医学部完全特化型 オンライン個別指導塾

ハイレベルな受験生が集まる私立医学部の受験。その中でも「金沢医科大学 医学部に特化した対策」にはどのようにして取り組んでいけばいいのでしょうか?
この記事は、スタディカルテLabの教務チームが、金沢医科大学 医学部の入試問題から読み取れる出題傾向を分析したものです。金沢医科大学 医学部の入試傾向が、他の医学部とどのような違いがあるのかを理解し、現時点の学力から精度の高い対策を進めていくための参考にしてみてください。
金沢医科大学 医学部
種別
私立大学
地域
北陸エリア
学費
〜5,000万円
再受験寛容度
寛容
男女比率
男6:女4
※ 再受験寛容度:近年の入学者の統計データから、22歳以上の受験生の合格率に基づいて分類しています。
※ 男女比率:近年の入学者の統計データの男女比に基づいて分類しています。
▶︎【私立医学部 合格体験記】偏差値55・E判定から大逆転!国公立から私立に切り替えて掴んだ金沢医科大学医学部合格
金沢医科大学は、石川県にある日本の私立大学です。石川県河北郡内灘町大学1丁目1に本部を置き、金沢市のベッドタウンとして人気の白帆台ニュータウンに隣接しています。「金沢医大」や「KMU」と略され、北陸地方の有力私立医大のひとつです。国公立大学である金沢大学とは別の大学ですので、注意してください。
充実した学習環境が特徴で、指導教員制、少人数制によってきめ細かなサポートが受けられます。クリニカル・シミュレーション・センターなど設備面も充実していて、臨床における医療技能スキルの訓練ができます。最新の設備を有する金沢医科大学病院での臨床実習や、金沢医科大学氷見市民病院や能登北部地域医療研究所といった関連医療機関での地域医療の体験機会が充実していることも、特徴のひとつです。

配点は年度によって変更されている可能性があります。必ず最新の募集要項で確認してください。一次試験理科比率:150/350 42.9%
一般選抜一次合格最低点:219/350(2026年度 / 大学HP)62.6%
再受験寛容度:寛容
面接:110点 / 集団討論15〜20分(2026年度 / 大学HP)
小論文:60点 / 試験時間60分で200字×2(2026年度)
学費:約39,500,000円(2026年度 / 6年間の総額)※ 委託徴収金約94万円を含まない
金沢医科大学の入試方式には、一般選抜(前期、後期)、学校推薦型選抜、総合型選抜など複数の形式があります。2026年度には医学部臨時定員として総合型選抜(研究医枠、新潟県地域枠)が新設され、出願の選択肢が広がりました。
一般選抜(前期)の第1次選抜は2日間実施され、試験日自由選択制が採られています。1日のみ / 両日いずれの受験も可能で、両日受験する場合は得点が高い日が採用されます。第1次選抜で数学、英語、理科2科目が課され、配点は英語が100点、数学が100点、理科2科目が150点です。
第2次選抜では小論文とグループ面接(集団討論)が実施され、小論文が60点、面接が110点の配点となっています。小論文は、以前は300字1問の要約形式でしたが、最近は「200字要約+200字意見論述」の構成が定着しています。図表やデータの読み取りが含まれることが多く、論理的な思考力が試されます。テーマは「医療倫理」「高齢化社会」「科学の不確実性」など、医療と社会が交差する分野が頻出です。
英語・数学・理科についてはすべてマーク式で、標準的な難易度の問題を時間内でスピーディーに解答できるかで勝負が決まる内容です。論述対策は不要ですが、計算力や情報処理力が問われるので、過去問を使った分析や入試本番を想定した対策にしっかりと取り組んでおきましょう。
なお、一般選抜の後期試験が特徴的で、第1次選抜で課される科目は英語と数学のみとなっています。数Ⅲと理科が不要なので、再受験生や、文系から理転した受験生も受験しやすい入試内容です。ただし、グループ面接(調査書等の評価を含む)の配点が大きいことには注意しましょう。
▼ 医学部の合格最低点推移(一般選抜(前期)入学者 第1次選抜の合格最低点)
以下は、直近6年間の一般選抜(前期)入学者の合格最低点推移です。第2次選抜の小論文・面接の配点比率が大きいため油断はできませんが、第1次選抜における合格に必要な目標得点率の目安は合計65%以上が目安になるでしょう。
2026年度 | 2025年度 | 2024年度 | 2023年度 | 2022年度 | 2021年度 | 2020年度 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
第1次選抜 | 219/350(62.6%) | 218/350 | 208/350 (59.4%) | 214/350 (61.1%) | 201.5/350 (57.6%) | 204/350 (58.3%) | 213/350 (60.9%) |
数学 | 英語 | 物理 | 化学 | 生物 | |
|---|---|---|---|---|---|
問題の難易度 | 標問中心 | 標問中心 | 標問と難問の混合型 | 標問中心 | 標問と難問の混合型 |
目標得点率 | 60〜80% | 60〜80% | 60〜80% | 60〜80% | 60〜80% |
試験時間 | 短い | 短い | 短い | 短い | 短い |
その他 | センター試験や共通テストのような出題形式。基本〜標準レベルが中心だが、問題量に対して試験時間は短め。マーク式の誘導に慣れておき、頻出テーマは重点的に対策を | すべて読解問題で、試験時間短く、速読力・情報処理力で差がつく。図表の読み取りや、発音・アクセント問題にも注意。過去問を解き、時間配分に慣れておくことが重要 | 出題形式・難易度が年度によって異なる。 | 総合問題の形式で各分野からバランスよく出題。理論の知識問題と計算問題の出題頻度が高い。糖やアミノ酸、タンパク質などの天然高分子もよく出題されている | さまざまな分野からの総合問題が1題、テーマ別の問題が2題出題。後半の問題は、分子生物学に関連するテーマのものが頻出。図や表を読み取る考察問題で差がつく |
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
試験時間は60分で、大問4題構成です。全問マーク式で、センター試験や共通テストのように、与えられた誘導に従って解答していく形式です。
◆ 問題難易度:標問中心
難易度としては、基本〜標準レベルの問題が中心ですが、試験時間に対する問題量・計算量が多く、計算力と情報処理力が重要となる入試内容です。
前の結果を用いて解き進めていく問題が多く、前半の計算ミスは大きな失点や焦りに繋がります。情報を整理し正確に計算できるよう、演習を重ねておきましょう。また、後半に進むにつれて解きにくい問題が出題されやすくなります。前半から時間をかけすぎないように注意してください。問題文から必要なグラフ・図表をかき、誘導の意図を読み取り、マーク形式で解答していくことに慣れておくといいでしょう。金沢医科大学の過去問以外に、共通テストやセンターなどのマーク問題集での問題演習も効果的です。
◆ 目標得点率:60〜80%
70%が目標得点率の目安になるでしょう。数学が得意な受験生は85%以上を目指しましょう。難易度はさほど高くないですが、時間内に手際よく解くトレーニングが重要で、その適性と対策で得点率に差が出やすいです。時間配分を意識して過去問を解くことに取り組んでおきましょう。
◆ 試験時間:短い
問題数が多く、試験時間が短いと感じる受験生は多いでしょう。完答を目指して大問1題あたり15分以内を目安として解き進め、時間がかかりそうな場合は次の大問に移り、残った時間で解けそうな問題に戻ってくる流れで取り組むと良いでしょう。
◆ 取捨選択:必要
時間配分を間違えずに、他の受験生が解ける問題を確実に得点することが重要です。その上で、後半の問題をどれだけ解けるかで差がつきます。残りの試験時間によっては目標点を意識した取捨選択が必要になります。
◆ 頻出分野:場合の数・確率、数列、関数、図形と方程式、ベクトル、微積分
大問1で、場合の数と確率が毎年のように出題されています。公式ですぐに解けるような内容ではなく、数え上げが必要な問題が目立つので、時間配分に注意しましょう。また、大問4では、数3の微積分から接線やグラフを図示して面積や体積を求める問題が目立ちます。他にも、図形と方程式やベクトルなどで、図を描いて情報を整理することで方針を立てる問題や、数列などの規則性を把握する必要のある問題も目立ちます。後期日程ではデータの分析から出題されるなど、今後も幅広い分野からの出題が予想されます。どの分野もひととおり仕上げた上で、上記の頻出テーマは重点的に対策しておきましょう。
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
全問マーク式で、試験時間は60分です。以前は大問4題構成が続いていましたが、2022年度以降は大問3題構成になりました。
◆ 問題難易度:標問中心
すべての大問が読解問題です。問題文も英語で出題されていて、試験時間に対する英文の読解量が非常に多いことが特徴です。文法や構文のレベルはさほど高くありませんが、速読力・情報処理力が要求されています。試験時間を意識して、時間内に長文を読むことを目指しましょう。問題形式としては、内容説明、同意表現、空所補充、内容真偽などが多く出題されています。設問に図表が含まれることも多いので、違いを素早く読み取れるようにトレーニングしておくといいでしょう。また、発音・アクセント問題も出題されやすいので、頻出単語に関しては発音やアクセントの位置を押さえておきましょう。文法の4択問題はあまり出題されていませんが、文中の空所補充などで、文法・語法の知識が必要となる問題も見られます。特に、動詞の語法が決め手となる問題がよく出題されているので、どのように問われるのかを過去問で押さえておきましょう。
◆ 目標得点率:60〜80%
70%が目標得点率の目安です。英語が得意で速読力があれば、それ以上の得点も可能でしょう。試験時間内にすべての問題に自信を持って解答することは非常に難しいと思われます。
◆ 試験時間:短い
問題量に対する試験時間は非常に短いです。問題のレベルはさほど高くないものの、丁寧に読解していると時間が足りなくなります。過去問演習時には、設問内容をふまえて必要な情報を素早く読み取りながら、手際良く解答していくトレーニングを重ねておきましょう。
◆ 取捨選択:必要
後から戻ってくる時間的余裕はありません。時間がかかってしまう問題は一旦マークして、テンポ良く次の問題に移る姿勢が必要です。時間配分を意識しながら、試験時間内にすべての問題にマークしましょう。
◆ 医学部固有テーマ:あり
医学系のテーマだけでなく、科学技術や社会問題などさまざまなテーマの英語長文が出題されています。すべての問題が読解問題なので、日頃からいろいろなテーマの長文に取り組んでおきましょう。
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
2020年度以降、理科の配点・試験時間が変更となりました。
以前は理科2科目200点・試験時間120分でしたが、2020年度以降は理科2科目150点・試験時間90分となり、相対的に理科の重要度が低くなっています。理科1科目に対して45分を目安に解答することになります。
以前は大問数も多くさまざまな分野から出題されていましたが、直近は大問2題構成です。全問マーク式で、小問で設定が追加されながら誘導に乗って解答を進める形式です。
◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
出題傾向・難易度が不規則です。基本〜標準レベルの問題が中心ではあるものの、2025年度は大幅に難化していました。大問1のドップラー効果は私立医学部難関レベルの思考力が求められる問題、大問2も類題経験で差がつくテーマで計算量も多く、出来・不出来は大きく分かれそうです。
他の年度でも、公式や物理現象をきちんと理解していなければ解けない問題、近似計算などの数学的な処理が求められる問題、グラフ選択の問題、図表を読み取る問題などが見られます。
どのような分野においても、まずは教科書標準レベルを仕上げ、難しめの問題については状況に応じて取捨選択することも考えておきましょう。
◆ 目標得点率:60〜80%
目標得点率は年度によって大きく変動します。例えば、2025年度は60%を超えることも大変ですが、2024年度は80%以上も十分に狙えます。取れる問題を確実に解答していきましょう。状況によっては物理の難問に時間を使わずに、化学に時間を充てる作戦もありでしょう。
◆ 試験時間:短い
理科2科目で90分をどう使うかの作戦を立てましょう。ここ数年は出題形式にばらつきがあるので、当日の試験では、理科2科目の問題を最初にさっと確認してから取り組む順番を考えることをおすすめします。
◆ 取捨選択:必要
年度によって難易度の差が激しいですが、大問の後半で難易度が高い問題が出題されやすくなります。試験時間が短いため、戦略的な取捨選択が必要でしょう。
◆ 頻出分野:力学、電磁気、熱力学、波動、原子
大問2題構成ということもあり、年度によって出題分野に偏りがありますが、数年を俯瞰すると全分野から出題されているといえます。例えば、2022年度や2025年度は力学のみの出題でしたが、2026年度の2日目には原子が大問で出題されています。すべての範囲をひととおり対策しておきましょう。
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
2020年度以降、理科の配点・試験時間が変更となりました。以前は理科2科目200点・試験時間120分でしたが、2020年度以降は理科2科目150点・試験時間90分となり、相対的に理科の重要度が低くなっています。理科1科目に対して45分を目安に解答することになります。全問マーク式です。
◆ 問題難易度:標問中心
基本〜標準レベルの問題が中心ですが、一部に難しめの問題も見られます。
前半は小問集合で、理論、有機、無機から出題されています。後半は多くの場合、ひとつのテーマについて複数の小問で出題されます。無機の金属イオンの系統分析や、有機化合物の構造決定などに注意しておきましょう。「当てはまるものをすべて選ぶ」形式の知識問題もあり、正確な知識が求められます。計算問題では重ための計算も出題されています。
どの分野からもバランス良く出題されるため、苦手分野は作らないようにし、頻出の理論計算については速く正確に答えを出せるようにトレーニングしておきましょう。
また、2025年度の有機化学など一部の問題には、途中でのミスが大きな失点に繋がる問題もあり、注意が必要です。
◆ 目標得点率:60〜80%
年度によりますが、医学部合格のためには70%の得点を確保したいところです。化学が得意な受験生は80%以上の得点を取ることも可能でしょう。直近で2026年度は比較的解きやすく、80%以上を狙いたいです。どの年度も、素早く問題を処理できるかで差がつく内容です。
◆ 試験時間:短い
問題数・計算量・知識問題の正誤判断にかかる時間などを総合的に判断すると、約45分の試験時間内にすべての問題を解き切ることは大変です。計算問題や知識問題を素早く処理できるように演習を重ねておきましょう。
◆ 取捨選択:必要
問題構成が予測しにくく、試験時間内に得点を最大化するには、当日の状況判断が重要です。過去問演習に取り組むにあたっては、時間配分を意識し、時間内にすべての問題に解答することを目指してください。難しい問題や時間のかかる問題も含まれているので、状況によっては問題を飛ばすことも想定しておきましょう。
◆ 頻出分野:理論、無機、有機、高分子
どの分野からもバランス良く出題されるため、苦手分野は作らないようにしましょう。理論分野からの出題が多い傾向にあり、有機と無機は理論計算と組み合わせて出題されることが多くあります。また、糖やタンパク質、アミノ酸などの天然高分子の問題が頻出です。丁寧に対策しておきましょう。
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
2020年度以降、理科の配点・試験時間が変更となりました。以前は理科2科目200点・試験時間120分でしたが、2020年度以降は理科2科目150点・試験時間90分となり、相対的に理科の重要度が低くなっています。理科1科目に対して45分を目安に解答することになります。全問マーク式です。
◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
基本〜標準レベルの問題が中心です。全問マーク式で、論述問題は出題されていませんが、差がつく計算問題、細かな知識問題、図や表を読み取る考察問題などが出題されています。また、試験時間に対して問題量が多いため、情報処理力と取捨選択が重要となります。
大問1は、総合問題として複数の分野から出題されています。用語問題には選択肢が与えられていますが、当てはまるものを複数選ぶなど正確な知識が求められる問題が目立ちます。
大問2・大問3では、1つのテーマについて複数の小問に分かれる形で出題されています。遺伝情報や体内環境、動物の反応など、分子生物学に関連するテーマが扱われやすい傾向にあります。
まずは全範囲の教科書レベルの知識を整理し、典型問題が解ける状態を目指しましょう。その上で、過去問を時間内に解き、目標得点率をクリアするにはどのくらいの時間で解くべきなのかを考えてみてください。
◆ 目標得点率:60〜80%
年度によりますが得点率70%を目指したいところです。生物が得意な受験生は80%以上の得点を取ることも可能でしょう。2026年度は比較的解きやすく、80%以上を狙いたいです。素早く問題を処理できるかで差がつく内容です。
◆ 試験時間:短い
問題の難易度と量に対して試験時間は短いです。基本的な知識問題・計算問題を素早く処理した上で、グラフ・図表の読み取りや実験考察問題などの差がつく問題にどれだけ時間を割けるかで差がつくでしょう。
◆ 取捨選択:不要
なるべくすべての問題を解きたいところです。大問3題構成の場合は、1題あたり15分を目安に解くことになります。解ける問題を残さないように、時間内にまんべんなく解答することを目指しましょう。
◆ 頻出分野:遺伝情報、体内環境、動物の反応
大問として出題されるテーマは、遺伝情報、体内環境、動物の反応などが多い傾向にあります。年度によっては大問1が小問集合となる場合もあり、植物生理、生態、進化・系統などを含めた幅広い範囲から出題されています。全範囲をまんべんなく対策した上で、頻出テーマは重点的に取り組んでおきましょう。
本記事では、金沢医科大学医学部の傾向と対策をご紹介しました。
金沢医科大学医学部への進学を考えている人の中には、兵庫医科大学医学部、愛知医科大学医学部、福岡大学医学部、川崎医科大学医学部などと比較検討している方も多いのではないでしょうか?
偏差値が近い私立医学部であるとはいえ、大学によって、教科ごとの配点や出題傾向などは大きく異なります。各大学の出題傾向を参考に、志望校の選定や対策に取り組むことをおすすめします。
以下のページで、各大学の出題傾向や、教科別の配点・分析を詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。
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