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三重大学 医学部

【国公立医学部】三重大学医学部の入試傾向と対策を徹底解説—数学は数3微積分で差がつく。理科の配点高く、標準問題で高得点争い

ハイレベルな受験生が集まる国公立医学部の受験。その中でも「三重大学 医学部に特化した対策」にはどのようにして取り組んでいけばいいのでしょうか?

この記事は、スタディカルテLabの教務チームが、三重大学 医学部の入試問題から読み取れる出題傾向を分析したものです。三重大学 医学部の入試傾向が、他の医学部とどのような違いがあるのかを理解し、現時点の学力から精度の高い対策を進めていくための参考にしてみてください。

三重大学 医学部

種別

国公立大学

地域

近畿エリア

学費

〜400万円

再受験寛容度

寛容

男女比率

男6:女4

※ 学費:国公立大学の場合、卒業までの6年間の学費は350万円ほどです。
※ 再受験寛容度:近年の入学者の統計データから、22歳以上の受験生の合格率に基づいて分類しています。
※ 男女比率:近年の入学者の統計データの男女比に基づいて分類しています。

三重大学医学部医学科の基本情報

三重大学 医学部医学科 キャンパス情報

三重大学は、三重県にある日本の国立大学で、略称は特になく三重大と呼ばれています。三重県津市栗真町屋町1577に本部を置き、医学部校舎は三重県津市江戸橋2-174に位置しています。近鉄江戸橋駅下車、徒歩15分ほどの立地です。再受験生に寛容な医学部の1つであり、面接負担もさほど大きくない大学です。
グローバル化教育に力を入れており、学年の半分近くが参加するという大規模な海外臨床実習が特徴のひとつです。また、地域医療実習も充実しており、入学後早期から地域の医療施設で実習に参加することができます。

三重大学 医学部医学科 全体概要

三重大学 医学部医学科 入試配点分析
配点は年度によって変更されている可能性があります。必ず最新の募集要項で確認してください。
  • 共通テスト最低点:505.5/650(2025年度 / 大学HP)77.8%

  • 個別学力試験最低点:504/700(2025年度 / 大学HP)72%

  • 総合最低点:1068.33/1350(2025年度 / 大学HP)79.1%

  • 教科配点:画像参照(2026年度 / 大学HP)

  • 再受験寛容度:寛容(近年の入学者年齢別分布から判断)

  • 面接:100点

  • 小論文:なし

共通テスト650点と個別学力試験600点と、面接100点の合計1350点の総合評価で合否が決まる、バランス型の配点です。2025年度からは共通テストに情報Ⅰ(配点50点)が追加されています。共通テストの数学と英語が半分に圧縮されるため、相対的に理科重視の配点になっています。

共通テストのボーダーラインを多少下回っても、個別学力試験の結果次第では逆転が可能です。

問題全体の難易度としては、入試標準レベルの出題が多い傾向にあります。標準問題を正確に解き、応用問題にいかにアプローチできるかで差がつく問題です。過去問を使ってしっかりと対策をおこないましょう。

三重大学 医学部医学科個別学力試験 教科別分析

数学

英語

物理

化学

生物

問題の難易度

標問と難問の混合型

標問中心

標問中心

標問中心

標問中心

目標得点率

60〜80%

80%〜

80%〜

60〜80%

60〜80%

試験時間

長い

普通

短い

短い

短い

その他

数3の難しめの微積分が頻出。時間には余裕があるため、丁寧に解き進めたい

出題形式が多様だが、難易度は標準的。高得点を狙いたい。

全範囲からバランスよく出題され、標問中心。高得点を目指したい。

全範囲からバランスよく出題。理論計算と論述問題の対策が必須。

全範囲からバランスよく出題。論述問題の対策で差がつく。

三重大学【数学】の傾向と対策

◆ 他学部との比較:医学部固有問題(一部分を含む)
大問は3題出題され、試験時間は120分です。第1問が小問集合であることが多く、第2問と第3問は小問の誘導に沿って解答する記述式の問題です。他の理系学部との共通問題が中心ですが、小問の最後や大問が医学部だけの問題になることが多いです。

◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
標準的なレベルの問題が多いですが、思考力や計算力を要する問題も一部含まれています。小問集合は、様々な分野から標準的なレベルを中心に5題ほど出題されています。残りの大問では、数3は医学部固有問題になることが多く、煩雑な計算が課される傾向にあります。合格ラインまで到達するには、少し難しめの問題も解けるようにしておく必要があります。

◆ 目標得点率:60〜80%
年度にもよりますが、75%が目標得点率の目安です。数学が得意な生徒であれば85%以上の高得点を狙うこともできます。一方で、他の受験生が得点できる問題での計算ミスは致命的になるので気をつけましょう。

◆ 試験時間:長い
1題あたり約40分かけられるため、じっくりと取り組むことができます。減点されない記述を意識し、検算や見直しは丁寧におこない、確実に答えを合わせることを日々の学習で意識してください。

◆ 取捨選択:不要
一部、難しめの問題や計算が大変な問題もありますが、解答時間は十分に取れるため、捨て問はありません。少しでも部分点を獲得できるように全ての問題に取り組みましょう。

◆ 頻出分野:関数、場合の数・確率、数列、ベクトル、複素数平面、微積分
第1問の小問集合では様々な分野から出題されている上に、第2問や第3問は融合問題で出題されることが多く、どの分野もバランスよく学習することが求められています。公式・定理の証明なども出題されるので、証明問題はしっかり対策しましょう。

◆ 数3比率:〜40%
2020年度と2023年度は3題中2題が数3から出題されましたが、2021年度と2022年度は3題中1題が数3でした。出題分野は、微積分と複素数平面が中心です。特に数3の微積分は、応用問題まで仕上げておきましょう。

三重大学【英語】の傾向と対策

◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間同じ)
理系学部(工・生物資源)との共通問題で、試験時間は80分です。大問3題の構成で、3題とも長文問題です。問題内に和文英訳や自由英作文が含まれます。

◆ 問題難易度:標問中心
基本的に標準レベルの難易度です。解釈に必要となる文法知識も基本レベルで、自由英作文や和文英訳も分量は少ないので、傾向に沿った対策をしておけば十分対応可能です。英問英答問題も出されるので、しっかりと練習しておきましょう。問題構成は不規則で、英文和訳、語句整序、空所補充、内容説明など多岐にわたります。基礎を固めた上で、様々なタイプの出題形式に慣れておきましょう。

◆ 目標得点率:80%〜
学部共通問題であることを考慮すると、80%が目標得点の目安です。英語が得意であれば85%以上を目指しましょう。

◆ 試験時間:普通
1題あたり20〜25分のペースで解答することを目指しましょう。難易度と解答量を考慮すると、標準的な試験時間と言えます。出題形式が多岐にわたるので、どのような出題形式でも時間内に解けるように、過去問で時間配分を掴んでおきましょう。

◆ 取捨選択:不要
特に取捨選択は必要ありません。すべての問題にきちんと取り組む必要があります。

◆ 医学部固有テーマ:なし
学部共通問題ということもあり、医学系テーマの英文は出題されていません。少し難しめの単語には注釈もついています。幅広い教養や雑学を、意識して身につけるようにしましょう。

三重大学【物理】の傾向と対策

◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間短い)
他学部と共通の問題です。大問5題構成です。試験時間は、他学部では理科1科目に90分が与えられますが、医学部は理科2科目150分で解く必要があり、他学部と比べて試験時間が短めです。

◆ 問題難易度:標問中心
他学部と共通の問題であるため、基礎から標準的な問題が中心です。典型的ですぐに解答できる基本問題から、少し長い計算を要する標準的な問題まで、幅広く出題されています。極端に難しい問題は出題されない傾向にあります。空所補充形式の大問が多く、その他は結果を記す記述問題となっています。論述やグラフ選択などが出題された年もありますが、近年では少なくなっています。

◆ 目標得点率:80%〜
80%程度が目標得点の目安です。解きやすい問題が多いため、物理が得意な生徒であれば、90%以上の得点を狙いましょう。

◆ 試験時間:短い
他学部では90分で解くところを、医学部では1科目あたり約75分で解くことになります。大問5題構成であり、大問1題あたり約15分で解くことを考えると、やや短く感じる生徒が多いでしょう。

◆ 取捨選択:不要
どの問題もよく見かけるものですので、捨て問は無いと考えてよいでしょう。できるだけ全問解答しましょう。速く正確に解答するトレーニングが必要です。

◆ 頻出分野:力学、電磁気、熱力学、波動
どの分野もバランス良く出題されることが特徴です。5題中、1〜2題は力学が出題されており、力学が重視されているようです。その他、熱力学、波動、電磁気が1題ずつ出題される年度が多いです。相対的に出題頻度は少ないものの、2022年には原子も大問で出題されています。

三重大学【化学】の傾向と対策

◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間短い)
他学部と共通の問題です。大問5題構成です。試験時間は、他学部では理科1科目に90分が与えられますが、医学部は理科2科目150分で解く必要があり、他学部と比べて試験時間が短めです。

◆ 問題難易度:標問中心
基本〜標準レベルの問題が多いですが、一部の問題では細かな内容から出題されることもあります。知識を問う補充問題、結果を記す記述問題の他、途中過程を記す計算問題や、文字数がやや多い論述問題が多いことが特徴です。

◆ 目標得点率:60〜80%
75%が目標得点の目安です。問題数が多く、80%以上を目指す場合は理論計算や論述問題の対策で差がつくでしょう。

◆ 試験時間:短い
1題あたり約15分とすると、時間は短く感じるでしょう。速く正確に解答するトレーニングが必要です。時間内に目標点を取ることは簡単ではありません。きちんと対策を立てておく必要があります。

◆ 取捨選択:不要
基本的にはよく見かける典型的な問題が多いので、着手しやすいでしょう。時間との勝負になります。できるだけ全て解答して、得点を取りたいところです。

◆ 頻出分野:理論、無機、有機、高分子
どの分野もバランス良く出題されることが特徴です。大問5題全てにわたって理論が重視されており、無機や有機の中にも理論が織り込まれて出題されます。また、油脂や糖類といった高分子の細かな知識も、できる限り押さえておきましょう。

三重大学【生物】の傾向と対策

◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間短い)
他学部と共通の問題です。大問5題構成です。試験時間は、他学部では理科1科目に90分が与えられますが、医学部は理科2科目150分で解く必要があり、他学部と比べて試験時間が短めです。

◆ 問題難易度:標問中心
基本〜標準レベルの問題が中心ですが、図表の読み取り問題や、字数指定のある論述問題など、少し難易度の高い問題も出題されています。複数の分野が融合された問題が多いですが、教科書内容をきちんと理解できていれば対応可能です。

◆ 目標得点率:60〜80%
75%が目標得点の目安です。生物が得意な生徒であれば80%以上の得点も可能でしょう。計算問題や論述問題が多いので、速く正確に計算し、減点されない論述ができるかで差がつきます。

◆ 試験時間:短い
直近では大問5題構成です。1題あたり約15分とすると試験時間は短く感じるでしょう。時間内に解答する練習を重ねておき、全問をまんべんなく解答できるようにしましょう。

◆ 取捨選択:不要
基本的に捨て問はありませんが、図表の読み取り問題や論述問題で時間をかけすぎないよう注意しましょう。時間配分を間違えて基本的な問題で失点することは厳禁です。

◆ 頻出分野:生態、体内環境、植物の反応、細胞、進化系統、遺伝情報
学部共通問題ということもあって医学系の内容に偏ることはなく、バランス良く出題されています。植物からも大問で出題されることがあります。大問4や大問5では生態や進化・系統などが出題されています。苦手分野は無くしておきましょう。

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