医学部完全特化型 オンライン個別指導塾

ハイレベルな受験生が集まる国公立医学部の受験。その中でも「香川大学 医学部に特化した対策」にはどのようにして取り組んでいけばいいのでしょうか?
この記事は、スタディカルテLabの教務チームが、香川大学 医学部の入試問題から読み取れる出題傾向を分析したものです。香川大学 医学部の入試傾向が、他の医学部とどのような違いがあるのかを理解し、現時点の学力から精度の高い対策を進めていくための参考にしてみてください。
香川大学 医学部
種別
国公立大学
地域
四国エリア
学費
〜400万円
再受験寛容度
寛容
男女比率
男6:女4
※ 学費:国公立大学の場合、卒業までの6年間の学費は350万円ほどです。
※ 再受験寛容度:近年の入学者の統計データから、22歳以上の受験生の合格率に基づいて分類しています。
※ 男女比率:近年の入学者の統計データの男女比に基づいて分類しています。
香川大学は、香川県にある日本の国立大学です。香川県高松市幸町1-1に本部を置き、医学部のある三木町医学部キャンパスは香川県木田郡三木町池戸1750-1に位置しています。JR高松駅からバスで45分ほどの立地です。

配点は年度によって変更されている可能性があります。必ず最新の募集要項で確認してください。共通テスト最低点:518.2/700(2025年度 / 大学HP)74%
個別学力試験最低点:407/700(2025年度 / 大学HP)58.1%
総合最低点:999.1/1400(2025年度 / 大学HP)71.4%
教科配点:画像参照(2026年度 / 大学HP)
再受験寛容度:寛容(近年の入学者年齢別分布から判断)
面接:配点100点
小論文負担:なし
共通テストと個別学力試験の配点比率に偏りはなく、両方で高得点を取る必要があります。ただし、共通テストで数学と英語の配点が半分に圧縮されるため、他の国公立医学部と比較すると相対的に、国語と社会の配点が大きくなります。何かしらの理由で共通テストの英語・数学で大きく失点してしまった受験生でも、個別学力試験で挽回できる可能性はあります。
問題の全体の難易度としては、入試標準レベルの出題が多く、高得点を取ることが求められます。共通テスト対策と個別試験対策どちらも必要ですが、特に入試標準レベルを速く正確に解くことが求められる大学です。基本ができていないのに難しい入試問題集に手を出している受験生は要注意。時間をかけて難問を完答する学力よりも、苦手をなくし、時間内にミス無く解き切る力が鍵となります。個別学力試験は高得点争いとなりますので、過去問を使ってしっかりと対策をおこないましょう。
2021年に「後期日程の廃止」と「共通テストの配点減少」という大きな変更点がありました。この変更により、前期試験と推薦入試での定員数が増加しています。また、共通テスト(センター試験)の配点も従来は900点満点(数学200, 英語200, 理科200, 国語200, 社会100)でしたが、数学と英語がそれぞれ100点に圧縮され、700点満点となりました。
また、2023年からは国際バカロレア入試が実施されています。
数学 | 英語 | 物理 | 化学 | 生物 | |
|---|---|---|---|---|---|
問題の難易度 | 標問中心 | 標問中心 | 標問中心 | 標問中心 | 標問中心 |
目標得点率 | 60〜80% | 80%〜 | 60〜80% | 80%〜 | 80%〜 |
試験時間 | 短い | 普通 | 短い | 普通 | 短い |
その他 | 昔から「式と曲線」が高確率で出題されます | テーマ自由英作文が出題されています | 一部描図、論述や導出が必要な問題が出題されることがあります | 高分子の問題に関しては高確率で計算問題が含まれます | 進化・系統が高い確率で出題されています |
◆ 他学部との比較:医学部固有問題(一部分を含む)
4題中1題は他学部共通問題で、残りの3題が医学部固有問題です(2021年度を除く)。試験時間は90分で他学部と変わりません。
◆ 問題難易度:標問中心
医学部固有問題でも標準問題が中心ではありますが、計算力を必要とする問題が多いため、十分な演習量が求められます。発想力よりも、誘導に乗って着実に解く力が要求されています。
◆ 目標得点率:60〜80%
70%が目標得点率の目安です。数学が得意な受験生であれば80%以上の高得点を目指しましょう。
◆ 試験時間:短い
問題内容に対して1題あたり22~23分と非常にタイトです。解けそうな問題からすばやく手を付けなければ、あっという間に時間がなくなることが予想されます。
◆ 取捨選択:必要
大問レベルでの捨て問はほとんどありませんが時間配分を間違えやすいので、各大問の後半部分については「見切る」勇気が必要です。
◆ 頻出分野:関数、数列、微積分
近年は、数列や微積分から必ず出題されています。一方、場合の数・確率やベクトルからはあまり出題されません。数列では、漸化式を絡めた出題が非常に多く、極端に解きにくい問題はほとんどありません。また、式と曲線や図形と方程式などの問題に三角関数を絡めた出題が散見されます。したがって、三角関数に対する十分な理解が求められます。
◆ 数3比率:〜40%
以前は数3が多い年度もありましたが、近年は、数3から1題、数1A2Bから3題という出題です。「微積分」からの出題はもちろんですが、昔から「式と曲線」から出題されることが多いです。
◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間同じ)
全学部共通問題の出題です。「英語長文読解問題」は、英問英答と和問和答の2題が出題され、「テーマ自由英作文」が1題出題される3題構成になります。試験時間は90分で他学部と変わりません。
◆ 問題難易度:標問中心
読解問題はわりと長めの文章が出題されますが、内容は理解しやすく、語彙や構文も標準的です。しっかりと精読して設問に解答しましょう。テーマ自由英作文は分量も多いため、やや難しいでしょう。英問英答や自由英作文の出題もあるため、通常の日本語解答力とは別に、英作力を鍛えておきましょう。
◆ 目標得点率:80%〜
80%が目標得点率の目安です。確かにテーマ自由英作文の難易度は高めですが、読解問題でミスなく解答したいところです。
◆ 試験時間:普通
試験時間としては標準的ですが、英作文の時間配分に気をつけましょう。読解と英作文の時間配分を先に決めておくことをおすすめします。
◆ 取捨選択:不要
上記のようにまんべんなくしっかりと確実に得点を積み重ねていくことが重要です。ただやはり、自由英作文は、上手に切り抜けてください。
◆ 医学部固有テーマ:なし
全学部共通問題のため、医学部固有テーマが出題されることは今後も無い可能性が高いです。
◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間同じ)
全学部共通問題の出題です。大問5題の中から4題を選択して解答します。試験時間は医学部が理科2科目で180分、他学部は1科目で90分になります。
◆ 問題難易度:標問中心
標準問題が中心ですが、一部やや難しい問題が出題されます。大半は記述の問題ですが、一部描図、論述や導出が必要な問題も出題されるので、過去問を使って演習を重ねておきましょう。
◆ 目標得点率:60〜80%
75%が目標得点率の目安です。物理が得意な受験生であれば80%以上の高得点を目指しましょう。
◆ 試験時間:短い
75%以上取ることを考えるとやや時間が短いと感じる受験生が多いと思います。時間配分には気をつけて解きましょう。
◆ 取捨選択:必要
やや難しい問題は後回しにして基礎〜標準レベルの問題を確実に取りたいところです。
◆ 頻出分野:力学、電磁気、熱力学、波動、原子
例年、力学・電磁気・熱力学・波動・原子からそれぞれ1題ずつ出題され、そこから4題を選択する方式です。苦手な分野を選ばなくてもいいのが特徴です。
◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間同じ)
他学部と共通問題です。また他学部では1科目90分に対し、医学部では2科目180分と、試験時間の関係でも実質的な差はありません。
◆ 問題難易度:標問中心
標準的な内容です。たまに応用型の問題も入ってきますが、割合としては少ないです。
◆ 試験時間:普通
化学が得意な受験生ならばむしろ長めに感じるかと思います。が、記述が200字程度の文字設定をされることがあるので、論述問題に不慣れだと、想定した以上に時間がかかってしまうかもしれません。
◆ 目標得点率:80%〜
80%が目標得点の目安です。問題形式、時間的にも難しくはありませんが、ケアレスミスは厳禁になります。
◆ 取捨選択:不要
小問の中には知識的に厳しいものも入っていますが、それが解けなくても、合否には大きく影響しません。標準的な問題演習をやっていればどの問題も十分解ける内容です。
◆ 頻出分野:高分子
どの分野からもまんべんなく出題されていますが、高分子の問題に関しては高確率で計算問題が含まれます。また、放射性同位体など多少物理の知識があった方が解きやすい問題も出題されています。
◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間同じ)
他学部と共通問題です。また、時間的にも他学部は1科目90分に対して2科目180分であり、実質的な違いはありません。
◆ 問題難易度:標問中心
知識的には標準型です。しかし論述問題が多く、それらの対策が不十分な場合は難易度が高く感じるかもしれません。特に筋収縮のメカニズムなど典型的な論点に関してはしっかりと準備が必要です。
◆ 目標得点率:80%〜
80%が目標得点の目安です。年度にもよりますが、それ以下だと他教科で+αの得点が必要な可能性があります。
◆ 取捨選択:不要
目標得点を考えると、いわゆる捨て問はありません。特に論述問題においては完答でなかったとしても必要なキーワードを意識しながら、指定の文字数にまとまるようにしましょう。
◆ 試験時間:短い
問題数的には多くありませんが、記述が多く制限時間的にはシビアです。近年は大問4と5から1問を選択する形式になっています。
◆ 頻出分野:細胞・代謝、反応・行動、生態、進化
進化・系統が必ず出題されています。選択問題の中に入れられる事もありますが、別テーマの問題の中に小問として含まれる事もあり、十分な対策と他分野との関係性を意識した学習が必要になります。
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