海外のボーディングスクールに在学しながら、ハンガリー国立医学部を受験することに決めたEさん。学校の夏休み期間を利用し日本に帰国していた2ヶ月半の短期集中対策で、見事、ハンガリー国立医学部本コースの1次審査(予備コース審査併願)を突破しました。受験勉強に取り組み始めた当時、どのような悩みがあり、どのような学習を経て合格を掴むことができたのか。Eさんの合格者インタビューをご紹介します。ハンガリー国立医学部を目指している方や、海外進学を考えている方、スタディカルテLabの受講を検討されている方の参考になれば幸いです。途上国でグローバルに活躍する医師を目指してーなぜハンガリー国立医学部を受験しようと考えていたのですか?小さい頃から、海外で活躍したいという思いがありました。高校生になってからは生物学・解剖学・生理学などの分野に興味がわいてきて、途上国で活躍する医師になりたいと思うようになりました。医療って、社会や経済的な状況に左右されることなく、すべての人が質の高い医療にアクセスできるべきだと思うんです。あるドキュメンタリー番組をきっかけに、医療格差は深刻な問題だと考えるようになり、「途上国で臨床医になりたい」「医療格差を解消したい」と思うようになりました。グローバルに活躍する医師となるために、日本の医学部受験ではなく、海外の医学部受験を考えていました。アメリカの場合はアメリカの大学を卒業してから大学院(メディカルスクール)に行かなければならず、すごく時間がかかってしまうと思いました。その点でハンガリー国立医学部の本コースは大学入学から6年間のカリキュラムですし、日本からの受け入れ制度やサポート体制も整っていて、英語で医学を学ぶことができます。なので、ハンガリー国立医学部の本コースを受験しようと決めました。ースタディカルテLabに入塾したきっかけは?私は海外の高校で勉強してきたので、英語に関しては心配がありませんでした。一方で化学と生物については、何をどうやって勉強すればいいのかがわからず、困っていました。ハンガリー国立医学部の試験問題はかなり特徴的と聞いていましたし、私は海外の学校に通っているため日本のカリキュラムでは勉強をしておらず、現在の自分に足りていないものや受験のために何をするべきかが全くわかっていない状態でした。インターネットでハンガリー国立医学部についての情報収集をしている中で、過去の受験生の合格体験記を読んで、スタディカルテLabならハンガリー国立医学部に特化した指導をしてもらえると思い、5月に体験授業を受けました。▼ Eさんが参考にした合格体験記合格体験記 2022 ハンガリー国立医学部、4大学全てに合格!(Mさん)スタディカルテLabの体験授業は、プロの講師の方が指導してくれて、自分の疑問点にも丁寧に答えてもらえ、とてもわかりやすかったです。また、学習プランナーの方がハンガリー国立医学部の入試情報に詳しかったこともあり、入塾を決めました。理科2科目、志望理由書、面接練習も。約2ヶ月半のハンガリー医学部に特化した対策ー受験までのスケジュールは?5月に体験授業を受けた後に参考書や問題集を選定してもらい、それを購入するところからのスタートでした。6月から本格的に受講を開始し、試験本番の8月19日まで、約2ヶ月半で理科2科目を一気に仕上げました。入塾当初の計画よりも、化学の理論分野の学習に長く時間がかかってしまったため、7月からは指導時間を増やして、何とか試験に間に合わせました。また、7月後半から試験直前までは、学習プランナーの方に志望理由書の添削や面接練習をしてもらいました。私は海外での生活が長いこともあって、日本語で文章をまとめることに難しい部分があったり、制限字数内に文章を収めることに苦労していましたが、きめ細やかな添削サポートをしてもらえて、ありがたかったです。ー受講してみてよかったことはなんですか?スタディカルテLabに入塾する前は、ハンガリー国立医学部の受験に向けて、何からどう勉強を始めるべきかわかっていなかったので、まず学習計画を立ててもらえたことがよかったです。「勉強を始める状況」をつくってもらえたと感じました。生物は岡田先生、化学は山﨑一星先生に指導してもらいました。どちらの授業もとてもわかりやすかったです。2人とも丁寧な板書で指導してくださっていたので、授業中は自学自習で分からなかったことを質問して理解することに集中し、授業後に板書を見ながらしっかり復習することを心がけていました。▼ 岡田先生(生物)の授業板書▼ 山﨑先生(化学)の授業板書スタディカルテLabは、これまでハンガリー国立医学部に合格者を複数輩出していることもあって、過去の合格者からヒアリングしているリアルな情報に基づいた問題内容や出題傾向など、インターネットで調べても出てこない情報を教えていただけたこともよかったです。ー実際に試験を受けて、いかがでしたか?インターネットの情報や、学習プランナーの方から聞いていた情報で、ハンガリー国立医学部は日本の一般的な大学受験とは少し異なる傾向の問題が出てくることは知っていました。実際に受験してみて、やっぱり基礎知識を前提とした変則的な問題が多かった印象です。事前に聞いていたものの、いざ本番の試験で出てくると戸惑いました。試験時間は45分で、生物と化学はそれぞれ20問くらいだったと思います。生物を15分くらいで解いて、残りの時間は全部化学に充てました。20問のうち3問ほどは、日本の教科書には出てこないような初めて見る問題もありました。授業で習っていた内容や知識を組み合わせて、消去法で選択肢を削っていきながら解答しました。試験の最中は不安でしたが、無事に試験を突破することができて、今はほっとしています。ー改めて、この度は合格おめでとうございます! 最後に、受験生へのメッセージをお願いします。ありがとうございます!合格できて本当によかったです。大学受験は上手くいかないことや、大変なことも多いですが、ぜひ諦めずに挑戦してみてください!ーありがとうございました!来年の本コース2次審査も頑張ってください!志望校分析と現時点での学力との差分から、優先順位を考えるハンガリー国立医学部への進学を目指し、限られた時間の中でありながら化学と生物を一気に仕上げ、合格を勝ち取ったEさん。無事に試験に合格されて、ほっとしたという表情が印象的でした。ハンガリー国立医学部などのように、試験内容が特殊な大学を目指す場合、志望大学の出題傾向を把握することは非常に重要です。それに加えて、現時点での自分の学力も把握する必要があります。目標と現在地点との差分を確認することで、目標点に到達するにはどのような勉強が必要なのかを考えることができます。迷路に例えるならば、ゴール地点(=志望校の入試傾向)とスタート地点(=現時点の学力)との両側から道筋を立てていくようなイメージです。例えば、「ハンガリー国立医学部では、理論と有機からはこのような形で出題される。一方で、この分野からはほとんど出題されていない。出題傾向を踏まえて頻出の範囲から優先的に学習しよう」「面接もあるので、どんなことが聞かれるのかを踏まえて面接対策をおこなっておこう」のように、志望校分析と自分の現状分析の精度を上げていくことで、学習内容の優先順位をつけられるようになります。あなたの医学部受験に “参謀” を。模試の成績や、志望校の配点・科目・偏差値といったデータは、あくまでも一次情報です。これらの情報から精度の高い分析をおこない、自分に本当に必要な学習を見極め、そこに集中すること。ハンガリー医学部合格の鍵は、ここにあります。スタディカルテLabでは、LINE公式アカウント登録者に学習相談を無料で実施しています。「ハンガリー医学部を目指すにはどのような勉強をすればいい?」「現時点での学習状況から、どのように優先順位をつければいい?」「今の使用教材はどのように活用すればいい?」といった悩みについて、ハンガリー国立医学部を含めた医学部受験に精通しているプロの学習プランナーが、あなたの現状を深くヒアリングした上でアドバイスいたします。ご希望の方は、フォームよりご相談内容をお送りください。順次お返事いたします。また、スタディカルテLabでは無料体験授業も受付中です。当塾ではオンラインに特化した、精鋭のプロ講師による個別指導が特徴です。苦手科目が伸び悩んでいる、志望校に特化した対策がしたいなど、お困りごとをオーダーメイドで解決します。興味のある方はお問い合わせください。