医学部完全特化型 オンライン個別指導塾

ハイレベルな受験生が集まる私立医学部の受験。その中でも「国際医療福祉大学 医学部に特化した対策」にはどのようにして取り組んでいけばいいのでしょうか?
この記事は、スタディカルテLabの教務チームが、国際医療福祉大学 医学部の入試問題から読み取れる出題傾向を分析したものです。国際医療福祉大学 医学部の入試傾向が、他の医学部とどのような違いがあるのかを理解し、現時点の学力から精度の高い対策を進めていくための参考にしてみてください。
国際医療福祉大学 医学部
種別
私立大学
地域
関東エリア
学費
〜2,000万円
再受験寛容度
寛容
男女比率
男6:女4
※ 再受験寛容度:近年の入学者の統計データから、22歳以上の受験生の合格率に基づいて分類しています。
※ 男女比率:近年の入学者の統計データの男女比に基づいて分類しています。
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国際医療福祉大学は栃木県や千葉県など関東エリアを中心にキャンパスを構える日本の私立大学で、医学部は2017年4月に新設されました。医学部生は、千葉県成田市公津の杜4丁目3の成田キャンパスで学ぶことになります。京成本線公津の杜駅下車すぐ、徒歩約1分の立地です。「国福」や「国際医療」と呼ばれることがありますが、正式には「IUHW」と略称されます。
全国の医学部の中でも国際性豊かな点が特徴的で、学生7人のうち1人程度が留学生です。英語で実施される授業も多く、1〜2年次の医学科目のほとんどを英語で学び、5〜6年次には海外臨床実習が必修となっています。
また、学費については6年間で1,850万円と、私立医学部の中では非常に低額であり、2017年にスタートした新しい医学部であるにも関わらず人気の高い私立医学部のひとつとなっています。さらに2023年度からは、6年間の学費が0円になる「特待奨学生S」が一般選抜に導入されました。この影響でいっそう、関東圏の学力の高い志望者が増えている印象です。2024年度入学者のデータによると、現役生・1浪生が8割以上、関東出身者が6割以上を占めていました。

配点は年度によって変更されている可能性があります。必ず最新の募集要項で確認してください。理科比率:200/600 33.3%
一般選抜最低点:非公開
再受験寛容度:寛容
面接:段階評価 / 個人面接(面接官3名・受験者1名)
小論文:段階評価 / 試験時間60分で600字以内(2024年度)
学費:18,500,000円(2025年度 / 6年間の総額)
国際医療福祉大学には、一般選抜、共通テスト利用選抜、留学生特別選抜など、複数の入試形式が存在します。本記事では最も募集人員数の多い一般選抜についてご紹介します。
国際医療福祉大学の一般選抜では、一次選考で数学、英語、理科、小論文が課されます。2025年度は数学の入試配点が変更され、数学200点、英語200点、理科200点となっていることに注意しましょう。小論文は二次選考時の合否判定で利用するとされており、例年、60分の試験時間で600文字以内の記述が指示されます。面接は配点不明で、例年、30分程度の個人面接が2回実施されています。
合格最低点は非公開ですが、2022〜2024年度の正規合格者の平均得点率が70%前後で推移していることが目標得点の目安になります。2025年度入試における、一般選抜の正規合格者の平均得点率は、65.3%でした。
問題全体の難易度としては、入試標準〜やや難易度の高い出題が多い傾向にあります。標準問題を速く正確に解き、応用問題にいかにアプローチできるかで差がつく内容です。過去問を使ってしっかりと対策をおこないましょう。
数学 | 英語 | 物理 | 化学 | 生物 | |
|---|---|---|---|---|---|
問題の難易度 | 標問と難問の混合型 | 標問と難問の混合型 | 標問と難問の混合型 | 標問と難問の混合型 | 標問中心 |
目標得点率 | 60〜80% | 60〜80% | 60〜80% | 60〜80% | 60〜80% |
試験時間 | 短い | 短い | 短い | 短い | 短い |
その他 | 数学1A2BC2からの出題が中心、数3の微積分は面積や体積が頻出。計算力と情報処理力を高めておく必要あり。標準レベルを素早く解いた上で、大問の後半がどれだけ解けるかで差がつく | 読解力・文法力・語彙力が総合的に問われる。文法・整序問題を15分以内に解き、読解にどれだけ時間を残せるかが勝負。読解問題は3題あり、英文の深い理解が問われる。速読力が必要 | 大問1は小問集合、大問2以降は原子を除く各分野から1題ずつ出題。問題量が多く、全問題を時間内に解き切ることは難しい。グラフや図表の読み取り、近似式などの計算で差がつく | さまざまな分野の細かい知識、理論計算、見慣れない問題への対応力など、化学の総合力が問われる。どの分野も標準レベルは素早く解けるように。実力差が出やすい内容 | 遺伝関連や体内環境などの医学系テーマの他、進化・系統に関する出題が多い。知識問題が中心で、細かい内容も問われる。実験考察問題の要所を素早く読み取る力が必要 |
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
医学部固有問題です。全問マーク式です。大問4題構成で、小問集合(4問)1題と、独立問題3題の出題です。試験時間は80分です。
◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
コロナウイルス感染症の影響を考慮してか、2020〜2021年度は易化しました。2022年度以降は標準的な難易度の問題が多い傾向にあります。方針が立てやすい問題が多いものの、問題量と計算量が多いことが特徴です。大問1の小問集合は、教科書章末問題レベルの基本的な問題が多いので確実に正解したいですが、出題内容が幅広いことに注意しましょう。大問2以降は、マーク式の誘導に乗りながら解き進める対応力・計算力が必要です。大問の後半には難しめの問題や誘導に乗りにくい問題も出題されています。場合分けなどの論理的思考力や計算力が必要となる問題も多いので、念入りにトレーニングをおこなっておきましょう。
◆ 目標得点率:60〜80%
得点率50%程度までは比較的到達しやすく、それ以上の点数で合否が分かれる内容です。医学部合格のためには70%以上の得点率をクリアしたいところです。試験時間がかなり短いので、スピーディーに解答することを目指しましょう。
◆ 試験時間:短い
問題量・計算量が多く、全問を解答するには時間が足りないと思われる年度が続いています。年度によって難易度が変動するので、臨機応変に対応しましょう。大問1つあたり15分を目安に、標準レベルの問題を素早く正確に解くことを意識しましょう。すべての大問にひととおり取り組んでから、残った時間で差がつく問題に挑戦してください。
◆ 取捨選択:必要
どこまで解答するかの判断に迷いやすい出題内容です。もし特定の問題に時間をかけすぎて時間不足になり、他の受験生が得点する問題で点数が取れなかったとなると、大きなビハインドになります。時間内に目標得点をクリアするために、取捨選択の練習をしておきましょう。
◆ 頻出分野:関数、場合の数・確率、整数の性質、数列、ベクトル、複素数平面、微積分
数1A2BC範囲からの出題が目立ちます。小問集合では、関数、方程式、ベクトル、整数の性質、場合の数と確率、数列、複素数平面、平面上の曲線などから、バランスよく出題されています。数3の問題は、大問で1題は微積分から出題されることを想定しておきましょう。特に、グラフや面積・体積に関する計算の多い問題が目立ちます。
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
医学部固有問題です。例年大問5題構成で、全問マーク式です。大問1が文法語法の4択問題、大問2が整序問題、大問3が長文内での誤り指摘問題、大問4、5が読解総合問題となっています。試験時間は80分です。
◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
英文読解力・文法力・語彙力が総合的に問われる内容です。大問1の文法・語法問題や大問2の整序問題では極端に難しい問題が出題されることは少ないものの、標準的な知識をまんべんなく押さえておく必要があります。大問3の誤り指摘問題に関しては、文法の間違いを指摘する問題だけでなく、文章の流れで相応しくないものを選ぶ問題もあります。差がつくので、出題形式に慣れておきましょう。長文読解2題は、同意表現、空所補充、段落挿入、内容一致など出題形式が多様で、英文の深い理解が問われます。難しい語彙も散見されるため、語彙のレベルは上げておきたいところです。ただし、知らない単語があっても前後の文脈から判断できることも多いため、過去問を使って長文の読み方を掴んでおきましょう。
◆ 目標得点率:60〜80%
医学部合格のためには60〜65%の得点を確保したいところです。英語が得意な受験生であれば70%以上の得点を目指すことも可能でしょう。長文読解の精度と読解スピードを高めておくことはもちろん大切ですし、差がつきやすい段落挿入や誤り指摘問題などの解き方のコツも掴んでおきましょう。
◆ 試験時間:短い
誤り指摘問題を含めて読解問題を3題解く必要があり、試験時間は短いと感じる受験生が多いでしょう。文法問題、整序問題などの問題を15分以内でスピーディーに解答し、残った時間で読解問題にどれだけ時間を残せるかがポイントになります。
◆ 取捨選択:必要
まんべんなく解答したいところですが、試験時間が短いため、残りの試験時間によっては取捨選択が必要になることもあるでしょう。過去問演習を通して試験時間の戦略を立てておくことをおすすめします。
◆ 医学部固有テーマ:有り
例年、長文3題のうち1〜2題が医学系テーマからの出題です。自然科学系の英文テーマも多く出題されているため、医学や自然科学に関する語彙は重点的に覚えておきましょう。
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
医学部固有問題です。近年は大問5題構成で、マークシート形式です。試験時間は理科2科目120分です。物理の解答時間は60分が目安となります。
◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
大問1が小問集合で、大問2〜5が独立問題です。例年、独立問題は力学、電磁気、熱力学、波動から1題ずつの出題です。大問2以降では誘導が与えられることが多く、大問の後半に進むにつれて少しずつ難しくなっていきます。標準〜やや難レベルが中心の出題ですが、試験時間に対して問題量が多いので、すべての問題を時間内に解き切ることは難しいでしょう。図表やグラフが与えられることが多く、グラフの選択問題などの出題も目立ちます。また、近似式が与えられるものや、計算が面倒な問題もあります。数学的な処理にも慣れておきましょう。
◆ 目標得点率:60〜80%
年度によりますが、医学部合格のためには65%以上の得点を確保したいところです。物理が苦手な受験生は、まずは60%のラインを目指しましょう。物理現象を十分に理解した上での情報処理力で差がつくでしょう。
◆ 試験時間:短い
直近では大問5題構成です。問題数が多く、標準〜やや難レベルの問題が中心なので、1科目あたり60分で解くことを考えると試験時間は短いでしょう。まずは標準レベルを早く正確に解答できるようにしましょう。
◆ 取捨選択:必要
難易度の高い問題が含まれているので、取捨選択が重要です。大問1題あたり10分強を目安に解き進め、解答に時間を要するものは後回しにしてください。過去問を用いて、時間配分や取捨選択のトレーニングをおこなっておきましょう。
◆ 頻出分野:力学、電磁気、熱力学、波動、原子
第1問の小問集合では各分野から出題されます。第2〜5問は、力学、電磁気、熱力学、波動から1題ずつ出題される傾向にあります。出題頻度は低いですが、小問で原子から出題される場合もあるので注意しましょう。
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
医学部固有問題です。近年は大問4題構成で、マークシート形式です。試験時間は理科2科目120分です。化学の解答時間は60分が目安となります。
◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
標準〜やや難レベルの問題が中心で、試験時間に対して問題量が多く、実力差が出やすい内容です。大問1が小問集合、大問2〜4が理論、無機、有機からの出題で、各分野からバランス良く出題されています。実験器具などを含めた細かい知識が問われる正誤問題、煩雑な計算やグラフの読み取りなどを含む理論化学の計算、高分子を含む有機化合物の構造決定問題など、差がつく問題が目立ちます。一部、教科書範囲を超えた内容からも出題されていますが、問題文を丁寧に読み込めば対応は可能です。問題数に対して試験時間が短いため、解答スピードと取捨選択が大切です。
◆ 目標得点率:60〜80%
医学部合格のためには65%以上の得点を確保したいところですが、年度によっては難しい大問も含まれています。時間配分を考えながら、解ける問題を速く正確に得点することに注力しましょう。
◆ 試験時間:短い
直近では大問4題構成です。大問1題あたり15分以内を目安に解答することになりますが、各設問ともよく練られた問題が出題されるため、試験時間が足りないと感じる受験生が多いと思われます。計算問題は素早く正確に処理し、選択問題は手際良く答えを絞り込みましょう。
◆ 取捨選択:必要
年度によっては完答が困難な大問もあります。難問に時間をかけすぎて解くべき問題で失点してしまうと、大きなビハインドになります。問題の難易度を見極めつつ、時間内にどこまで解答するかを考えながら解き進めましょう。
◆ 頻出分野:理論、無機、有機
大問1の小問集合では全範囲から8問程度出題され、大問2以降は基本的に、理論、無機、有機から出題されます。バランス良く出題されるため、どの分野も穴は作らないようにしましょう。高分子は大問で出題されない年度もありますが、2022年度にはアミノ酸の配列決定問題が出題されていました。糖やタンパク質などの天然高分子は引き続き注意が必要です。
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
医学部固有問題です。近年は大問4題構成で、マークシート形式です。試験時間は理科2科目120分です。生物の解答時間は60分が目安となります。
◆ 問題難易度:標問中心
基本〜標準問題を中心にさまざまな分野から出題されています。大問ごとに[文1]と[文2]に分かれていて、[文1]では基本知識が問われる選択問題・正誤問題が多く、一部には細かい知識が問われる問題もあるため、知識の網羅性を高めておく必要があります。[文2]は、グラフ・図表を読み取る実験考察問題や計算問題などが中心です。年度によって難易度にばらつきがあり、対策次第で差がつくでしょう。
◆ 目標得点率:60〜80%
医学部合格のためには70%の得点を確保したいところです。生物が得意な受験生はそれ以上も狙えるでしょう。化学や物理に比べると解きやすい知識問題が多いので、知識問題には素早く解答した上で、実験考察問題や計算問題にどれだけ対応できるかで差がつくでしょう。
◆ 試験時間:短い
直近では大問4題構成で、それぞれの大問で[文1]と[文2]に分かれています。[文1]は素早く正確に処理したい問題が多く、[文2]は丁寧に問題を読んだ上で解答する問題が多いです。例年、試験時間60分に対して問題数が40題程度と多いので、時間配分には注意してください。特に、実験考察問題や計算問題に時間がかかってしまうと思われます。時間をかけすぎないように注意しましょう。
◆ 取捨選択:必要
問題数は多いものの知識問題が中心であり、取捨選択はしやすいと思います。まずは解ける問題をひととおり解き進めてください。時間の使い方として、計算問題や実験考察問題などの差がつく問題に取り組む以外に、理科のもう1科目に時間を使うことも検討しましょう。
◆ 頻出分野:遺伝情報、体内環境、動物の反応、生態、進化・系統
問題数が多く、さまざまな分野から出題されています。全範囲をひととおり仕上げておく必要がありますが、中でも遺伝に関する問題や体内環境など、医学系テーマの出題頻度が高く、難しくなりやすい傾向にあります。また、遺伝子頻度やハーディ・ワインベルグの法則など進化・系統に関する問題も目立つので、これらの分野の対策は過去問や問題集で徹底的におこなっておきましょう。
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