医学部完全特化型 オンライン個別指導塾

ハイレベルな受験生が集まる国公立医学部の受験。その中でも「愛媛大学 医学部に特化した対策」にはどのようにして取り組んでいけばいいのでしょうか?
この記事は、スタディカルテLabの教務チームが、愛媛大学 医学部の入試問題から読み取れる出題傾向を分析したものです。愛媛大学 医学部の入試傾向が、他の医学部とどのような違いがあるのかを理解し、現時点の学力から精度の高い対策を進めていくための参考にしてみてください。
愛媛大学 医学部
種別
国公立大学
地域
四国エリア
学費
〜400万円
再受験寛容度
厳しい
男女比率
男6:女4
※ 学費:国公立大学の場合、卒業までの6年間の学費は350万円ほどです。
※ 再受験寛容度:近年の入学者の統計データから、22歳以上の受験生の合格率に基づいて分類しています。
※ 男女比率:近年の入学者の統計データの男女比に基づいて分類しています。
愛媛大学は、愛媛県にある日本の国立大学です。愛媛県松山市文京町3に本部である城北キャンパスを置き、医学部のある重信医学部キャンパスは愛媛県東温市志津川に位置しています。JR松山駅からバスや電車で35分ほどの立地です。

配点は年度によって変更されている可能性があります。必ず最新の募集要項で確認してください。共通テスト最低点:381.8/500(2025年度 / 大学HP)76.4%
個別学力試験最低点:503.28/700(2025年度 / 大学HP)71.9%
総合最低点:925.67/1200(2025年度 / 大学HP)77.1%
教科配点:画像参照(2026年度 / 大学HP)
再受験寛容度:厳しい(近年の入学者年齢別分布から判断)
面接:配点100点
小論文:あり。総合問題として出題。
共通テスト500点と個別学力試験600点と、面接100点の合計1200点の総合評価で合否が決まる、やや個別学力試験重視型の配点です。2025年度からは共通テストに情報Ⅰ(配点50点)が追加されています。
個別学力試験の総合問題は、英語力と国語力で勝負が決まる内容です。総合問題の過去問はまだ数年分しかないので、他の問題集や過去問を使って、英作文や小論文の対策をおこなっておきましょう。また、個別学力試験で生物を使うことはできないことに注意しましょう。
個別学力試験は、基本的に入試標準レベルの出題が多く、高得点を取ることが求められます。共通テスト対策と個別学力対策どちらも必要ですが、特に入試標準レベルを速く正確に解くことが求められる大学です。基本ができていないのに難しい入試問題集に手を出している受験生は要注意。愛媛大学医学部については、時間をかけて難問を完答する学力よりも、苦手をなくし、時間内にミス無く解き切る力が鍵となります。
個別学力試験の理科の時間配分には注意が必要です。他学部は物理4題を100分、化学5題を100分で解くのに対して、医学部は物理で大問2題、化学で5題を合計100分で解く必要があります。他学部と比較して、かなり時間が厳しくなるので、必ず過去問を利用して時間配分を掴んでおきましょう。
2021年に「後期日程の廃止」と「前期日程の個別学力検査における「外国語」が「総合問題」に」という2つの大きな変更がありました。この変更により、前期試験の定員数が増加し、総合型選抜(II)が実施されるようになりました。2023年からは、調査書のみの点数化がなくなり、面接に含めての総合評価となりました。
数学 | 英語(総合問題) | 物理 | 化学 | |
|---|---|---|---|---|
問題の難易度 | 標問中心 | 難問中心 | 標問中心 | 標問中心 |
目標得点率 | 60〜80% | 60〜80% | 80%〜 | 60〜80% |
試験時間 | 普通 | 短い | 短い | 短い |
その他 | 基礎的なレベルの小問集合が多く出題されます | 英語と小論文の複合問題のような形式です | 力学から出題されることが非常に多いです | 有機は高分子から出題されることが非常に多いです |
◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間同じ)
※2020年までは医学部固有問題あり(一部分を含む)
近年の入試では、第1問から第6問のうち、医学部は第4問~第6問の3題を解答する形式です。理学部・工学部もまったく同じ問題になります。試験時間は120分で理学部・工学部と変わりません。2020年度以前は大問5題を選択する形式でした。
◆ 問題難易度:標問中心
標準的なレベルの問題が多いです。2021年度からは医学部固有問題がなくなりました。2022〜2023年度は、第4問が答えのみを記述する小問集合、第5問が証明問題を含む小問集合となっています。
◆ 目標得点率:60〜80%
70%が目標得点の目安です。数学が得意な受験生であれば80%以上の高得点が期待できます。
◆ 試験時間:普通
120分で大問を3つ解く計算になりますが、第6問は実質大問2つ分のボリュームがある問題なので、「120分で大問4題を解く」という認識のほうが良いでしょう。
◆ 取捨選択:不要
どの大問も、とりわけ難しい問題というのはありません。時間もそれほどタイトではないので、取捨選択を迫られる場面はそれほどないでしょう。
◆ 頻出分野:場合の数・確率, 整数の性質, 数列, ベクトル, 複素数平面, 微積分
小問集合が多く、幅広い分野から出題されています。苦手な範囲があれば、重点的に対策しておきましょう。なお、ここ数年では、「式と曲線」からはほとんど出題されていません。
◆ 数3比率:40%〜60%
例年、全体の半分程度は数3からの問題となっています。複素数平面、極限、微積分からよく出題されますが、それほど難しい問題は出題されないので、標準的な問題の演習を繰り返すことが重要です。
◆ 他学部との比較:医学部固有問題(一部分を含む)
2020年度までは「英語」として出題されていた科目が、2021年度以降は「総合問題」として出題される形式になりました。総合問題は、英語と小論文の複合問題のようなものとイメージすると良いでしょう。長い英文を読んだ上で、英文に関する問題に答え、さらに自分の意見を英語で述べる形式なので、英作文力も鍛えておきましょう。
◆ 問題難易度:難問中心
語句の注釈はあるものの医学部固有の語彙やテーマが多い傾向にあります。「総合問題」という体裁がとられているため、現代文のような読解力が求められます。
◆ 目標得点率:60〜80%
形式が総合問題になってからは、試験時間と問題分量・難易度を考慮すると80%以上は厳しいでしょうが、目安として70%が得点できることを目指しましょう。
◆ 試験時間:短い
試験時間は120分です。医学部の専門テーマに加え、現代文的読解力と小論文的意見陳述が必要で、しかも英語で解答する必要があるため、試験時間は短く感じる生徒が多いでしょう。
◆ 取捨選択:必要
試験本番中の状況によっては「意見陳述問題」を後回しにして、確実に取れるところから解くという判断も必要でしょう。過去問演習を通して、英文を早く正確に読む練習をしっかりおこないましょう。
◆ 医学部固有テーマ:多い
注釈はあるものの、医学部固有テーマが出題されています。本番で慌てないためにも日頃から医学部固有テーマを含む長文を読む訓練をおこなった方が良いでしょう。日常生活から、医療に関するニュースや問題に触れておくことをおすすめします。
◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間短め)
全学部共通問題の大問4題中から、医学部は指定された2題を解答する形式です。医学部は化学5題と物理2題を100分で解答する必要があるので、より効率的に解く必要があります。
◆ 問題難易度:標問中心
他学部と共通問題であるため、基礎から標準レベルの問題が中心です。大半は記述で解答する問題になります。
◆ 目標得点率:80%〜
75%程度が目標得点の目安です。物理が得意な生徒であれば、80%以上の高得点を目指しましょう。
◆ 試験時間:短い
試験時間は化学と合わせて100分です。化学は他学部と同じ問題5題を解答する形式ではありますが、医学部は同じ時間内で化学5題と物理2題を解く必要があるので、スピーディーに解答する必要があります。
◆ 取捨選択:必要
標準的な問題が多いので、基本的に時間制限が無ければ問題は解ける状態が理想です。しかし、試験時間に対して問題量が多いので、化学と物理の問題全体を確認して、解けない問題は早めに見切りをつける勇気が必要な場合もあるかと思います。
◆ 頻出分野:力学
医学部が選択する問題は、力学と電磁気が指定される年が多く、2021年度は力学と熱力学の範囲からの出題でした。例年の出題に大きな変化はないため、過去問を利用して演習をおこなっておきましょう。
◆ 他学部との比較:他学部共通問題(試験時間短い)
他学部との共通問題です。問題の選択もありません。ですが、医学部は化学5題と物理2題を100分で解答する必要があるのでより効率的に解く必要があります。
◆ 問題難易度:標問中心
全体的な難易度は基礎から標準レベルですが、知識的に厳しい所を突いてくる問題も含まれます。空所補充、計算、記述、構造決定など様々な問題形式が出題されます。
◆ 試験時間:短い
医学部は2科目で100分の制限時間があり、試験時間は短いです。物理と化学の時間配分には注意しましょう。
◆ 目標得点率:60〜80%
75%が目標得点の目安です。一部細かい知識も出題されていますが、標準的な問題を確実に正解していれば十分超えられるラインです。
◆ 取捨選択:必要
標準的な内容が多いので、いわゆる捨て問はありません。しかし、試験時間はかなり短いので、時間配分を意識しながら標準的な問題をいかに効率良く解いていけるかで勝負が決まります。
◆ 頻出分野:高分子
例年、大問6題中、理論が2〜3題、無機が1題、有機が1〜2題、高分子が1題〜2題の構成です。理論と無機は各分野偏りなく出題されていますが、有機は高分子からの出題率が非常に高いです。
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