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医学部に入学した人の多くが目指すひとつのゴールは、医師国家試験に合格し、医師免許を取得することでしょう。医学部受験を検討している受験生の中には、入試の難易度だけでなく、大学別の医師国家試験の合格率が気になるという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、過去7年間の医師国家試験の平均合格率を大学別にランキング形式でご紹介します。
医師国家試験の合格率は、大学ごとの教育の質や試験対策の取り組みを知るための重要な指標となります。ランキングをもとに、志望校選びの参考にしてみてください。

医師国家試験は、医師として働くために必須の資格試験です。この試験に合格しなければ日本の医師免許を取得することができず、日本国内で医師として活動することができません。医師国家試験は、医師の質を確保し患者の安全を守るための、重要な関門とされています。
試験は毎年2月上旬に実施され、合格発表は3月中頃におこなわれます。令和8年度(2026年度)の第120回試験は、9980人(新卒:9205人、既卒:775人)が受験し、合格率は91.6%でした。

【試験概要】
試験日数:2日間
試験時間:2日間合わせて約13時間半
問題数:400題
内訳:必修問題100題(一般問題50題・臨床実地問題50題)、医学総論150題+医学各論150題(一般問題100題・臨床実地問題200題)
出題形式:多肢選択式、マークシート方式
最新の試験概要については、厚生労働省が公表する情報や受験願書等を参照してください。必修問題の合格基準には絶対評価が用いられており、合格最低ラインは80%とされています。一方、必修問題以外の一般問題と臨床実地問題の合計得点については、平均点と標準偏差を基にした相対評価で合格基準が決定されます。
試験の形式や内容は、医療の進歩や社会的ニーズに応じて調整され、時代とともに変化してきました。それにともない、合格基準も変遷してきました。
2001年時点では、試験日数は3日間で出題数は500題でしたが、その後、2018年に試験日数が2日間となり、出題数も500題から400題へ変更されました。
近年では、多様な出題を目指しコンピュータを使った試験の導入が検討されています。今後は、音声や動画を用いた試験により、紙媒体よりも臨床現場に近い出題が可能になるのではないかといわれています。
以下の表は、国公立大学・私立大学別に「2020年第114回〜2026年第120回までの平均合格率」をランク付けしたものです。
過去7年間分の合格状況と最新の合格率から、受験を検討している大学はどの程度の合格率かを確認し、志望校選びの参考にしてみてください。
(2020〜2026年の「医師国家試験の学校別合格者状況|厚生労働省」をもとに、スタディカルテLabで作成)
※7年間の平均合格率が高い順に掲載
大学名 | 7年間の平均合格率(%) | 2026年合格率(%) |
|---|---|---|
96.7 | 97.2 | |
96.6 | 96.5 | |
96.6 | 92.9 | |
96.5 | 96.8 | |
96.0 | 95.8 | |
95.9 | 93.4 | |
95.2 | 96.4 | |
95.1 | 92.9 | |
95.1 | 92.5 | |
95.1 | 92.4 | |
94.8 | 97.6 | |
94.8 | 91.8 | |
94.5 | 95.9 | |
94.5 | 94.7 | |
94.5 | 93.7 | |
93.8 | 92.4 | |
93.7 | 95.5 | |
93.6 | 98.3 | |
93.6 | 94.8 | |
93.5 | 92.6 | |
93.4 | 90.7 | |
93.2 | 96.4 | |
93.2 | 93.4 | |
93.1 | 89.3 | |
92.8 | 93.6 | |
92.3 | 95.1 | |
92.3 | 93.1 | |
92.3 | 92.0 | |
92.3 | 90.1 | |
92.3 | 87.5 | |
92.1 | 90.7 | |
92.2 | 93.3 | |
92.2 | 92.7 | |
92.2 | 92.6 | |
92.0 | 95.7 | |
91.8 | 91.5 | |
91.8 | 91.1 | |
91.7 | 96.5 | |
91.7 | 92.4 | |
91.6 | 89.5 | |
91.4 | 91.1 | |
91.0 | 93.4 | |
90.7 | 90.8 | |
90.5 | 95.8 | |
90.5 | 94.4 | |
90.4 | 91.7 | |
90.3 | 94.4 | |
90.1 | 91.3 | |
90.0 | 89.0 | |
88.2 | 86.9 |
※7年間の平均合格率が高い順に掲載
大学名 | 7年間の平均合格率(%) | 2026年合格率(%) |
|---|---|---|
99.8 | 100.0 | |
99.2(過去4年分) | 98.4 | |
98.1 | 98.5 | |
97.1 | 97.0 | |
96.6 | 94.1 | |
95.9 | 96.1 | |
95.9 | 94.7 | |
95.8 | 94.8 | |
95.4 | 96.2 | |
95.1 | 93.8 | |
94.8 | 95.2 | |
94.8(過去5年分) | 91.3 | |
94.5 | 95.5 | |
93.9 | 96.3 | |
93.8 | 93.9 | |
93.8 | 91.8 | |
93.3 | 91.3 | |
92.8 | 90.4 | |
92.5 | 87.6 | |
91.9 | 90.5 | |
91.7 | 93.6 | |
91.6 | 90.4 | |
90.7 | 95.4 | |
90.3 | 91.9 | |
89.6 | 83.6 | |
89.5 | 87.2 | |
88.5 | 92.4 | |
88.0 | 81.3 | |
87.1 | 90.2 | |
86.0 | 84.8 | |
84.4 | 90.4 |
医師国家試験の合格率を確認する際には、各大学の留年率も確認しておくことをおすすめします。医師国家試験の合格率が高いからといって、6年間でスムーズに進級・卒業ができるとは限らないからです。文部科学省が、各大学の最低修業年限での卒業率を公表しているので、気になる大学については目を通しておくと良いでしょう。
(参考:令和7年度 各大学の医学部医学科の入学状況及び国家試験結果等|文部科学省)
ほかにも、医学部の志望校選びにおいては、立地、入試難易度、出題傾向、学費、再受験寛容度、教育環境などさまざまな指標を考慮する必要があります。以下の記事では、各指標をもとに各大学の医学部を比較しているので、志望校選びの参考にしてみてください。
▶︎ 【国公立医学部】最新偏差値ランキング2027年度入試版!偏差値の活用法と志望校選びのポイントを解説
▶︎ 【私立医学部】最新偏差値ランキング2027年度入試版!志望校選びのポイントを解説
▶︎ 【国公立医学部】共通テストの合格ボーダーランキング(2025年度入試最新版)
▶︎ 【国公立医学部】大学入学共通テスト配点比率ランキング(2026年度版)
▶︎ 既卒生必見!再受験生・多浪生に寛容な国公立医学部とは?
医学部受験において自分に合った志望校を選ぶためには、上述したようなさまざまな情報を確認し、受験戦略を立てることが重要です。しかし、各教科の配点や出題傾向、医師国家試験の合格率といった情報を自分で調べて最適な医学部を選択するのは、簡単なことではありません。
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