医学部完全特化型 オンライン個別指導塾

ハイレベルな受験生が集まる国公立医学部の受験。その中でも「宮崎大学 医学部に特化した対策」にはどのようにして取り組んでいけばいいのでしょうか?
この記事は、スタディカルテLabの教務チームが、宮崎大学 医学部の入試問題から読み取れる出題傾向を分析したものです。宮崎大学 医学部の入試傾向が、他の医学部とどのような違いがあるのかを理解し、現時点の学力から精度の高い対策を進めていくための参考にしてみてください。
宮崎大学 医学部
種別
国公立大学
地域
九州・沖縄エリア
学費
〜400万円
再受験寛容度
普通
男女比率
男5:女5
※ 学費:国公立大学の場合、卒業までの6年間の学費は350万円ほどです。
※ 再受験寛容度:近年の入学者の統計データから、22歳以上の受験生の合格率に基づいて分類しています。
※ 男女比率:近年の入学者の統計データの男女比に基づいて分類しています。
宮崎大学は宮崎県にある日本の国立大学で、略称は宮大です。宮崎県宮崎市学園木花台西1丁目1に本部を置き、医学部のある清武キャンパスは宮崎県宮崎市清武町木原5200に位置しています。JR清武駅から「清武方面宮崎大学・大学病院」のバスで通学できます。EMP(English for Medical Professionals)と称する英語教育や国際交流が充実していて、様々な海外提携先大学の医学部に留学することもできます。他にも、自由度の高い医学研究者育成コースや、医療シミュレーション教育に力を入れている点も特徴的です。

配点は年度によって変更されている可能性があります。必ず最新の募集要項で確認してください。共通テスト最低点:不明/1000(2026年度 / 大学HP)
個別学力試験最低点:不明/600(2026年度 / 大学HP)
総合最低点:1066/1600(2026年度 / 大学HP)66.7%
教科配点:画像参照(2027年度 / 大学HP)
再受験寛容度:普通(近年の入学者年齢別分布から判断)
面接:配点不明
小論文負担:なし
共通テスト1000点と個別学力試験600点の合計1600点と、面接の総合評価で合否が決まる、共通テスト重視の配点です。2025年度からは共通テストに情報Ⅰ(配点100点)が追加されています。 共通テストで失敗すると個別学力試験で逆転しにくいため、共通テストは入念に対策しておきましょう。
宮崎大学医学部では、2022年度(令和4年度)入試から個別学力試験に理科が追加されました。理科は物理・化学・生物から2科目を選択する形です。
問題全体の難易度としては、入試標準レベルの出題が多い傾向にあります。標準問題を正確に解き、応用問題にいかにアプローチできるかで差がつく問題です。過去問を使ってしっかりと対策をおこないましょう。
数学 | 英語 | 物理 | 化学 | 生物 | |
|---|---|---|---|---|---|
問題の難易度 | 標問中心 | 難問中心 | 標問中心 | 標問中心 | 標問中心 |
目標得点率 | 80%〜 | 60〜80% | 60〜80% | 80%〜 | 80%〜 |
試験時間 | 普通 | 短い | 短い | 普通 | 普通 |
その他 | 微積分・ベクトル・確率が超頻出。証明問題や図示する問題などさまざまな形式 | 医学部固有問題。英作文や記述問題が多いため、時間配分に注意 | 小問が多く、計算ミスや時間配分に注意。高得点を目指すことも可能 | 基本から標準レベルの内容が中心。全分野の基本を速く正確に解けるように | 全範囲を網羅した幅広い知識が必要。論述や計算は少なめ |
◆ 他学部との比較:医学部固有問題(一部分を含む)
大問5題のうち、2〜3問程度が他学部共通問題で、残りの問題が医学部固有問題です。基本的には全問記述式の試験です。ほとんどの問題が、小問誘導に従って解答する形式ですが、2021年度に限ってはコロナウイルス感染症拡大による学校進度の遅れを考慮してか、数3の選択問題が出題されました。2019年度のように、小問が全くない大問が出題されることもあります。
◆ 問題難易度:標問中心
医学部固有問題を含んでいますが、比較的標準的なレベルの問題が多いです。数3の微積分は計算量が多くなりやすいので、答えを合わせられるように計算力をつけておくことが重要です。また、図示問題・証明問題も出題されていて、論証力が要求されています。
◆ 目標得点率:80%〜
医学部受験生であれば、80%が目標得点の目安です。数学が得意な受験生であれば、それ以上の高得点も可能です。
◆ 試験時間:普通
試験時間120分に対して大問が5題あるので、1題あたり20分を目安にひととおり解答した上で、残った時間で解けそうな問題に着手したり、計算ミスがないか検算したりするといいでしょう。計算量が多い問題もあるので、時間配分を間違えないように気をつけましょう。
◆ 取捨選択:必要
基本的にはまんべんなくすべての問題に着手し、他の受験生が得点する問題での失点をしないように注意しましょう。行き詰まった場合は部分点を狙い、必要に応じて見切る勇気も必要です。
◆ 頻出分野:関数、場合の数・確率、ベクトル、複素数平面、微積分
数1A2Bが出題されやすく、微積分、ベクトル、確率に関しては高頻度で出題されています。中でも、確率漸化式や空間ベクトルは必ず押さえておきましょう。関数不等式、整式の除法、三角形の外心などのテーマも出題されています。
◆ 数3比率:〜40%
数3の出題比率は相対的に少なめで、例年5題中1~2題ほどです。微積分のグラフや面積計算、積分計算などが中心ですが、複素数平面が出題される年度も目立ちます。優先順位を押さえた上で、対策を進めておきましょう。
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
医学部固有問題です。試験時間は90分で、年度によって変動はありますが、近年は大問3題の構成が多いです。設問はすべて英語で書かれてあり、読解問題の中で英作文が求められることもあります。2019年度では、長文読解をした上で、状況をイラストで図示するという変則的な出題も見られました。
◆ 問題難易度:難問中心
英文自体の語彙・構文は標準的な難易度ですが、記述問題の比率が多いことが特徴です。英文和訳、内容説明、要約に加えて、和文英訳や自由英作文も出題されていて、高度な英語力が求められます。出題形式が変則的で、試験時間も考慮すると時間に余裕はなく、総合難易度は高いです。
◆ 目標得点率:60〜80%
年度にもよりますが、70%程度が目標得点の目安です。出題傾向が安定しないので、時間配分も難しいでしょう。基本的な内容が多い選択問題は確実に得点しましょう。差がつく和文英訳や英文和訳については事前に添削指導を受けておくことが理想です。
◆ 試験時間:短い
長文読解量および記述量を考えると、試験時間は厳しい年度が多いです。とはいえ丁寧に精読しないと、内容説明や英問英答による意見陳述で大きく減点されてしまいます。大問1題あたり30分以内を基準に、自分なりの時間配分を考えておきましょう。
◆ 取捨選択:必要
試験内容・時間から考えて、すべての問題を完璧に仕上げることは難しいでしょう。それぞれの出題形式について対策を進めた上で、配点が高いと予想される記述問題の部分点を積み上げる練習を、過去問を用いておこなっておきましょう。
◆ 医学部固有テーマ:少ない
医学部固有問題ですが、医系テーマはあまり多く出題されていません。長文のテーマはあまり気にしなくても良い出題内容です。
◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間短い)
2022年度より個別学力試験に理科が追加されました。2022年度は大問3題とも他学部と共通の問題でした。他学部は1科目90分、医学部は2科目で120分が与えられるので、試験時間は他学部と比較して相対的に短い設定となっています。
◆ 問題難易度:標問中心
他学部との共通問題であり、基礎〜標準的な問題が中心で、実験に関連した出題が目立ちます。教科書内容をきちんと理解できていること、速く正確に解答できることが求められます。また、大問における小問の数が多く、前の小問の結果を用いる問題もあり、計算ミスは致命傷になるので注意しましょう。
◆ 目標得点率:60〜80%
医学部合格のためには75%以上の得点は確保したいところです。時間との勝負ですが、物理が得意な受験生であれば85%以上も目指せるでしょう。他学部の出題傾向を見ると、今後は論述問題も出題される可能性があるので注意が必要です。
◆ 試験時間:短い
難易度的には平易とはいえ、考えるポイントが多く、一部には過程を記述しなければならない問題もあります。他学部と比べると試験時間が短いので、標準問題を速く正確に解くトレーニングが必要です。
◆ 取捨選択:不要
どの問題も取り組みやすく、捨て問はないと考えられます。高得点争いになるので、全体をまんべんなく解けるよう時間配分に注意して解き進めましょう。過去問を使って決められた時間内で解答する練習に取り組んでおきましょう。
◆ 頻出分野:力学、電磁気、熱力学
2022年度は力学、電磁気、熱力学が出題されました。これまでの他学部での出題を見る限りでは、波動や原子からの出題は少ないと考えられます。近似計算も必要なので、慣れておきましょう。
◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間短い)
2022年度より個別学力試験に理科が追加されました。2022年度は大問4題とも他学部と共通の問題です。他学部は1科目90分、医学部は2科目で120分が与えられるので、試験時間は他学部と比較して相対的に短い設定となっています。理論2題、無機1題、有機1題の問題セットが想定されます。
◆ 問題難易度:標問中心
他の理系学部と共通の問題であり、基本〜標準レベルの内容が中心です。教科書内容をきちんと理解できているかで勝負が決まります。
◆ 目標得点率:80%〜
医学部合格のためには80%程度の得点は確保したいところです。化学が得意な受験生であれば90%以上も目指せるでしょう。
◆ 試験時間:普通
他学部と比較すると試験時間は短めですが、大問4題で60分でも対応できる問題量です。化学が得意な人は早く終わらせて、もうひとつの科目に時間を使うことを目指しましょう。
◆ 取捨選択:不要
基本事項はテンポよく解答し、理論計算にどれだけ時間を残せるかがポイントになります。素早く正確に答えを出せるようにしましょう。
◆ 頻出分野:理論、無機、有機、高分子
全範囲からまんべんなく出題される傾向です。理論分野からの出題は、化学平衡を中心にさまざまな分野から出題されています。無機は、工業的製法や実験考察などの出題が今後も予想されます。高分子は、天然高分子・合成高分子ともに出題されやすいので注意が必要です。
◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間短い)
2022年度より個別学力試験に理科が追加されました。2022年度は大問4題とも他学部と共通の問題です。他学部は1科目90分、医学部は2科目で120分が与えられるので、試験時間は他学部と比較して相対的に短い設定となっています
◆ 問題難易度:標問中心
他学部と共通の問題であるため、基礎〜標準的な問題が中心です。医療に直接的には関係しない典型的なテーマの出題が多く、全範囲を網羅した幅広い知識が求められます。標準的な問題集をやっていれば困難さはあまり感じないで済むと思われます。論述問題や計算問題も軽めの出題が多いです。
◆ 目標得点率:80%〜
医学部合格のためには80%以上の得点は確保したいところです。生物が得意な受験生であれば90%以上の得点も目指せるでしょう。
◆ 試験時間:普通
他学部と比較すると試験時間は短めですが、問題のボリュームと比較すると試験時間が短いと感じることはそれほどないと思われます。記号問題が多く、論述で時間が取られる事も少ないでしょう。
◆ 取捨選択:不要
どの問題も標準的な難易度であり、取捨選択の必要はありません。基本的な実力があれば十分に解答できる内容です。
◆ 頻出分野:細胞・代謝、恒常性、環境応答、生態
2022年度は、医療に直接的には関係しない分野からの出題が多い傾向にありました。今後も幅広い分野で安定して得点できる能力が要求されると思われます。
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