12月、いよいよ受験シーズンが近づいてきました。私立医学部では、早いところは12月上旬から出願受付が始まるので、今まさに出願校を選んでいる受験生も多いかもしれませんね。私立大学の場合、受験できる数に制限がないため、複数の大学を併願する方が多いと思います。しかし、手当たり次第に多くの大学を受験すればよいというわけではありません。試験日程や会場を視野に入れた受験校選びも、受験戦略を考える上で重要になってきます。そこで本記事では、併願校を選びのポイントとともに、私立医学部の入試日程と入試会場を、一覧形式でご紹介します(PDFデータも無料公開中です)。出願校を迷っている受験生や、受験のためのホテル選びに悩んでいる保護者の方の参考になれば幸いです。併願校を絞り込むときのポイント私立医学部は、全国で合計31校存在しています。数ある私立医学部の中から、どの大学を受験すればよいのでしょうか。難易度や出題傾向はもちろん考慮すべきですが、それ以外にも次の2点に注意しましょう。入試日程の注意点まず注意しなければならないのが、試験の日程です。1〜3月にかけては、多くの私立大学が同時期に試験を実施するため、いくつかのポイントに注意してスケジュールを立てる必要があります。◆ 他大学の日程と重なっていないか一番に気にすべきことは、志望校の試験日程が被っていないか、ということです。特に1月中旬〜2月下旬は、1次試験や2次試験などの試験が入り混じります。混乱しやすいので、必ず試験日程とカレンダーを照らし合わせて確認しましょう。また、大学によっては、複数日程の中から自身で試験日を選択できる場合と、大学側から試験日を指定される場合があります。試験日が指定される場合、事前に確保しなければならない日数が多くなるので注意してください。本命校の2次試験と併願校の1次試験が重なっている場合は、上記を考慮した上で両方の日程に申し込んでおくのもひとつの方法です。志望順位が高い大学を中心に、柔軟に試験日程を組んでいきましょう。◆ 第1志望校が初めての入試になっていないか入試自体が初めての場合、本番は緊張から本来の実力が発揮できない可能性があります。入試の流れと空気感に慣れるという意味を込め、特に現役生は併願校で本番の雰囲気を掴んでおくことをおすすめします。理想のスケジュールとしては、自身の実力より少し易しい大学からスタートして少しずつ難易度を上げていきたいところですが、希望通りの日程が組めるとは限りません。それでも、本命校の前に少なくとも1校の入試を経験しておくだけで、少なからず不安は軽減されるでしょう。◆ 手当たり次第に出願していないか私立医学部は大学によって出題傾向がさまざまです。闇雲に受験することが良い結果を生むとは限りません。自分の学力適性にあった大学を選び、出題傾向から逆算して出願を考えることが大切です。(私立医学部受験校の決め方は、こちらの記事もご参考ください。)大学入試は、精神的にも体力的にも消耗するイベントです。特に私立医学部受験生は、移動やプレッシャーなどが重なり、大事な時期に疲弊してしまうことも少なくありません。試験を詰め込みすぎると「後半は疲れて実力を出しきれなかった」という事態に陥る可能性があります。過度な連続受験はなるべく控え、前後の日程を空けるなど、体調を整える日を設けるようにしましょう。とはいえ、どうしても複数日連続で受験しなければならない場合もありますよね。その際は、合間に休憩を挟むなど、リフレッシュの時間を意識的に確保してみましょう。散歩したり、音楽を聞いたり、仮眠をとるのも良いでしょう。特に第1志望校の日程前後はうまくスケジュールを調整し、万全なコンディションで受験に臨みたいですね。◆ 入試日程の確認には『私立医学部 受験カレンダー』が便利!複雑な私立医学部の試験日程をスマートフォン上で簡単に把握するには、スタディカルテLabの『私立医学部 受験カレンダー』が便利です。簡単な2ステップで、試験日や合格発表日を一覧で確認・整理できます。詳しい使い方は、こちらをご覧ください。▶︎ 【私立医学部受験】複雑な “日程パズル” を2ステップでスマートに!『私立医学部 受験カレンダー』で試験日も合格発表日も簡単把握入試会場の注意点各大学の試験会場も、事前に確認しておきましょう。会場は本学のみなのか、各地域に会場が設置されるのか、大学や日程によってさまざまです。◆ 移動時間に余裕はあるか遠隔地の会場で受験する場合、移動時間が発生します。試験前に疲労を溜めないためにも、余裕を持って移動できるスケジュールを立てたいところです。1次試験は各地に会場が設置されることが多いですが、個別学力試験はほとんどの場合が大学のキャンパスで実施されます。そのため、1次試験と個別学力試験が混在する1月中旬〜2月中旬の期間は特に注意が必要です。気になる大学の受験会場は事前に確認し、前後の移動時間を加味した上で出願校を決定しましょう。◆ 会場付近で宿泊施設を確保できそうか当日の電車の遅延や天候悪化の可能性も考慮して、できれば試験会場周辺に宿泊しておくことが理想です。特に遠隔地で受験する場合は、前泊が必須になります。慣れない地で通勤ラッシュに巻き込まれたり、乗り換えで迷ったりするトラブルを避けるためにも、可能であれば会場から徒歩圏内の宿が良いでしょう。入試前日に試験場までの道のりを下見できると、安心感にもつながります。◆ ホテルの予約は早めに取ろう!受験シーズンはホテルの予約が埋まりやすいため、出願校が決定したら、なるべく早めに宿泊先を確保しましょう。試験会場まで徒歩圏内、ターミナル駅に近いなど、会場までアクセスしやすい宿がおすすめです。多くのホテルでは、モーニングコールや手荷物預かりのサービスがあります。他にも卓上ライトや加湿器の貸し出しなど、受験生に嬉しいサービスが用意されている場合があるので、ホテルの公式サイトを確認してみましょう。(参考)以下のような、受験生向けの予約サイトを活用するのもひとつの方法です。受験生の宿 2024-2025|大学受験のホテル予約【JTB】受験生の宿・ホテル特集|【じゃらんnet】受験生の宿 2024-2025 宿泊・ホテル予約|近畿日本ツーリスト受験生の宿・ホテル予約|日本旅行【私立医学部】入試日程・入試会場一覧以下が、私立医学部における一般選抜の入試日程・入試会場の一覧表です。▶︎ PDF版はこちらからダウンロードください。(※)は予備会場私立医学部受験は志望校選びと受験戦略が鍵本記事では、私立大学医学部の入試日程・入試会場一覧をご紹介しました。スケジュールや移動、宿泊環境を整えて、万全のコンディションで受験本番に臨みたいですね。また、一概に私立医学部といっても、大学によって試験の配点や個別学力試験の科目、出題形式などはそれぞれ異なるので、自身の学力や得意科目に合わせた志望校選びも重要です。各大学の配点や傾向を総合的に分析して受験校を決定し、志望校に特化した対策を進めていきましょう。私立医学部受験校の決め方については、こちらもあわせてご参考ください。▶︎ 【私立医学部】受験校・併願校を選ぶ3ステップ直前期に、自分にあった志望校や優先順位を決めるには?「自分にとって、どの私立医学部と相性が良いのか、判断ができない」「私立医学部の過去問で、英作文や論述問題をどのように対策すればいいかわからない」「合格するためにどのような学習が必要なのか、イマイチ優先順位がわからない」このような悩み、抱えていませんか?スタディカルテLabでは、毎週5名様限定で無料学習相談を受付中。国公立医学部・私立医学部の受験に精通し、数多くの志望校合格をサポートしてきたプロの学習プランナーが、あなたの勉強方法・受験戦略について一緒に考え、アドバイスをお話します。この機会に是非ご活用ください。▼ 無料学習相談について、詳細はこちらから医学部 志望校別対策 直前個別指導パック 申し込み受付中スタディカルテLabでは現在、医学部医学科への合格を目指している高校3年生・既卒生を対象に、入塾金不要の特別パック「医学部 志望校別対策 直前個別指導パック」を提供中です。専門の学習プランナーから、各大学の入試傾向分析や、受験生個人の学習状況を踏まえた「受かる医学部(※)」についてのアドバイスを受けられる他、プロフェッショナルチームが合格ライン突破計画策定から過去問の添削指導までをおこない、合格課題を徹底解決いたします。※ 生徒の学力特性を分析し、合格可能性の高い医学部をマッチング。合格を確約するものではありません。対象:2025年度入試で国公立医学部または私立医学部合格を受験予定の高校3年生・既卒生特典:入塾金不要申込期限:2025年2月28日(金)まで申込方法:Webページ内のフォームより申し込み内容の詳細やお申し込みは、特設ページをご確認ください。