医学部完全特化型 オンライン個別指導塾

ハイレベルな受験生が集まる国公立医学部の受験。その中でも「長崎大学 医学部に特化した対策」にはどのようにして取り組んでいけばいいのでしょうか?
この記事は、スタディカルテLabの教務チームが、長崎大学 医学部の入試問題から読み取れる出題傾向を分析したものです。長崎大学 医学部の入試傾向が、他の医学部とどのような違いがあるのかを理解し、現時点の学力から精度の高い対策を進めていくための参考にしてみてください。
長崎大学 医学部
種別
国公立大学
地域
九州・沖縄エリア
学費
〜400万円
再受験寛容度
寛容
男女比率
男6:女4
※ 学費:国公立大学の場合、卒業までの6年間の学費は350万円ほどです。
※ 再受験寛容度:近年の入学者の統計データから、22歳以上の受験生の合格率に基づいて分類しています。
※ 男女比率:近年の入学者の統計データの男女比に基づいて分類しています。
長崎大学は、長崎県にある日本の国立大学です。略称は長大(ちょうだい)で、医学部に関しては九州地方の中で九州大学の次に入学難易度が高いといわれています。長崎県長崎市文教町1-14に本部を置き、医学部のある坂本キャンパスは長崎県長崎市坂本1丁目7-1に位置しています。JR浦上駅から路面電車で15分ほどの立地です。原爆の被ばく医療に関する研究や、離島などでの僻地医療実習が充実しています。

配点は年度によって変更されている可能性があります。必ず最新の募集要項で確認してください。共通テスト最低点:不明/465(2026年度 / 大学HP)
個別学力試験最低点:不明/890(2026年度 / 大学HP)
総合最低点:1048.35/1355(2026年度 / 大学HP) 77.4%
教科配点:画像参照(2027年度 / 大学HP)
再受験寛容度:寛容(近年の入学者年齢別分布から判断)
面接:150点(2026年度〜 ※2025年度までは60点)、調査書:40点
小論文負担:なし
2027年度は一般選抜前期の募集人員が60名に変更されました(2025年度76名、2026年度66名)。その分、学校推薦型選抜Ⅱが35+α名(+αは文部科学省から認可を受ける増員分で、決まり次第発表される)に増員されています。また、第一段階選抜の予告倍率は2026年度から5.5倍となっています。
2026年度より、共通テスト465点+個別学力試験890点(数学250点・英語200点・理科250点・面接150点・調査書40点)の合計1355点満点で判定されます。非常に個別学力試験重視の配点です。2025年度までは面接60点・個別800点(総合1265点)でしたが、2026年度から面接の配点が60点から150点へ大幅増となり、これまで以上に人物評価のウェイトが高まりました。
調査書の点数化は2021年度入試から開始されました。長崎大学医学部医学科のアドミッション・ポリシーで示されている「態度・意欲・倫理性・共感性・協調性・リーダーシップ・社会的関心」の観点から、調査書に得点がつけられます。
問題全体の難易度は入試標準レベルの出題が多く、高得点争いで実力差が反映されやすい傾向にあります。ここ数年は少しずつ難化傾向にあるので、標準問題を正確に解き、応用問題にいかにアプローチできるかで差がつく内容です。過去問を使ってしっかりと対策をおこないましょう。
数学 | 英語 | 物理 | 化学 | 生物 | |
|---|---|---|---|---|---|
問題の難易度 | 標問〜難問の混合型 | 標問中心 | 標問中心 | 標問中心 | 標問中心 |
目標得点率 | 60〜80% | 60〜80% | 80%〜 | 80%〜 | 80%〜 |
試験時間 | 普通 | 普通 | 短い | 短い | 短い |
その他 | 数3比率高めで、微積分や極限、ベクトルが頻出。数3は計算力も必要 | 長文は独自の出題形式。自由英作文が合計で200語と分量多め | 全範囲漏れのない学習が必要。問題数が多いため、時間配分に注意 | 全範囲からまんべんなく出題。無機や高分子も抜け目なく対策を | 全範囲からまんべんなく出題。論述問題多めで中には200字程度も。論述対策必須 |
◆ 他学部との比較:医学部固有問題(一部分を含む)
大問4題120分で、1~2題が医学部固有問題、2~3題は理系他学部(一部)と共通問題です。数1A2BCが共通問題で、数3が医学部固有問題となっている傾向にあります。
◆ 問題難易度:標問〜難問の混合型
例年1題は基本〜標準レベルの小問集合があります。残り3題は標準〜やや難しめのレベルで出題されています。小問による誘導がついていて、医学部固有問題の後半に難しめの問題が含まれやすい傾向があります。図示が必要な問題や証明問題もよく出題されてあり、計算力・論証力が要求されています。特に数3の計算量が多めなので、入念に対策をしておきましょう。
◆ 目標得点率:60〜80%
75%以上を目標得点の目安にしましょう。医学部の合格ラインを超えるには、標準レベルの問題をミスせず完答し、後半の難しめの問題にも取り組めるようにしておく必要があります。
◆ 試験時間:普通
問題レベルと誘導の多さを考えると、ちょうど良い試験時間と考えられます。過去問で時間内に解き切る練習をしておきましょう。
◆ 取捨選択:必要
医学部固有問題の後半で難易度の高い問題が出てくることがあります。そこに時間をかけすぎないようにしましょう。まずは1題あたり25分を目安に完答を目指し、残りの時間で解けそうな問題に注力してください。標準レベルの問題での失点には要注意です。
◆ 頻出分野:関数、数列、ベクトル、複素数平面、微積分
小問集合は、関数を中心に幅広い分野からの出題となっています。大問としてはベクトル、数列、微積分は毎年必ずといっていいほど出題されています。また、場合の数と確率からの出題が近年はありません。数列の極限が高頻度で出題され、複素数平面も頻出です。2025年度は、少し難しめの数列の極限に関する出題がありました。
◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間同じ)
他学部(医・歯・薬・環境科学部)共通問題です。試験時間は100分で、長文3題+語彙問題+自由英作文(年度により1〜2題)の合計5〜6題構成です。
◆ 問題難易度:標問中心
第1問は主に論説文の内容を日本語で説明する問題、第2問はエッセイを英語で解答する問題、第3問は語彙力が必要な空所補充問題、第4問の自由英作文は100語で図表の内容を説明し、100語で意見論述する問題が出題されています。2025年度は「日本と中国の少子高齢化」に関連するグラフ英作文と自由英作文が出題されています。出題形式は同様となる可能性が高いので、出題形式別に対策をしておきましょう。
◆ 目標得点率:60〜80%
75%以上が目標得点の目安です。英語が得意な受験生は85%以上を狙いたいところです。英文量・語彙は標準的ですが、各大問の出題形式が少し独特であることから、過去問対策次第で差がつくでしょう。自由英作文も合計100語×2と分量が多いので、基礎となる英語表現の型を身につけた上で添削指導を受けておくことが理想です。
◆ 試験時間:普通
試験時間が100分であり、目標点を超えるには、時間内に手際良く解答していく必要があります。第1問・第2問の長文読解は十分に慣れておく必要があります。
◆ 取捨選択:不要
過去問演習を通して出題形式に慣れ、ひととおり解けるようにしておく必要があります。医学部受験生であれば高得点を狙いたい内容です。時間配分には注意しましょう。出題形式が変わらないので、過去問演習で大問別の得点戦略をイメージしておきましょう。
◆ 医学部固有テーマ:なし
他学部共通問題ですので、医学部固有のテーマはあまり出題されません。抽象的な内容もほとんどなく、日常的なテーマの文章が多く見られます。
◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間同じ)
他学部と共通の問題です。医学部以外の学部は理科1科目を80分で解答しますが、医学部は理科2科目を160分で解答するので、実質の試験時間も変わりません。大問4題構成で、典型的な設問が多いです。グラフの描画や論述が求められる問題も出題されています。
◆ 問題難易度:標問中心
他学部と共通の問題であるため、基礎〜標準的な問題が中心です。教科書内容をきちんと理解できているかで勝負が決まります。全範囲からバランスよく出題されるので、各分野の物理現象の基礎を理解し、速く正確に計算できるようにしましょう。
◆ 目標得点率:80%〜
80%程度が目標得点の目安です。物理が得意な受験生は、85%以上の得点も可能でしょう。
◆ 試験時間:短い
大問4題構成ですが、1題が2つの中問に分かれており、実質的に中問7〜8題の構成となっています。論述問題やグラフ描画問題などが含まれるため、試験時間が短いと感じる受験生が多いでしょう。
◆ 取捨選択:不要
どの問題も基本〜標準レベルの内容で、答えを求めやすい問題が多く、すべての問題に着手して得点したいところです。大問1題あたり20分以内のペースで解答できるようにしましょう。
◆ 頻出分野:力学、電磁気、熱力学、波動、原子
近年では、第1問が力学、第2問が電磁気、第3問が波動、第4問が熱力学と原子から出題されています。高得点勝負になるので、まんべんなく学習することが求められます。
◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間同じ)
他学部と共通の問題です。医学部以外の学部は理科1科目を80分で解答しますが、医学部は理科2科目を160分で解答するので、実質の試験時間も変わりません。大問5題構成で、空所補充、論述、計算、構造式を書く問題など、さまざまな形式が出題されます。
◆ 問題難易度:標問中心
他学部と共通の問題であるため、基礎〜標準的な問題が中心です。教科書内容をきちんと理解できているかで勝負が決まります。一部、思考を要する少し難易度高めの問題が出題されることもあります。
◆ 目標得点率:80%〜
80%程度が目標得点の目安です。化学が得意な受験生は、85%以上の得点も可能でしょう。文字数は少なめですが論述問題も出題されており、対策が必要です。
◆ 試験時間:短い
大問5題を約80分で解くため、問題量を考えると、やや短めな試験時間といえます。計算問題や論述問題など、一部時間がかかってしまいそうな問題もあります。時間配分には注意しましょう。
◆ 取捨選択:不要
どの問題も標準的な難易度であり、取捨選択の必要はありません。1題あたり15分で解答することを目安にして、時間内に解答できることを目指しましょう。
◆ 頻出分野:理論、無機、有機、高分子
理論分野の出題が多めですが、全範囲から出題されます。高得点勝負になるので、まんべんなく学習しておきましょう。2021年度のみ、コロナ禍による影響への配慮で問題が選択式になったことがありますが、これは例外であり、基本的には全範囲における知識の定着をさまざまな形式で問う問題が出題されています。
◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間同じ)
他学部と共通の問題です。医学部以外の学部は理科1科目を80分で解答しますが、医学部は理科2科目を160分で解答するので、実質の試験時間も変わりません。2021年以降は大問4題構成で、空所補充、論述、計算などさまざまな問題形式で出題されています。
◆ 問題難易度:標問中心
幅広い分野からの標準レベルの問題が中心で、実力差が反映されやすい内容です。教科書内容をきちんと理解した上で、論述問題でどれだけ得点できるかで差がつきます。計算問題は典型的な問題が主ですが、2022年度は系統樹の描図問題なども出題されました。
◆ 目標得点率:80%〜
80%程度が目標得点の目安です。生物が得意な受験生は85%以上の得点も可能でしょう。論述問題は50字前後のものが中心ですが、中には200字程度の問題が出題されることもあります。論述問題や計算問題は手際よく解答できるようにしておきましょう。
◆ 試験時間:短い
時間に対する問題数は適切ですが、計算や論述問題が要所要所にあり、時間に余裕があるとは言えません。大問1題あたり20分以内での解答を意識しましょう。
◆ 取捨選択:不要
標準的な内容が多く、いわゆる捨て問はありません。どのような問題集にもあるような標準的な問題を、効率的に解く練習を重ねておく必要があります。
◆ 頻出分野:遺伝、恒常性、反応・行動、環境応答、生態、進化
遺伝子に関する問題が比較的多めに出題されていますが、頻出というほどの頻度ではありません。特定分野にこだわるよりも、苦手分野を含めて幅広い知識を確認しておく必要があります。医療とは直接的に関係しない環境系からの出題も多いため、まんべんなく対策しておきましょう。
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