医学部完全特化型 オンライン個別指導塾

ハイレベルな受験生が集まる国公立医学部の受験。その中でも「旭川医科大学 医学部に特化した対策」にはどのようにして取り組んでいけばいいのでしょうか?
この記事は、スタディカルテLabの教務チームが、旭川医科大学 医学部の入試問題から読み取れる出題傾向を分析したものです。旭川医科大学 医学部の入試傾向が、他の医学部とどのような違いがあるのかを理解し、現時点の学力から精度の高い対策を進めていくための参考にしてみてください。
旭川医科大学 医学部
種別
国公立大学
地域
北海道エリア
学費
〜400万円
再受験寛容度
厳しい
男女比率
男6:女4
※ 学費:国公立大学の場合、卒業までの6年間の学費は350万円ほどです。
※ 再受験寛容度:近年の入学者の統計データから、22歳以上の受験生の合格率に基づいて分類しています。
※ 男女比率:近年の入学者の統計データの男女比に基づいて分類しています。
旭川医科大学は、北海道にある日本の国立大学です。北海道旭川市緑が丘東2条1丁目1-1に本部を置き、医学部のキャンパスも同じ場所に位置しています。JR旭川駅から旭川電気軌道バスで医大病院前・緑が丘3条4丁目下車ですぐの立地です。旭医またはAMUと略称されています。豊かな人間力の形成を大切にしており、少人数グループ学習を積極的に取り入れていることが特徴で、1年次から模擬患者との医療面接やコミュニケーション学習などがカリキュラムに設定されています。
(参考:医学部 医学科の特色 | 旭川医科大学 )

配点は年度によって変更されている可能性があります。必ず最新の募集要項で確認してください。共通テスト最低点:405.1/570(2025年度 / 大学HP)71.1%
個別学力試験最低点:158/350(2025年度 / 大学HP)45.1%
総合最低点:621.8/920(2025年度 / 大学HP)67.6%
教科配点:画像参照(2026年度 / 大学HP)
再受験寛容度:厳しい(近年の入学者年齢別分布から判断)
面接:50点(個人面接)
小論文:なし
共通テスト570点と個別学力試験300点と、面接50点の総合評価で合否が決まる、共通テスト重視の配点です。2025年度からは共通テストに情報Ⅰ(配点20点)が追加されています。 個別学力試験に理科がないことが大きな特徴です。その代わり、共通テストの理科の配点が他の科目と比べて2倍になっています。
旭川医科大学の個別学力試験は、数学は難しめの問題が中心で計算量も多く、英語は長文読解が全て内容説明問題で、英文量・記述量が多いことが特徴です。全体的に単科医科大学らしい難易度で、配点比率が大きくはないので、共通テストで失敗すると個別学力試験で逆転しにくいことが予想されます。共通テスト対策には入念に取り組みましょう。
数学 | 英語 | |
|---|---|---|
問題の難易度 | 難問中心 | 標問と難問の混合型 |
目標得点率 | 〜60% | 60〜80% |
試験時間 | 短い | 短い |
その他 | 単科医科大学らしい難しめの重たい出題が目立つ。計算力と論証力が重要。数3比率が高く、出題範囲には偏りがあるので、過去問研究は必須。数3微積分、数列、極限、ベクトル、場合の数・確率などを重点的に。 | 長文読解問題が2題、自由英作文問題が1題。長文は全て記述式で内容説明問題のみ。英語と日本語での答案作成能力が必要。自由英作文は、テーマ型、手紙、物語文などさまざまなスタイルで出題。特化した対策をしてから、過去問演習で時間配分の練習を。 |
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
すべて医学部固有問題です。試験時間は120分で、大問4題構成です。大問1題あたり約30分が解答時間の目安になります。
◆ 問題難易度:難問中心
標準レベルの問題が2題、難易度の高い問題が2題程度の割合で出題されています。どの問題にも小問が3〜4問程度設けられており、後半に進むにつれて、複雑な計算や難しい論証が求められる傾向にあります。入試基礎力のある受験生であれば解答の方針を立てられる問題は多いものの、全体的に計算量が多く、約30分で解くには大変な問題も散見されます。証明問題についても、場合分けが多いものや、方針の糸口が掴みにくいものがあります。総合的な難易度は高いと言えます。
◆ 目標得点率:〜60%
合格のためには、55%の得点率は確保したいところです。標準的と思われる問題は確実に取り、難しめの問題にも挑戦して、時間の許す限り解いて部分点を狙いましょう。数学が得意であれば65%以上を得点することも可能です。ただし、2022〜2023年度は難化したため、合格最低点のデータから推測すると、50%前後の得点率でも合格者は存在していそうです。
◆ 試験時間:短い
一部に計算量が非常に多いものも含まれていることを考えると、試験時間は短いでしょう。問題によって難易度が異なるので、1題あたり30分以内で解くことを意識して、まずは解けそうな問題から取り組むことをおすすめします。
◆ 取捨選択:必要
ここ数年の入試では、得点率80%を超えた受験生はいない可能性が高いです。まずは50%の得点率を目指して、そこから時間の許す限り部分点を狙いましょう。見切りをつけなければならない問題があることを意識して解きましょう。
◆ 頻出分野:場合の数と確率、数列、ベクトル、極限、微積分
数3からは微積分と極限、数1A2Bからはベクトル、数列、場合の数と確率からの出題がメインで、他にも式と曲線、複素数平面、整数の性質などから出題されています。出題範囲に偏りがあり、図形的に考察させる問題が頻出で、数3の微積分の知識でグラフを作図し、解の存在や不等式の証明を考察させるような問題や、複素数平面やベクトルなどを活用して図形問題を解くような内容が目立ちます。
◆ 数3比率:60%〜
2021年度に限っては数3からの出題が1題のみでしたが、多くの年度は4題中3題が数3範囲からの出題となっています。大問によっては、数学1A2Bの範囲に見えるものの、最終的に数3の微積分が必要な問題もあります。微積分を中心に重ための出題が多いので、入念に対策を進めておきましょう。
◆ 他学部との比較:医学部固有問題
医学部固有問題です。試験時間は90分で、長文読解問題が2題、自由英作文問題が1題の、大問3題構成です。
◆ 問題難易度:標問と難問の混合型
2020年度から形式と傾向が変化し、それまで出題されていた正誤問題などの選択式問題がなくなり、全て英文を読んだ上で内容を日本語・英語で説明する問題となりました。第1問が日本語での内容説明問題、第2問が英語での内容説明問題となっています。長文読解問題の語彙や抽象度は標準レベルですが、英文量が多く、1000語程度の英文を2題読むことになります。また、本文中の内容をもとに簡潔な答案を作成するのには時間がかかるでしょう。
第3問の自由英作文問題は、特に語数の指定はありませんが、解答欄が20cm×24行程度であることから推察すると、概ね150~180語ではないかと思われます。さまざまなテーマに関するテーマ英作文や、手紙文、物語文の作成などが課されます。過去問でさまざまなタイプの問題演習に取り組んでおきましょう。
◆ 目標得点率:60〜80%
60%を目標得点率の目安にしましょう。英語が得意な受験生は70%以上も狙えますが、それ以上は得点率を伸ばしにくいでしょう。日本語での記述量、および、英問英答問題での英文作成量を考えると、全体を通してかなりの記述量です。自由英作文も出題されるため、英文作成についての対策が必要不可欠です。出題形式に特徴が強いので、特化した対策で差をつけられるでしょう。
◆ 試験時間:短い
英文量と記述量を考慮すると、90分で全ての問題に解答するには試験時間は短いと感じる受験生が多いでしょう。まずは、英語長文の読解力を高めた上で、問われている出題形式についての対策を進めましょう。
◆ 取捨選択:不要
時間は限られていますが、時間内に全ての問題に着手できることが理想です。自由英作文に20分、英語長文に35分ずつの時間で解いてみて、時間配分を確認しておきましょう。
◆ 医学部固有テーマ:多い
例年、長文読解2題のうち、1題程度が医学部固有テーマとなっています。もう1題は社会的なものから科学的なものまでさまざまなジャンルから出題されています。注釈はあるものの、医系英語には慣れておくといいでしょう。
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