医学部完全特化型 オンライン個別指導塾

ハイレベルな受験生が集まる国公立医学部の受験。その中でも「岐阜大学 医学部に特化した対策」にはどのようにして取り組んでいけばいいのでしょうか?
この記事は、スタディカルテLabの教務チームが、岐阜大学 医学部の入試問題から読み取れる出題傾向を分析したものです。岐阜大学 医学部の入試傾向が、他の医学部とどのような違いがあるのかを理解し、現時点の学力から精度の高い対策を進めていくための参考にしてみてください。
岐阜大学 医学部
種別
国公立大学
地域
中部エリア
学費
〜400万円
再受験寛容度
普通
男女比率
男6:女4
※ 学費:国公立大学の場合、卒業までの6年間の学費は350万円ほどです。
※ 再受験寛容度:近年の入学者の統計データから、22歳以上の受験生の合格率に基づいて分類しています。
※ 男女比率:近年の入学者の統計データの男女比に基づいて分類しています。
岐阜大学は、岐阜県にある日本の国立大学で、主に岐大(ぎだい)と略称されます。岐阜県岐阜市柳戸1-1に本部を置き、医学部のキャンパスも同じ場所に位置しています。JR岐阜駅バスターミナルまたは名鉄岐阜駅前から清流ライナー、岐阜大学・病院線などバスで約30分、岐阜大学病院下車ですぐの立地です。
教育・研究・臨床を3本柱として掲げる岐阜大学医学部は、参加型の医学部教育に力を入れており、① 自学自習での問題解決型「テュトーリアル医学教育」と、② 主治医の一員として臨床実習に取り組む「クリニカル・クラークシップ」の2つを特徴としています。

配点は年度によって変更されている可能性があります。必ず最新の募集要項で確認してください。共通テスト最低点:不明(2025年度 / 大学HP)
個別学力試験最低点:不明(2025年度 / 大学HP)
総合最低点:1589.9/2150(2025年度 / 大学HP)73.9%
教科配点:画像参照(2026年度 / 大学HP)
再受験寛容度:普通(近年の入学者年齢別分布から判断)
面接:配点不明
小論文:なし
共通テスト950点と個別学力試験1200点の合計2150点と、面接の総合評価で合否が決まる、個別学力試験重視の配点です。共通テストのボーダーラインを多少下回っても、個別学力試験の結果次第では逆転が可能です。
近年でいくつかの入試変更点が公表されています。2023年から医学部医学科で、一般選抜後期日程試験が廃止されました。その結果、2023年度入試の入学定員は、前期日程55名・学校推薦型選抜Ⅱ55名の合計110名となりました。(2026年度入試も同様)
2024年度入試からは、2段階選抜が導入され、志願者数が募集人員の約3倍を超えた場合に共通テストの得点で第1段階選抜が実施されます。 2025年度からは共通テストに情報Ⅰ(配点50点)が追加されています。
問題の全体の難易度としては、入試標準レベルの出題が多い傾向にあります。標準問題を正確に解き、応用問題にいかにアプローチできるかで差がつく問題です。過去問を使ってしっかりと対策をおこないましょう。
数学 | 英語 | 物理 | 化学 | 生物 | |
|---|---|---|---|---|---|
問題の難易度 | 標問中心 | 標問中心 | 標問と難問の混合型 | 標問と難問の混合型 | 標問と難問の混合型 |
目標得点率 | 80%〜 | 60〜80% | 60〜80% | 60〜80% | 60〜80% |
試験時間 | 普通 | 短い | 短い | 短い | 短い |
その他 | 数1A2Bからの出題が比較的多い。試験時間にも余裕があるため、高得点を目指したい | 超長文ともいわれる非常に長い英語長文が出題される。内容は標準的だが、とにかくスピード勝負の試験 | 力学と電磁気がほぼ毎年出題。理由や類推内容を説明する形式の論述問題が出題される | 理論、有機、高分子の出題がメイン。論述問題が多く、試験時間に注意。過去問を使った練習必須 | 遺伝や、動物の反応、植物の反応からの出題が多い。論述問題がかなり多いため、試験時間に注意 |
◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間同じ)
試験時間は120分の全問記述式で、大問は5題出題されます。例年、第1問〜第3問は文系学部との共通問題、第4問〜第5問は理系学部との共通問題となっています。医学部固有問題はありません。
◆ 問題難易度:標問中心
教科書レベル〜標準レベルの問題が中心の出題です。第1問〜第3問は文系学部との共通問題で数学1A2Bの範囲から出題されています。第4問〜第5問は理系学部との共通問題で数3範囲から出題されています。誘導に乗りながら解答していく形式で、後半に少し難しめの内容が含まれることもありますが、医学部受験生であれば基本的には完答を狙いましょう。求値問題だけでなく証明問題も多いため、過去問を使って本番レベルの問題に慣れておき、採点者に伝わりやすい解答作成を練習しておきましょう。
◆ 目標得点率:80%〜
高得点勝負が予想される試験内容です。問題難易度と試験時間を考え、得点率80%以上を目標にすべきでしょう。また、前半の誘導部分での計算ミスが、後半の得点にも影響することも多くあります。他の受験生が解ける問題での失点は命取りになるので、計算ミスにはよく注意してください。
◆ 試験時間:普通
数学が得意な受験生の場合、試験時間はやや長く感じると思われます。ただ、少し複雑な計算なども含まれるので、総合的には標準的な試験時間といえるでしょう。大問1題あたり20分以内を目安に解答して、余った時間で入念に見直しをおこないましょう。
◆ 取捨選択:不要
全体を見渡し、ひとつずつ着実に取り組めば、問題なく得点できると思われます。したがって、数学が得意な受験生であっても大きく点差をつけることは難しい内容であるとも言えます。
◆ 頻出分野:関数、場合の数・確率、ベクトル、微積分、数列
全体としては数列、ベクトル、場合の数・確率、微積分、極限が頻出分野です。5題中の前半3題は文系学部と共通問題なので、誘導が与えられた数1A2Bからの出題が多いのが特徴です。指数関数、対数関数、三角関数などが絡んだ計算力も必要となる問題が多い点にも注意しましょう。
◆ 数3比率:〜40%
5題中の後半2題は数3から出題されることが多いです。微分法の方程式や不等式の応用、積分法の面積・体積を中心に、数列の極限、複素数平面の図形的考察など、様々な分野から出題されています。まずは、上記分野を中心に典型問題が一通り解ける状態を目指しましょう。
◆ 他学部との比較:医学部固有問題(一部分を含む)
2022年度までは、90分で大問2題の構成でした。大問1は他学部と共通問題、大問2の前半も他学部と共通問題で、大問2の後半に、医学部医学科と応用生物科学部共同獣医学科のみ、追加の読解問題が課されます。つまり、他学部と比較すると、医学部医学科と応用生物科学部共同獣医学科は、同じ試験時間で問題数が増えるということになります。2023年度は医学部医学科と応用生物科学部共同獣医学科の固有問題が別の大問になり、大問3題構成になりましたが、実質の出題傾向やボリュームは大きく変わっていません。
◆ 問題難易度:標問中心
語彙や文法の難易度や、テーマの抽象度は高くはないものの、「量が多い」という点が最大のポイントであり注意点です。標準レベルの英語長文を強弱をつけてどれだけ素早く読めるかで差がつきます。大問1に文法・語彙の穴埋め問題、語句整序問題といった出題があるので、重点的に対策しておきましょう。他にも、文脈に合わせた空所補充問題、選択式での内容説明問題、会話文の穴埋め問題など、様々な形式で英語力が試されます。一方で、全て記号または一語で答える形式であり記述力は問われません。他の国公立医学部の傾向とは異なり、自由英作文、和文英訳、要約といった学習の優先順位は低めです。
◆ 目標得点率:60〜80%
70%が目標得点の目安です。長文読解の手際の良さが点数に反映されやすい試験内容です。英文を読むスピードで差が出てしまう問題であるため、長文読解が遅い受験生は不利な勝負になってしまうでしょう。
◆ 試験時間:短い
英文量に対する90分の試験時間は、かなり短いでしょう。長文レベルは標準的ですが、全ての英文を丁寧に読む余裕はありません。要点を押さえて設問に解答することを意識し、スピードを意識した多読の訓練が必須です。
◆ 取捨選択:必要
捨て問はなるべく無くしたいですが、時間内に読みきれない受験生も多そうです。さらに、問題構成も変わりやすく、時間配分や取捨選択を間違えやすいので注意しましょう。上記内容を意識して、過去問で本番を想定して解いておくと、本番で適切な状況判断をしやすくなるので、練習しておきましょう。
◆ 医学部固有テーマ:多い
応用生物科学部共同獣医学科と共通の問題では、医学的テーマの英文の出題が多い傾向にあります。過去問演習で医学部テーマの長文に触れておきましょう。
◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間短い)
他の理系学部との共通問題です。他学部は4題を1科目120分で解くので、1題あたり約30分で解答するところ、医学部は大問4題のうち指定された3題を2科目120分の試験時間で解くことになるので、1題あたり約20分で解答することになります。他学部と比較すると試験時間は相対的に短い設定となっています。
◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
標準レベルの問題が中心ですが、状況把握が難しい問題や、思考力が必要な応用レベルの問題も含まれています。医学部受験生は全問記述式で、空所補充問題や文字式で解答する問題の他に、計算過程の記述、公式の導出、理由説明の論述問題、グラフの描図問題なども出題されています。教科書内容をきちんと理解した上で、時間内に素早く解答することが要求されます。
◆ 目標得点率:60〜80%
年度にもよりますが、70%の得点が目標得点の目安です。物理が得意な生徒であれば80%以上の得点も可能です。物理現象をきちんと理解した上で、計算力を身につけ、標準レベルの問題を素早く処理できると合格ラインに到達しやすくなります。
◆ 試験時間:短い
医学部は1題あたり20分を目安に解くことになります。目標得点をクリアするためには、計算が煩雑な問題や、思考力を要する問題にも解答しなければならないことを考えると、試験時間は短いでしょう。
◆ 取捨選択:不要
合格のためには全ての問題に取り組む必要があります。中には粘り強く考えて解答するべき問題もあります。時間配分に注意しながら、まずは標準レベルの問題を一通り解いた上で、応用問題にもできる限り解答しましょう。
◆ 頻出分野:力学、電磁気、熱力学、波動
力学と電磁気はほぼ毎年出題され、残りの1題は波動か熱力学が出題されます。原子は、他学部の問題を含め、あまり出題されていません。
◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間短い)
他学部と共通の問題です。他学部は5題を1科目120分で解答するところ、医学部は大問5題のうち指定された4題を、2科目120分の試験時間で解きます。実質約60分で4題を解答するため、他学部と比較すると試験時間は相対的に短いです。
◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
基本〜応用レベルまで幅広く出題されています。特に、理論化学の計算については難易度の高い問題も目立ちます。空所補充や計算問題を中心に、論述問題は字数制限付きの説明や、語句の定義などが求められる問題、正確な知識が求められる正誤問題など、様々な形式の出題が見られ、きちんと実力差が反映される入試内容です。
◆ 目標得点率:60〜80%
医学部合格のためには70%程度の得点は確保したいところです。化学が得意な受験生であれば80%以上の得点を取ることができるでしょう。理論問題をいかに素早く処理できるかで差がつく年度が多いです。
◆ 試験時間:短い
医学部は大問4題構成で、1科目あたり約60分で解答することになります。問題数が多く、計算が煩雑な問題も多いため、全問完答するには試験時間が短く感じられるでしょう。
◆ 取捨選択:不要
明らかな難問はほとんど無いものの、問題量に対する試験時間が厳しい点に注意が必要です。時間内で全ての問題に解答できることを目指して、計算力・情報処理力を高めておく必要があります。どうしても時間がかかりそうな問題は一旦後回しにすることも考えておきましょう。
◆ 頻出分野:理論、有機、高分子
医学部問題の4題中、2題が理論、1題が有機(脂肪族・芳香族)、1題が高分子という出題が続いています。無機化学は、酸化還元や酸と塩基などの理論化学との融合問題で出題される傾向にあります。
◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間短い)
他学部と共通の問題です。他学部は5題を1科目120分で解答するところ、医学部は大問5題のうち指定された3題を、2科目120分の試験時間で解きます。実質約60分で3題を解答するため、他学部と比較すると試験時間は相対的に短いです。
◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
標準レベルの問題が中心ですが、論述問題がかなり多く、30〜100字程度の字数制限のある論述問題が例年6題前後出題されます。用語が問われる問題、計算問題、実験考察問題など、幅広い形式で出題されるため、過去問を使った演習が必要不可欠です。また、計算問題では煩雑な処理も求められるため、計算練習を重ねておきましょう。
◆ 目標得点率:60〜80%
年度にもよりますが、70%がざっくりとした目標得点率の目安です。生物が得意な受験生は80%を目指しましょう。限られた試験時間で、分量の多い論述問題をどれだけ攻略できるかで差がつきそうです。
◆ 試験時間:短い
医学部は大問3題構成で、1科目あたり約60分で解答します。計算問題や論述問題が多く、実験考察問題など時間がかかる問題も多いため、試験時間は短いと感じる受験生が多いでしょう。
◆ 取捨選択:不要
論述問題や計算問題など時間がかかる問題もありますが、全問まんべんなく解答したいところです。計算問題をスピーディーに解き、実験考察問題に時間を使えるよう心がけましょう。
◆ 頻出分野:動物の反応、植物の反応、遺伝
遺伝や、動物の反応、植物の反応からの出題が多い傾向にあります。他学部の問題では、生態に関する出題もされているので、注意しておきましょう。複数の分野にまたがる問題も出題されるため、まんべんなく学習しておきましょう。
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