医学部完全特化型 オンライン個別指導塾

ハイレベルな受験生が集まる国公立医学部の受験。その中でも「佐賀大学 医学部に特化した対策」にはどのようにして取り組んでいけばいいのでしょうか?
この記事は、スタディカルテLabの教務チームが、佐賀大学 医学部の入試問題から読み取れる出題傾向を分析したものです。佐賀大学 医学部の入試傾向が、他の医学部とどのような違いがあるのかを理解し、現時点の学力から精度の高い対策を進めていくための参考にしてみてください。
佐賀大学 医学部
種別
国公立大学
地域
九州・沖縄エリア
学費
〜400万円
再受験寛容度
厳しい
男女比率
男5:女5
※ 学費:国公立大学の場合、卒業までの6年間の学費は350万円ほどです。
※ 再受験寛容度:近年の入学者の統計データから、22歳以上の受験生の合格率に基づいて分類しています。
※ 男女比率:近年の入学者の統計データの男女比に基づいて分類しています。
佐賀大学は、佐賀県にある日本の国立大学です。佐賀県佐賀市本庄町1に本部を置き、医学部のある鍋島キャンパスは佐賀県佐賀市鍋島5丁目1−1に位置しています。JR佐賀駅からバスで25分ほどの立地です。

配点は年度によって変更されている可能性があります。必ず最新の募集要項で確認してください。共通テスト最低点:525.9/640(2025年度 / 大学HP)82.2%
個別学力試験最低点:182.4/300(2025年度 / 大学HP)60.8%
総合最低点:729.3/940(2025年度 / 大学HP)77.6%
教科配点:画像参照(2026年度 / 大学HP)
再受験寛容度:厳しい(近年の入学者年齢別分布から判断)
面接:60点(調査書での総合評価あり)
小論文負担:なし
2026年度入試から一般選抜後期日程(4名)が廃止され、一般選抜前期日程の募集人員が50名から51名に変更になりました。また、学校推薦型選抜Ⅱ(佐賀県枠)が18名→22名に増員となっています。佐賀県に定着する人材選抜の方向性が強まっています。
徳島大学医学部や弘前大学医学部と同じく、共通テストの配点比率が非常に高い入試配点です。2023年度からは調査書の100点が削除され、共通テスト640点と個別学力試験240点の合計880点と、面接60点の合計で合否が決まります。2025年度からは共通テストに情報Ⅰ(配点10点)が追加されています。
共通テストで失敗すると個別学力試験で逆転しにくいので、共通テストは入念に対策しておきましょう。
個別学力試験の理科は、物理と化学しか選択できません。生物選択者は受験ができない点に注意しましょう。同じ九州地方では、九州大学医学部も物理と化学が必須選択となっています。2026年度入試から共通テストの理科指定科目が「物理・化学・生物から2科目選択」に変更になりましました。
実用英語技能検定や、TEAPなどで一定以上のスコアを獲得していた場合、共通テスト英語の得点に優遇措置があります。ただし、共通テスト英語の得点率が50%未満の場合は共通テスト英語得点が使用されます。
(例)実用英語技能検定の場合
・CSEスコア 2,250以上 ⇒ 共通テスト英語 90%として換算
・CSEスコア 2,150~2,249 ⇒ 共通テスト英語 80%として換算
・CSEスコア 2,050~2,149 ⇒ 共通テスト英語 70%として換算
※換算点が共通テストの得点より高い場合、換算点を採用。
(参照:2026年度 佐賀大学 入学者選抜要項)
問題全体の難易度としては、入試標準レベルの出題が多い傾向にあります。標準問題を正確に解き、応用問題にいかにアプローチできるかで差がつく内容です。共通テストの対策の学習時間を優先的にとった上で、過去問は早めに確認しておきましょう。
数学 | 英語 | 物理 | 化学 | |
|---|---|---|---|---|
問題の難易度 | 標問中心 | 標問中心 | 標問中心 | 標問中心 |
目標得点率 | 60〜80% | 60〜80% | 80% 〜 | 80% 〜 |
試験時間 | 普通 | 長い | 普通 | 普通 |
その他 | 1A2B中心の標準的なレベルの問題が多いため、高得点勝負に | 英語表現力が重要。英問英答や自由英作文が出題され、記述量は多い | 力学・電磁気からの出題が多め。教科書レベルの問題中心 | 例年理論と有機の大問2題構成。教科書レベルの問題中心 |
◆ 他学部との比較:医学部固有問題(一部分を含む)
大問は4題出題され、4題中3題は他学部共通もしくはほぼ同じ問題で、残りの1題が医学部固有問題です(全問ほぼ同じ問題の年もあります)。試験時間は120分です。
◆ 問題難易度:標問中心
教科書レベル〜標準的なレベルの問題が多く見られます。全問記述式であるため、答案作成の練習も事前におこなっておきましょう。求値問題や証明問題はもちろん、その場で考えさせる問題なども出題されます。医学部固有問題がやや難易度が高いこともありますが、全体としては易化傾向にあります。
◆ 目標得点率:60〜80%
高得点勝負になりそうな問題です。75%が目標得点の目安ですが、数学が得意な生徒であれば80%以上の高得点を目指しましょう。あまり見たことがない問題や計算量が多い問題が含まれている場合もありますが、設問での誘導によって難度は下がっています。
◆ 試験時間:普通
問題量に対する時間で考えると、標準的な試験時間です。ただし、中にはあまり見慣れない問題で思考力が必要になることもあるので、時間配分には十分注意しましょう。
◆ 取捨選択:不要
基本的には解きやすい問題が多いですが、年度によっては計算量が煩雑な問題もあります。他の受験生が解ける問題での失点は命取りになるので、計算ミスには注意しましょう。
◆ 頻出分野:関数、場合の数・確率、ベクトル、微積分
理工学部と共通問題であることが多く、数1A2Bからの出題が比較的多いです。ベクトルや場合の数と確率からの出題、微分してグラフや面積・体積を求める問題、積分計算をする問題が頻出です。多項式の計算問題なども目立ちます。数3の微積分の典型問題が中心です。数列と極限の融合問題や複素数平面からの出題が目立ちます。
◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間同じ)
他学部共通問題で、長文2題・会話文1題・英作文1題を100分で解答します。2020年までは300字程度の要約問題が頻出でした。現在は少し傾向が変化し、近年は100字程度の内容説明、英文・データを踏まえた意見陳述型英作文、空所完成、会話文など記述中心の多様な形式が出題されています。
◆ 問題難易度:標問中心
英文自体には特に難解な語彙や表現は含まれていませんが、出題形式が独特なので過去問研究が重要です。標準的な英語長文の内容を正しく掴んだ上で英語表現がきちんとできるか、を重視した出題内容です。
◆ 目標得点率:60〜80%
75%が目標得点の目安ですが、英語が得意な生徒であれば80%以上の高得点を目指しましょう。標準的な難易度の問題がほとんどですが、英問英答や自由英作文、要約、内容説明などが多く、過去問演習にあたっては添削指導を受けることが望ましいでしょう。
◆ 試験時間:長い
記述量が多いものの、英文量や問題数は多くありません。英語表現に慣れていれば時間内に丁寧に取り組むことが可能です。
◆ 取捨選択:不要
時間に追われる印象はないので、まんべんなく全ての問題に取り組みましょう。試験時間に余裕があるからとはいえ、大問ごとのざっくりとした時間配分は考えておきましょう。
◆ 医学部固有テーマ:なし
全学部共通問題なので、自然科学・人文科学・社会科学のテーマから満遍なく出題されています。日頃から知的興味を持ち、教養や雑学に対して貪欲に接していきましょう。
◆ 他学部との比較:他学部共通問題
医学部は、物理2題・化学2題を合計90分で解答します。物理は、理工学部との共通問題が2題出題されます。
◆ 問題難易度:標問中心
基礎から標準的な問題が中心です。教科書内容をきちんと理解できているかで勝負が決まります。
◆ 目標得点率:80%〜
80%程度が目標得点の目安です。難しい問題もあまり出題されていないため、高得点争いになります。物理が得意な生徒であれば、85%以上の得点も可能です。
◆ 試験時間:普通
理科(物理・化学)として出題され、物理2題・化学2題を90分で解答します。難易度・設問数を考慮すると、1題20分強で解答する時間としては、ちょうどよい試験時間でしょう。
◆ 取捨選択:不要
極端な難問はあまり出題されず、問題集で見たことがあると思われる問題が出るため、大問レベルでの捨て問は無いと考えてよいでしょう。
◆ 頻出分野:力学、電磁気
物理の2題でよく出題されるのは力学と電磁気ですが、必ずこの範囲から出題されるわけではなく、電磁気の代わりに熱力学や原子が出た年もあります。全分野から出題されると考えて準備すべきでしょう。
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
医学部は、物理2題・化学2題を合計90分で解答します。化学は医学部固有問題の出題で、例年は理論と有機の大問2題にほぼ絞られています。
◆ 問題難易度:標問中心
基礎から標準的な問題が中心です。教科書内容をきちんと理解できているかで勝負が決まります。理論化学は計算問題が中心で、実験考察や理由説明などの論述問題も散見されます。
◆ 目標得点率:80%〜
80%程度が目標得点の目安です。難しい問題はあまり出題されていないため、高得点争いになります。化学が得意な生徒であれば、85%以上の得点も可能です。
◆ 試験時間:普通
化学に割くことができる時間は約45分であり、大問2つの問題量・計算量から考えて適切な時間が与えられていると言えるでしょう。
◆ 取捨選択:不要
取捨選択は不要です。全ての問題を解き、高得点を目指しましょう。
◆ 頻出分野:理論、有機
理論は気体や平衡の計算が頻出です。有機は構造決定を中心に出題されていて、高分子化合物もよく出題されています。無機は相対的に出題頻度が低い傾向にあります。
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