こんにちは。スタディカルテLabです。スタディカルテLabの先生についてもっと知りたい!というみなさんの声をうけ、本日は講師インタビューの第4弾です。今回は、物理の熊谷(くまがい)先生をご紹介します。熊谷 英敏 講師(物理)について大阪大学大学院基礎工学研究科修了。これまで、首都圏の予備校や医学部予備校で東大・東工大・早慶・国公立医学部などへの合格者を数多く輩出。その指導スタイルはとても丁寧で、物理に苦手意識のある生徒から旧帝大・医学部を目指す生徒まで幅広く支持されている。「なぜそうなるか?」を常に意識し、ひとつの現象を多角的な視点から考える力を養成する。「分かった気になる」ではなく、「納得する」までしっかり理解させる授業を展開。趣味のフットサルは大学生から始め、現在でも続けている。-物理に興味を持ったきっかけはなんですか?学生時代に物理の授業を受けた時に、身の回りの物理現象を数式で説明できるというところが面白いなと思い、興味をもって勉強するうちに物理が得意教科になったのがきっかけです。数式を用いると、ぼんやりとした概念だったり、目に見えないものを定量的に表現できます。また、数式を使って予測したことが実際に起きることが面白いと思っています。そのようなきっかけで物理が好きになり、大学院では量子論と情報科学を融合した学問領域の研究をしていました。-受験期のエピソードを教えてください現役では志望する大学に合格することができなかったので、1年間自宅浪人をしました。宅浪は、参考書や問題集をつかって自分だけで勉強するわけですから、分からない問題も自分でやるしかないという状況でした。だから「自分で解決する」という力はその1年でとても身についたと思っています。一方で、やっぱり自分しかいないわけですから、「自己管理」がとても難しかったです。好きで得意な物理は何時間でも勉強できるけれど、受験となると英語や古文など他教科もバランスよく勉強しなければいけないですよね。ついつい好きな科目に時間を割いてしまったり、計画通り進められなかったり、時間や目標の管理をするのがとても大変でした。プロに管理してもらうことは受験勉強においては非常に重要で、今振り返ると、プロにみてもらっていたらもっと効率がいい勉強ができていたんじゃないかなと思います。-先生になったきっかけはなんですか?学生時代に家庭教師のアルバイトをしたのがきっかけです。アルバイトをする中で、ただ「教える」のではなく、「どう伝えたら生徒が一番理解できるか」を考えることが楽しいと感じるようになりました。「自分が分かる=生徒が分かる」ではなく、先生側の伝え方によって授業の分かりやすさは変わってきます。どのように伝えれば相手が理解しやすくなるか考えながら授業を作ることがとても楽しいです。-授業で大事にしていることはなんですか?生徒が具体例をイメージできるような工夫をしています。板書で絵をかいて説明したり、何かに例えながら言葉で説明を補ったりするように意識しています。特に、単元の導入の時には実生活の中の物理現象を例に出して、具体的に想像できるように工夫しています。イメージできると一気に理解が深まりますからね。あとは、授業の展開を意識して、解説する際のストーリー作りを丁寧に行っています。順序立てて正しく伝えることが、生徒の理解に直結するからです。論理が飛躍しないようにストーリーの構成を考え、ひとりひとりの生徒の理解度に対応した説明をするように心がけています。-物理を頑張りたいと思っている生徒のみなさんにメッセージをお願いします!物理が苦手という生徒さんの中には、「イメージできないから難しい」という方がたくさんいます。まずはそこをクリアにしていくことが大切だと思います。そのために、例えば力学では力を正確に「図示」することを強調しています。注目している物体に働いている力を全て書き込み、可視化することが大事ですね。それ以外にも、習ったことが日常生活の中の現象と結びついてないかな?と考えることが大事です。救急車のサイレンの音、あれって近づいてくる時と遠ざかる時で違うように聞こえますよね。あれも実は高校物理の範囲で説明できるんですが、現象を数式でしっかり表現できると、理解が深まると思います。また、定義を正確に把握することや、法則を使うときのルールをしっかりおさえることも重要です。最初から全てを理解するのは難しいですが、公式にあてはめたり使ったりしていくうちにだんだん慣れてきます。物理が苦手だけど、頑張りたいと思っている人は、ぜひ一度授業を受けてみてください。一緒に頑張りましょう!-ありがとうございました!インタビューの際に、熊谷先生に【物理のおすすめ教材】を教えていただきました!合わせてこちらの記事もご覧ください!熊谷先生の物理の授業を体験してみたいという方は、お気軽にお問い合わせください。スタディカルテLab LINE公式アカウント:https://lin.ee/2swPf2ClBID:【@studykarte】