2026年度の共通テストでは、数学ⅠAや英語リスニング、物理、情報Ⅰなどで難化が見られました。共通テストで思うような得点が取れず、国公立医学部の出願先を再検討している受験生もいるのではないでしょうか。共通テストが終わったこの時期、次のような悩みを抱えていませんか?「情報の配点の少ない国公立医学部はどこか」「リスニングの配点が少ない国公立医学部はあるのか」「自分の共通テスト得点と最も相性の良い医学部はどこか」本記事では、共通テストの配点に特徴がある国公立医学部を紹介します。特定の科目で思うように得点できなかった場合でも、大学ごとの配点設定によっては、換算後の得点率が意外と高くなるケースもあります。大学によって特徴が出やすい英語、理科、国語、情報の配点について解説していきますので、志望校選びの最終判断材料としてぜひ参考にしてください。国公立医学部の配点は大学ごとに大きく異なる国公立医学部の合否は、基本的に共通テストと個別学力試験の合計点で決まりますが、その配点比率は大学ごとに大きく異なります。▼ 配点例共通テストの配点比率が個別学力試験よりも大きい場合、その大学は共通テストを重視しています。反対に、共通テストの配点比率が小さい場合、その大学は個別学力試験をより重視しています。◆ 共通テストで得点できた場合共通テストで高得点を取れている場合は、共通テスト重視の大学に出願することで、仮に個別学力試験で多少の失敗があったとしても逃げ切れる可能性があります。◆ 共通テストでうまく得点できなかった場合共通テストで十分に得点が取れなかった場合は、個別学力試験重視の大学に出願することで、逆転合格できる可能性が出てきます。国公立医学部における共通テストと個別学力試験の配点比率に関する記事はこちらをご覧ください。▶︎ 【国公立医学部】大学入学共通テスト配点比率ランキング(2026年度版)また、大学ごとに共通テストの各科目の配点比率も異なります。例えば、国語でうまく得点できなかった場合、国語の配点比率の低い大学を選ぶことで、失点の影響を最小限に抑えることができます。特定科目の点数が低かった受験生は、科目ごとの配点比率にも目を向けて受験校を選ぶと良いでしょう。共通テスト【英語】の配点が特殊な国公立医学部国公立医学部では、大学ごとに共通テスト英語(200点満点)のリーディングとリスニングの配点比率が異なり、比率次第で合否に大きな影響を及ぼします。リーディング:リスニングの比率は、大きく分けて次の3パターンに分かれます。1:13:1(リーディングを重視)4:1(リーディングをとても重視)R:L=1:1札幌医科大学旭川医科大学北海道大学秋田大学弘前大学山形大学金沢大学山梨大学京都府立医科大学広島大学大分大学九州大学琉球大学R:L=3:1(リーディングを重視)東北大学東京科学大学福井大学岐阜大学浜松医科大学名古屋大学和歌山県立医科大学奈良県立医科大学大阪大学大阪公立大学京都大学佐賀大学鹿児島大学R:L=4:1(リーディングをとても重視)筑波大学群馬大学千葉大学横浜市立大学新潟大学富山大学信州大学名古屋市立大学滋賀医科大学神戸大学鳥取大学島根大学岡山大学山口大学香川大学徳島大学愛媛大学高知大学長崎大学熊本大学宮崎大学その他福島県立医科大学 R:L=3:2三重大学 R:L=2:1東京大学 R:L=7:32026年度の共通テストではリスニングが難化した傾向にあるため、リスニングで失点してしまった場合には、リスニングの配点が低めに設定されている大学に出願することもひとつの戦略です。自身の得点状況を踏まえ、英語の配点比率にも着目して出願する大学を検討するとよいでしょう。共通テスト【理科】の配点が特殊な国公立医学部多くの国公立医学部では、共通テストの理科の配点は、英語や数学と同等に設定されますが、中には配点を高めに設定している大学もあります。理科の配点が高め奈良県立医科大学(共通テスト900点満点中 300点分)徳島大学(共通テスト900点満点中 300点分)札幌医科大学(共通テスト750点満点中 200点分)秋田大学(共通テスト600点満点中 200点分)旭川医科大学(共通テスト570点満点中 200点分)弘前大学(共通テスト1050点満点中 300点分)三重大学(共通テスト650点満点中 200点分)島根大学(共通テスト930点満点中 350点分)香川大学(共通テスト700点満点中 200点分)旭川医科大学、弘前大学、秋田大学、島根大学、徳島大学などは、個別学力試験で理科を課さない代わりに、共通テストの理科を重視しています。近年、共通テストの難易度が高くなる傾向にあることにも注意して、共通テスト重視型と個別学力試験重視型のどちらが自分と相性が良いかをよく検討するようにしましょう。なお、共通テスト理科は年度による難易度変動が大きいため、得点が安定しない受験生にとってはリスクになる点にも注意が必要です。共通テスト【国語】の配点が特殊な国公立医学部多くの国公立医学部では、共通テストの国語の配点は、英語や数学と同等に設定されますが、中には配点が特徴的な大学もあります。国語の配点が低め奈良県立医科大学(共通テスト900点満点中100点分)新潟大学(共通テスト800点満点中100点分)徳島大学(共通テスト900点満点中150点分)国語の配点が高め北海道大学(共通テスト315点満点中80点分)島根大学(共通テスト930点満点中250点分)滋賀医科大学(共通テスト650点満点中200点分)香川大学(共通テスト700点満点中200点分)共通テスト【情報】の配点が特殊な国公立医学部新科目である情報Ⅰは、多くの大学で100点(あるいは共通テスト全体の10%程度)の配点とされています。しかし、一部の国公立医学部においては、新科目導入による受験生の負担を考慮し、配点を極めて低くしたり、合否判定に直接利用しない方針を採ったりしています。以下では、情報の配点が低めの大学を紹介します。共通テストの情報で思うように得点できなかった受験生は、これらの大学を検討してみても良いでしょう。情報の配点がない徳島大学:総合判定で利用香川大学:総合点が同点の場合に活用情報の配点が低め北海道大学(共通テスト315点満点中15点分)佐賀大学(共通テスト640点満点中10点分)鳥取大学(共通テスト920点満点中20点分)島根大学(共通テスト930点満点中30点分)鹿児島大学(共通テスト925点満点中25点分)長崎大学(共通テスト465点満点中15点分)旭川医科大学(共通テスト570点満点中20点分)国公立医学部の出願先の選び方今回は、共通テストの配点に特徴がある大学をご紹介しました。ぜひ今後の出願校決定の参考にしてください。国公立医学部の出願先を決めるにあたっては、共通テストの科目別配点の他にも、個別学力試験の問題との相性、共通テストと個別学力試験の配点比率、倍率など、さまざまな要素を考慮する必要があります。国公立医学部の志望校・出願校の選び方について、より詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。▶︎ 【国公立医学部】志望校・出願校の選び方完全ガイドプロのプランナーがあなたの出願校選びをサポートしますスタディカルテLabでは、丁寧なヒアリングをもとに、ひとりひとりの状況に合わせた志望校選びや学習計画のサポートをおこなっています。「どこの大学に出願するべきかを知りたい」「ボーダーを下回ってしまったが挽回の余地はあるか相談したい」「二次試験までに取り組むべき学習の優先順位を知りたい」など、医学部受験に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度スタディカルテLabにご相談ください。毎週最大5名様まで、30分の無料学習相談を受付中です。直前ラストスパート!プロの戦略と指導で医学部合格へスタディカルテLabでは現在、医学部医学科への合格を目指している高校3年生・既卒生を対象に、期間限定の特別パック「医学部 志望校別対策 直前個別指導パック」を提供中です。専門の学習プランナーから、各大学の入試傾向分析や、受験生個人の学習状況を踏まえた「受かる医学部(※)」についてのアドバイスを受けられる他、プロフェッショナルチームが合格ライン突破計画策定から過去問の添削指導までをおこない、合格課題を徹底解決いたします。※ 生徒の学力特性を分析し、合格可能性の高い医学部をマッチング。合格を確約するものではありません。詳細は以下からご確認ください。▶︎ 医学部 志望校別対策 直前個別指導パック