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大学別入試傾向分析・受験対策

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札幌医科大学 医学部

【国公立医学部】札幌医科大学医学部の入試傾向と対策を徹底解説—地域枠に特徴あり。単科医科大の中では数学は解きやすいが、理科は実力差が出る内容

ハイレベルな受験生が集まる国公立医学部の受験。その中でも「札幌医科大学 医学部に特化した対策」にはどのようにして取り組んでいけばいいのでしょうか?

この記事は、スタディカルテLabの教務チームが、札幌医科大学 医学部の入試問題から読み取れる出題傾向を分析したものです。札幌医科大学 医学部の入試傾向が、他の医学部とどのような違いがあるのかを理解し、現時点の学力から精度の高い対策を進めていくための参考にしてみてください。

札幌医科大学 医学部

種別

国公立大学

地域

北海道エリア

学費

〜400万円

再受験寛容度

普通

男女比率

男7:女3

※ 学費:国公立大学の場合、卒業までの6年間の学費は350万円ほどです。
※ 再受験寛容度:近年の入学者の統計データから、22歳以上の受験生の合格率に基づいて分類しています。
※ 男女比率:近年の入学者の統計データの男女比に基づいて分類しています。

札幌医科大学医学部医学科の基本情報

札幌医科大学 医学部医学科 キャンパス情報

札幌医科大学は、北海道にある日本の公立大学です。札幌市中央区南1条西17丁目に本部があり、医学部キャンパスも同じ場所にあります。地下鉄東西線「西18丁目」駅6番出口より徒歩約3分の立地です。札幌駅からも近く、北海道の中では立地の良い場所にあります。札幌医大と略称され、北海道で唯一の公立医療系総合大学です。

一般選抜には、「一般枠(定員20人)」と「札医大卒後研修枠(定員55人)」の2つがあります。2026年度入試より、学校推薦型選抜「先進研修連携枠(ATOP-M)」が廃止され、新たに「総合型選抜(道民枠 定員20人)」が導入されます。

「札医大卒後研修枠」および「道民枠」で入学した場合は、臨床研修終了後7年間、札幌医科大学に所属し、札幌医科大学および国内外の関係機関での医学・医療に従事することを確約する必要があります。出願資格等の詳細は、大学HPや募集要項をご確認ください。

(参考:医学部入試枠・卒後必修プログラム|札幌医科大学 )

札幌医科大学 医学部医学科 全体概要

札幌医科大学 医学部医学科(前期)入試配点分析
配点は年度によって変更されている可能性があります。必ず最新の募集要項で確認してください。
  • 共通テスト最低点:不明(2025年度 / 大学HP)

  • 個別学力試験最低点:不明(2025年度 / 大学HP)

  • 総合最低点:1140/1550(2025年度 / 大学HP)73.5%

  • 教科配点:画像参照(2026年度 / 大学HP)

  • 再受験寛容度:普通(近年の入学者年齢別分布から判断)

  • 面接:200点

  • 小論文:なし

共通テスト750点と個別学力試験600点の合計1350点と、面接200点の総合評価で合否が決まる、バランス型の配点です。共通テストと個別学力試験どちらも高得点を取れるよう対策しておきましょう。

2025年度入試からは、共通テストに情報が追加され、面接の配点が100点から200点に変更になりました。

(参考:令和8年度 入学者選抜要項|札幌医科大学 )

札幌医科大学 医学部医学科 個別学力試験 教科別分析

数学

英語

物理

化学

生物

問題の難易度

標問中心

標問と難問の混合型

標問と難問の混合型

標問と難問の混合型

標問と難問の混合型

目標得点率

60〜80%

60〜80%

60〜80%

60〜80%

60〜80%

試験時間

短い

短い

短い

短い

短い

その他

近年易化傾向にあり、基本から標準レベルの出題となっている。確率と微積分が頻出で、半分ほどが数3範囲からの出題。頻出テーマは重点的に対策を。

80分で大問2題だが2題とも長文読解問題メイン。英語での論述や英作文の出題も。時間に対する読解量はは多め。医療系テーマの長文も多く、類似の問題演習を。

力学、電磁気が必出で、あと1題は熱力学・波動・原子のうちいずれか1題が出題。解答過程を記述する問題が多く、中には証明問題も。2023年に難化した。

発展内容も含めた理論重視の出題。深い理解に基づいて素早く計算することが必要。試験時間に余裕はないので、取捨選択や時間配分にも注意。

遺伝子の発現や代謝などの医系テーマを中心に出題。発展レベルの論述問題で差がつく。一部詳細な知識を問う問題や、深い考察力を必要とする出題があるので注意。

札幌医科大学【数学】の傾向と対策

◆ 他学部との比較:医学部固有問題
単科医科大学であるため、医学部受験生のレベルに合わせた問題が出題されます。全問記述式で、大問4題構成です。2016年度入試以降、第1問は小問が3題出題され、それ以外の大問は小問誘導が設けられる形が多く見られます。試験時間は100分です。

◆ 問題難易度:標問中心
2022年と2023年は易化傾向にあり、基本〜標準レベルの解きやすい問題が中心です。他の受験生が得点できる問題での失点は大きく差がついてしまうので注意しましょう。年度によっては、1題ほど難しめの出題があったり、計算量の多い問題もあったりしますが、基本的には誘導に沿って解ける問題を確実に解答していきましょう。図示問題や証明問題も多いので、普段の学習から記述には慣れておきましょう。

◆ 目標得点率:60〜80%
70〜75%がざっくりとした目標得点率の目安です。数学が得意な受験生であれば、全問完答を目指し、85%以上の得点を目指すことも可能です。標準問題を素早く正確に解答することを重視して学習を進めましょう。

◆ 試験時間:短い
大問4題で100分のため、1題あたり25分ほどで解く必要があります。ここ数年は易化傾向ですが、過去には時間内に解答することが大変な問題量・計算量が出題された年度もありました。時間配分を意識した上で、対策をおこなっておきましょう。

◆ 取捨選択:不要
近年は、取り組みやすい問題が多く、大問によっては時間内に完答も目指せます。過去には時間のかかる問題や方針を立てることが難しい問題も出題されているので、大問1問あたり20分を目安に取り組み、それ以上かかりそうな場合は次の大問を解くなど、方針を決めておきましょう。

◆ 頻出分野:関数、場合の数・確率、整数の性質、数列、ベクトル、複素数平面、式と曲線、微積分
確率と微積分が頻出です。他には、式と曲線、ベクトル、複素数平面、軌跡などの図形に関する出題や、整数の性質、数列などからの出題も多く見られます。過去には、図形の性質など、他大学では出題されにくいテーマからの出題もあるので、注意が必要です。

◆ 数3比率:40〜60%
年度によって、4題中1〜3題と幅があります。4題中2題は数3範囲から出題される可能性があると考えて準備すると良いでしょう。最頻出の微積分からは、サイクロイドやカテナリーなどの有名曲線に関する出題や、回転体からの出題が目立ちます。

札幌医科大学【英語】の傾向と対策

◆ 他学部との比較:医学部固有問題
単科医科大学であるため、医学部受験生のレベルに合わせた問題が出題されます。80分で大問2題構成であり、2題とも長文読解問題をメインに、様々な出題形式で出題されています。

◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
第1問では、少し読みにくい英文が題材になることが多いです。空所補充・同意表現や内容説明が中心で、長文読解の中で、語彙問題、省略語句、語句整序、英文和訳、要約など不規則に出題されていますが、総じて長文の内容をしっかりと理解できていたかどうかで勝負が決まる内容です。
第2問では、長文読解だけでなく、自由英作文や会話文補充問題なども出題される傾向にあります。長文内容に基づいて30〜45字での英問英答や、本文内容を50字程度の英文で要約するなどの形式で、語数的には短いものの、総合力が問われる内容となっています。小説から出題されることもあるので、会話文に関する語彙にも注意が必要です。

◆ 目標得点率:60〜80%
70〜75%を目標にしましょう。時間内に解ききれない年度も多いので、取れるところを確実に取ることをまずは目指してください。特に、複数の選択肢を選ぶ問題では、細かい見落としがないように注意しましょう。内容説明、要約、英作文などの減点されやすい記述問題で差がつくので、添削指導を受けられることが理想です。

◆ 試験時間:短い
試験時間に対して読解量・記述量が多いため、試験時間にはあまり余裕はないと感じる受験生が多いと思われます。特に英問英答は過去問でシミュレーションを重ね、十分に慣れておきましょう。

◆ 取捨選択:不要
捨て問はありませんが、基本的には、選択問題を素早く解答し、残りの時間で記述問題を解くようにすると目標点に到達しやすい受験生が多そうです。時間内にまんべんなく解けるように、時間配分と解答順を意識して過去問で時間配分の練習をしておきましょう。

◆ 医学部固有テーマ:多い
例年、2題中1題は医学系テーマの年度が多いです。残り1題は、哲学や宇宙科学など広いジャンルから出題されています。難しめの語彙には語注はついていますが、できる限り医学系テーマの長文にも慣れておきましょう。

札幌医科大学【物理】の傾向と対策

◆ 他学部との比較:医学部固有問題
医学部固有問題で、物理は例年大問3題の構成となっています。試験時間は理科2科目で120分です。実質的な解答時間は60分が目安です。

◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
ここ数年は基本〜標準レベルの問題が中心でしたが、2023年度は難化しているので注意が必要です。例年の傾向としては、解答過程を記述する問題が多く、証明問題も出題されます。小問は全体を理解するための誘導になっているため、1問ずつ丁寧に取り組みましょう。問題の題材や手順は標準的なものが多いですが、後半に難しい問題や計算量が多い問題も見られるため、過去問演習時には状況に応じた取捨選択や、複雑な計算をやり切る訓練をおこなっておきましょう。

◆ 目標得点率:60〜80%
年度にもよりますが、75%が目標得点の目安です。物理が得意な受験生であれば80%以上を取りたいところです。2023年度のような問題セットの場合は、難問は後回しにして、標準レベルの難易度の問題を一通り解き切ることができれば、十分合格ラインに到達すると思われます。

◆ 試験時間:短い
標準レベルの問題が中心ですが、全ての問題を順番に解こうとすると時間が足りなくなる可能性があります。例えば2023年度は、大問2の直流回路の後半、大問3の光波の屈折の最後など、多くの受験生にとって試験時間内に解き切ることは簡単ではないでしょう。時間配分を考えつつ、まずは標準レベルを一通り解き終わることを目指しましょう。

◆ 取捨選択:必要
年度によっては完答を目指せる場合もありますが、解きにくいと感じたときは次の大問に移り、残った時間で解けなかった問題に取り組んでみてください。解くべき問題を見極め、早く正確に解くことを目指しましょう。

◆ 頻出分野:力学、電磁気、熱力学、波動、原子
大問3題構成で、力学が1題、電磁気が1題、残り1題は熱力学・波動・原子のうちいずれか1題が出題されます。どの分野も十分に学習しておきましょう。ここ数年は出題されていませんが、2016年と2019年には原子分野が大問として出題されていたので、対策を怠らないようにしましょう。

札幌医科大学【化学】の傾向と対策

◆ 他学部との比較:医学部固有問題
医学部固有問題で、化学は例年大問3題の構成です。試験時間は理科2科目で120分です。実質的な解答時間は60分が目安です。

◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
例年は基本〜標準レベルの問題が出題されていましたが、2023年度は難化して、標準〜やや難レベルの問題になっています。問題形式としては、計算問題や、字数制限つき論述問題などが出題されています。理論化学が3題中2題出題されることが多く、難易度も発展内容が中心なので、重点的に取り組んでおきましょう。

◆ 目標得点率:60〜80%
年度にもよりますが、合格には70%の得点が目安です。計算問題が多く、試験時間に余裕がないので、得意な受験生でも80%を超えることは大変でしょう。難度の高くなりやすい理論計算について、時間内に合格ラインまで得点できるかを意識して学習を進めましょう。

◆ 試験時間:短い
問題量が多いため、全てを完答するには試験時間が短いでしょう。大問3題構成ですが、各問題の難易度の差が大きく、均等に20分ずつという時間配分にはなりにくいので、時間配分に注意しましょう。

◆ 取捨選択:必要
時間がかかりそうな問題や、題意把握が難しい問題も散見されます。時間配分を意識しつつ、解きにくいと感じたときは次の大問に移り、まずは標準レベルをひととおり解き終わることを目指しましょう。残った時間で解けなかった問題に取り組んでみてください。

◆ 頻出分野:理論、有機
全体的に理論重視です。第1問と第2問では理論化学から出題されることが多いです。第3問は有機から出題され、高分子も含めて中問2題に分けて出題されることが多いです。無機や実験考察も融合問題として出題されています。全範囲をまんべんなく対策してから、理論化学は難しめの問題まで演習しておきましょう。

札幌医科大学【生物】の傾向と対策

◆ 他学部との比較:医学部固有問題
医学部固有問題で、生物は例年大問4題構成となっています。試験時間は理科2科目で120分です。実質的な解答時間は60分が目安です。

◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
テーマ自体は典型的な内容で、標準レベルの問題が中心ですが、一部に教科書範囲を超えた知識問題や、深い考察力が問われる問題が出題されています。また、問題文が長く、図や表などの実験結果からの考察など、時間がかかることが特徴です。計算問題も出題され、論述問題も難易度・分量ともに多く、総合的な難易度は高いです。

◆ 目標得点率:60〜80%
医学部合格のためには70%の得点が目安です。標準レベルの問題はひととおり解いた上で、実験考察問題や論述問題の対策で差がつく内容です。特に論述は時間内に要点を押さえた記述ができるよう、信頼できる学校の先生や塾の講師から添削指導を受けておくことが理想です。

◆ 試験時間:短い
1題あたり15分を目安に解答しますが、試験時間内にすべての問題を解答するのは難しいと感じる受験生が多いでしょう。時間のかかる問題・難しい問題を判断して、必要に応じて後回しにすること、解ける問題を速く正確に処理することが重要です。

◆ 取捨選択:必要
解ける問題をスピーディーに仕上げ、残りで時間のかかる問題に取り組みたいところです。ただし、難易度の高いものや、設定が複雑な問題も出題されるため、他の問題や理科の他科目に時間を使うのも作戦のひとつです。

◆ 頻出分野:遺伝、動物の反応、細胞、生殖・発生、代謝、進化・系統
分子生物学などの医学に関するテーマが多く、遺伝情報、代謝、体内環境、動物の反応からの出題が多い傾向にあります。生態や進化・系統の問題が出題される頻度も高いので、まんべんなく学習をした上で、上記のテーマは特に重点的に仕上げておきましょう。

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