医学部完全特化型 オンライン個別指導塾

ハイレベルな受験生が集まる国公立医学部の受験。その中でも「福島県立医科大学 医学部に特化した対策」にはどのようにして取り組んでいけばいいのでしょうか?
この記事は、スタディカルテLabの教務チームが、福島県立医科大学 医学部の入試問題から読み取れる出題傾向を分析したものです。福島県立医科大学 医学部の入試傾向が、他の医学部とどのような違いがあるのかを理解し、現時点の学力から精度の高い対策を進めていくための参考にしてみてください。
福島県立医科大学 医学部
種別
国公立大学
地域
東北エリア
学費
〜400万円
再受験寛容度
普通
男女比率
男6:女4
※ 学費:国公立大学の場合、卒業までの6年間の学費は350万円ほどです。
※ 再受験寛容度:近年の入学者の統計データから、22歳以上の受験生の合格率に基づいて分類しています。
※ 男女比率:近年の入学者の統計データの男女比に基づいて分類しています。
福島県立医科大学は、福島県にある日本の公立大学です。福島医大と略称され、福島県福島市光が丘1番地に本部を置き、医学部の光が丘キャンパスも同じ場所に位置しています。JR福島駅下車、バス乗車後35分ですぐの立地です。「6年一貫らせん型カリキュラム」という独自の教育課程が特徴的で、習熟度に合わせた学習が可能となっています。
(参考:カリキュラムの特徴|福島県立医科大学 )

配点は年度によって変更されている可能性があります。必ず最新の募集要項で確認してください。共通テスト最低点:不明(2025年度 / 大学HP)
個別学力試験最低点:不明(2025年度 / 大学HP)
総合最低点:875.4/1360(2025年度 / 大学HP)64.4%
教科配点:画像参照(2026年度 / 大学HP)
再受験寛容度:普通(近年の入学者年齢別分布から判断)
面接:配点60点
小論文:なし
共通テスト700点と個別学力試験600点の合計1300点と、面接60点の総合評価で合否が決まる、バランス型の配点です。2025年度からは共通テストに情報Ⅰ(配点50点)が追加されています。 共通テストと個別学力試験の配点に大きな偏りはないため、両方ともきちんと目標点を獲得することを目指しましょう。共通テストでは、社会の点数が圧縮されます。
問題の難易度については、数学は難問中心の出題で、本格的な数学力が試されます。
英語は問題形式が特殊で、論述問題の対策次第では差がついてしまうこともあるので、過去問での演習をおこなっておきましょう。
理科については、対策次第では高得点を取ることも可能なので、理科でリードしたい受験生におすすめです。
数学 | 英語 | 物理 | 化学 | 生物 | |
|---|---|---|---|---|---|
問題の難易度 | 難問中心 | 難問中心 | 標問と難問の混合型 | 標問と難問の混合型 | 標問と難問の混合型 |
目標得点率 | 60〜80% | 〜60% | 60〜80% | 60〜80% | 60〜80% |
試験時間 | 短い | 短い | 普通 | 普通 | 短い |
その他 | 第1問は小問集合が多く、後半は数3の微積分や空間図形など本格的な問題が目立つ。頻出テーマは難しめの問題演習を。完答は難しい問題が多く、合格ラインを意識した取捨選択必要。 | 読解3題が出題。大問3で100字程度の自由英作文問題も出題される。読解の内容説明問題の難易度が高く、過去問での演習必須。試験時間内に解き切る時間戦略が必要。 | 力学と電磁気が必出で、残りの1題は熱力学・原子・波動からの出題。説明の論述が求められる問題が多く、思考力が問われる出題も。状況によっては取捨選択が必要。 | 基礎知識を入れる空所補充、計算問題、論述問題が多く出題。化学式、反応式、図を用いた論述の練習が必要。様々な分野からバランスよく出題され、よく作り込まれた問題が多い。 | 考察力や論述力が必要となる問題が多い。体内環境、生態、進化・系統からの出題が多く、他には生態や進化・系統からの出題も。上記の分野を中心に、まんべんなく学習を。 |
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
大問は4題出題され、医学部のために作成された入試問題です。(2021年度に新設された保健科学部とは違う問題です。)試験時間は120分です。
◆ 問題難易度:難問中心
問題のテーマとしては一般的な内容ですが、標準〜やや難しいレベルの問題が中心です。全体的に計算量の多い問題や場合分けが必要となる問題が多く、本格的な数学力が試される単科医科大らしい難易度です。
全問記述式で、第1問は独立した小問集合の場合が多く、4〜6問程度の小問が出題されます。2022年度に限っては第1問は小問集合ではなく、場合の数と記進法に関する独立問題でした。
残りの第2問〜第4問は多くの場合、小問が2〜5問程度ついており、誘導に従って解き進める形式です。後半の小問では難易度の高い問題が出題されることも多く、相当な学力がないと完答は難しい内容です。時間配分に注意しましょう。
◆ 目標得点率:60〜80%
医学部合格のためには60〜65%の得点を確保したいところです。得意な生徒であっても80%を超えることは難しい年度が多いです。本格的な問題が中心ですが、出題傾向には特徴があるので、頻出テーマに特化した対策が効果的でしょう。
◆ 試験時間:短い
どの問題も比較的長い答案を書く必要があるため、試験時間は短く感じられそうです。大問1題あたり約30分の解答時間を目安にして、どこまで丁寧に解答するかを考えながら過去問研究をおこない、計算力・論証力を高めておきましょう。
◆ 取捨選択:必要
大問レベルでの捨て問はなく、どの大問もある程度は解く必要があります。ただし、最後の小問は難しい場合があるので、この問題については見切る勇気も必要でしょう。
◆ 頻出分野:微積分、ベクトル、空間図形、場合の数・確率
数3の微積分が頻出で、面積・体積、最大最小問題、グラフの作図、不等式証明などの本格的な問題が目立ちます。また、例年、四面体や球などを題材にした空間図形やベクトルの問題が出題されていることも特徴です。数列や確率も、他分野との融合問題で出題される場合があります。また、第1問は小問集合形式が多く、その場合は1A2Bの分野を中心に幅広く出題されています。2023年度はデータの分析からも出題されています。
◆ 数3比率:40〜60%
数3の出題割合は、大問4題中1〜2題の年度が多く、約半分が数3から出題されるつもりで考えておきましょう。微積分を中心に重ための内容が多いので、特に上記の頻出テーマについては高い難易度での問題も解けるようになっておくことが理想です。
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
医学部のために作成された問題で、2021年度に新設された保健科学部とは違う問題です。試験時間は100分で、2018年以降は大問で読解問題3題の問題構成ですが、大問3については長文読解の中に自由英作文問題も含む形で出題されています。なお、2017年度以前は和文英訳問題が出題されていました。
◆ 問題難易度:難問中心
英文自体の構文把握は複雑ではないものの、文章量が多く、語彙レベルも高いです。また、記述問題を中心に出題され、設問の抽象度が高い傾向にあります。特に内容説明問題は、本文を正確に解釈できたとしても、指定された字数で本文全体を要約し記述する必要があり、難しく感じるでしょう。自由英作文も、本文の内容に則した自分の意見を100字程度でまとめるという問題が多く、試験時間内で解答するのはかなり大変です。
◆ 目標得点率:〜60%
難易度が高いため、60%程度を目標点の目安にしてください。基礎となる長文読解の学力を高めた上で、内容説明問題などの記述のトレーニングや、自由英作文の対策をきちんとしておけば、それ以上の得点率も期待できます。対策にあたっては、可能であれば信頼できる学校の先生や塾の講師に添削してもらいましょう。
◆ 試験時間:短い
英文量が多い上に、解答の記述にも時間を必要とする問題が多いため、100分という試験時間では全ての問題に自信を持って解答することは難しいと言えます。
◆ 取捨選択:必要
時間が不足しやすいので、時間配分や解答順を考えて過去問を解きましょう。第3問は40分以内、第1問と第2問はそれぞれ30分以内を目安に解答することを目指し、実際に解いた上で、毎回の過去問について何分で解くべきだったかを振り返って考えてみてください。大問ごとに60%以上の得点率をクリアすることを意識して、時間がかかる問題や自信を持って解答できない問題には、必要以上に時間を割かないようにしましょう。
◆ 医学部固有テーマ:少ない
3題中1題は医療現場や人体に関する内容の出題がされています。専門的な語彙が多いわけではないですが、できる限り医系の語彙も押さえておきましょう。医系テーマの他にも、音楽や倫理など、多彩なジャンルからの出題がされています。
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
医学部のために作成された問題で、2021年度に新設された保健科学部とは違う問題です。物理は大問3題を解答します。試験時間は理科2科目で120分であり、1科目あたり60分を目安に解答することになります。
◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
2023年度は少し解きやすくなった印象ですが、基本的には、標準〜やや難レベルの出題が中心です。3題中2題は入試標準レベルの問題ですが、残り1題は思考力を必要とする問題が出題されやすく、例えば、2021年度の気体の状態変化に関する考察や、2023年度の電磁場中の荷電粒子の運動の問題などは、不慣れな受験生が多そうです。こういった問題について、試験時間内でどこまで解くのかを事前に考えておく必要があります。また、描図問題や論述問題も出題されているので、出題形式に慣れておきましょう。
◆ 目標得点率:60〜80%
医学部合格のためには70%程度の得点を確保したいところです。物理が苦手な方は60%を、得意な方は80%以上を目指すと良いでしょう。まずは標準レベルの問題を素早く正確に解くことが必須条件です。また、前の結果を利用する問題もあるので、計算ミスには注意しましょう。
◆ 試験時間:普通
1題あたり20分を目安に解答することになりますが、問題量や難易度を考慮すると余裕はありません。年度によっては難問が出題されているので、時間を割きすぎて標準レベルの問題を解き残すことのないように注意しましょう。
◆ 取捨選択:必要
解答の流れとしては多くの場合、難問を見極めて一旦後回しとし、標準問題をできる限り素早く解いて時間を作った上で、後回しにした問題の部分点を狙うことになるでしょう。状況によっては、理科の他科目に時間を割いた方が良いかもしれません。
◆ 頻出分野:力学、電磁気、熱力学、波動
大問3題のうち、力学が1題、電磁気が1題出題されます。残りの1題は熱力学または波動から出題される場合が多いですが、原子からも出題されています。対策が手薄になりやすいテーマも大問で出題されることがあり、例えば、2017年度や2019年度の原子からの出題や、2018年度の交流回路、2020年度の投げ上げ運動などは、受験生によって差がつく内容でした。できる限り穴は作らないようにしましょう。
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
医学部のために作成された問題で、2021年度に新設された保健科学部とは違う問題です。大問は年度によって異なり、3〜4題出題されます。試験時間は理科2科目で120分であり、1科目あたり60分を目安に解答することになります。
◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
全体的に標準レベルの問題が中心ですが、一部に見慣れない問題が出題されることもあり、問われている内容を読み解いた上で既習事項と結びつけて解答する力が求められます。基礎知識を問う空所補充も出題されますが、差がつくのは計算問題・論述問題です。特に論述問題は、字数が多いものや字数制限のないものも多く見られます。化学式、反応式、図を用いた論述などが課されることもあるため、過去問演習時には学校や塾の先生に添削してもらうと良いでしょう。
◆ 目標得点率:60〜80%
医学部合格のためには75%以上の得点を確保したいところです。得意な生徒であれば85%以上の得点も可能でしょう。化学は他科目に比べると解きやすいため、できる限り高得点を狙いましょう。
◆ 試験時間:普通
大問3〜4題構成で、1科目あたり約60分の時間配分となることから、大問1題あたり15〜20分を目安に解き進めましょう。論述問題に時間を要することが多いため、知識問題や計算問題は素早く処理してください。論述問題についても手際よく解答できるよう、入念に対策を重ねておきましょう。
◆ 取捨選択:必要
最初に問題全体を確認して、解きやすい問題から解き始めるのも作戦のひとつです。無機や高分子などの知識問題も散見されるので、きちんと対策を立てていれば手際よく解答できるでしょう。見慣れない問題には時間を割きすぎないように注意しましょう。
◆ 頻出分野:理論、無機、有機、高分子
物質の性質に関する問題、理論に関する問題、有機の構造決定問題という出題が多く見られます。無機や高分子の分野からの出題も、他大学に比べると多い傾向にあります。実験考察も頻出なので、どの分野もバランスよく対策をおこなっておきましょう。
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
医学部のために作成された問題で、2021年度に新設された保健科学部とは違う問題です。生物は大問3題が出題されています。試験時間は、理科2科目で120分であり、1科目あたり60分を目安に解答することになります。
◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
問題で扱われるテーマは教科書レベルが中心ですが、教科書範囲ではない知識が必要となる問題も散見されます。最大の特徴は、問題文や図表から必要な情報を丁寧に読みとらなければならない論述問題です。限られた試験時間内で、かなりの量の論述を求められます。対策は入念にしておきましょう。計算問題や実験考察も多く、総合的な難易度は高めです。
◆ 目標得点率:60〜80%
年度によりますが、70%がざっくりとした目標得点率の目安です。生物が得意な受験生は80%以上の得点も可能でしょう。計算問題は典型問題を素早く解けるように練習し、論述問題は信頼できる学校の先生や塾の講師から添削を受けておくことを推奨します。
◆ 試験時間:短い
見慣れない実験考察が出題され、問題文から状況を読み解くのに時間がかかってしまうと思われます。論述問題も多いので、試験時間は短いと感じる受験生が多いでしょう。
◆ 取捨選択:必要
問題量・記述量が多く、時間配分が崩れやすいので、大問1題あたり20分を目安に解答し、時間がかかりそうな問題は後に回すようにしましょう。
◆ 頻出分野:遺伝情報、体内環境、生殖・発生、生態、進化・系統
体内環境や代謝のような人体に関するテーマや、分子生物学に関する遺伝情報が頻出です。また、最後の大問では、例年、生態や進化・系統の分野から出題されていることも大きな特徴です。分野の穴を作らないように学習をした上で、上記の頻出分野は重点的に学習をしておきましょう。
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