回しにして、解ける問題を確実に得点していく方針が無難です。
◆ 頻出分野:理論、無機、有機
大問5題のうち1題は小問集合ということもあり、全分野からまんべんなく出題されます。残りの大問4題は、うち3題が理論と無機、うち1題が有機と高分子から出題されています。有機の構造決定問題は頻出です。高分子化合物については、例年は小問集合に含まれる程度でしたが、2024年度は大問で出題されました。今後も高分子から出題される可能性は十分にあると考えておきましょう。
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
生物は大問2〜3題構成です。試験時間は理科2科目で100分であり、1科目あたり50分を目安に解答することになります。全問マーク式で、例年40〜60問程度出題されます。
◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
標準レベルの問題が中心ですが、抽象度の高い実験考察問題や細かい知識問題などの難問も目立ちます。また、試験時間に対して問題数が非常に多く、試験時間の点でも厳しい試験です。2024〜2025年度と比較すると2026年度は易化しましたが、それでも差がつく内容といえるでしょう。
出題形式は生物現象に関する正誤問題が中心ですが、細かい知識を問うものや「全て選べ」の形式も多く、正確な知識が求められます。
重ための計算問題、問題文や図表・グラフの読み取りが多い問題、見慣れない実験考察問題も出題されています。特に、図表・グラフの読み取りや実験考察問題は対策次第で差がつくでしょう。
◆ 目標得点率:60〜80%
年度によりますが、医学部合格のためには60%の得点を確保したいところです。得意な受験生は70%以上を狙いましょう。過去問を数年分解いてみて、正答率が低い大問や時間がかかる大問を確認し、集中的に改善していくとよいでしょう。
◆ 試験時間:短い
試験時間内にすべての問題を解答するのは難しいと感じる受験生が多いでしょう。知識問題や典型的な計算問題は素早く処理し、残りの時間で重たい問題に取り組みましょう。
◆ 取捨選択:必要
状況によっては取捨選択すべき問題が出てくる可能性があります。過去問演習の際は時間を測り、計算問題、実験考察問題、グラフ問題などの解きにくい問題を見極め、必要に応じて後回しにすることも考えておきましょう。
◆ 頻出分野:遺伝、体内環境、動物の反応、細胞、生殖・発生、代謝、進化・系統
分子生物学などの医学に関するテーマが多く、遺伝情報、代謝、体内環境、動物の反応からの出題が多い傾向にあります。しかし、過去には植物生理や生態に関する問題が出題されていたこともあるので、まんべんなく学習しておきましょう。
本記事では、北里大学医学部の傾向と対策をご紹介しました。
北里大学医学部への進学を考えている人の中には、岩手医科大学医学部、獨協医科大学医学部、埼玉医科大学医学部、聖マリアンナ医科大学医学部、東京女子医科大学医学部などと比較検討している方も多いのではないでしょうか?
偏差値が近い私立医学部であるとはいえ、大学によって、教科ごとの配点や出題傾向などは大きく異なります。各大学の出題傾向を参考に、志望校の選定や対策に取り組むことをおすすめします。
以下のページで、各大学の出題傾向や、教科別の配点・分析を詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
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