大学の文系学部を卒業してから、国公立医学部の再受験を決意したYくん。2024年度の共通テストで86%を得点し、見事、島根大学医学部医学科に合格を果たしました!再受験に向けて勉強を始めた当初はなかなか手応えを掴めず、特に苦手な数学は偏差値50を下回っていたことも。独学で勉強していた頃の悩みや、学力を伸ばしていった経緯など、合格までの道のりをインタビューしました。国公立医学部を志望している再受験生の参考になれば幸いです。医学部再受験を決意したものの、独学で手探りだった1年目―本格的に勉強をスタートして、困ったことはありましたか?文系の大学を卒業後、医師になりたいと強く思うきっかけがあり、国公立医学部を再受験することに決めました。最初は塾や予備校に頼らずに独学でやってみようと思っていて。まぁ頑張ればできるんじゃないかって、甘く見ていました。英語は得意科目だったんですが、理系科目がなかなか上手くいかず……独学の限界を感じていました。特に数学は、高校生の頃からずっと苦手意識を持っていて。再受験を決意して勉強を開始した1年目は、青チャートを覚えて何度も解いていたんですが、手応えがないままでした。薄々、丸暗記は良くないんだろうなとは思いつつ、じゃぁどうすれば良いのかっていうとわからなくて。基本的には自分のペースで勉強を進めたいと思いつつも、とにかく苦手意識の強い数学はなんとかしなければと思って塾を探し始めたんです。―なぜ「オンライン個別指導」を選んだのですか?地方在住のため、医学部受験に精通している塾や予備校が身近にはありませんでした。それから、集団授業や映像授業だと、授業を受けても自分の知りたいことが解決できないことも多いし、自分の視点でしか学ぶことができない気がして、自分には合わないかなと思っていました。自分は、信頼できるプロの方の個別指導で、「客観的な視点」が知りたいと思っていました。いろいろと調べているうちに「オンライン個別指導」という選択肢を知り、これなら地方に住んでいても実績のあるプロ講師に指導を受けられると思いました。何社かある中でスタディカルテLabが自分のイメージに1番近く、体験授業を受けてみたところ、河原田講師の授業がとても良かったので入塾を決めました。また、優先順位の高い学習内容は何か、具体的にどのように取り組めばいいのか、などを専門の学習プランナーに一緒に考えてもらい、受験までの時間が限られている中で、納得のいく自習内容のアドバイスをもらえることも魅力的に感じました。この環境なら、理数科目で漠然と困っている状態から脱却できると思いました。理解を深掘りするプロ講師の指導と自学自習で、伸びを実感―河原田講師の数学の授業は、どのような点が良かったですか?河原田先生の授業は「なぜそう考えるのか?」「この解法だと何が悪いのか?」「なぜこの場面でこの公式を使うのか?」と深く解説していただける点が、とても良かったです。やっぱり、それまでずっと解答暗記を続けてきてしまっていたので、各公式の証明などから解説してもらって、理解を深めて広い視点を持てるように指導してもらうことが自分には必要でした。毎週、自学自習中に解きにくいと感じた問題や疑問点を事前に送っておいて、オンライン授業で添削や解説をしてもらっていました。さらに授業後には、授業中に出てきた苦手や課題を克服するために河原田先生がオーダーメイドでプリントを用意してくださって、弱点の補強や思考力を強化するための問題演習を徹底して重ねていきました。▼ 河原田講師(数学)の板書―自学自習はどのように取り組んでいましたか?自学自習は、数学1A2Bは「大学への数学 1対1対応の演習」、数3は「FocusGold」を中心に、河原田先生から解くべき問題や解き方の指示をもらいながら進めていました。2周目に入った頃、問題を見たらすぐ解法が浮かんできて、理解できている手応えを感じました。その後は「厳選! 大学入試数学問題集理系262」に取り組んだのですが、1つの入試問題に対して複数のアプローチが頭の中に浮かんで、「この問題にはどの解法が良いだろうか、今回はこの方法がいいんじゃないかな」って試行錯誤している時、自分の学力が伸びている感覚がありました。秋からは過去問演習と、今後出題が予想される問題演習を、苦手分野を中心にこなしていきました。最終的に島根大学の過去問では、大問4題の中で2題は安定して完答できるようになり、3完を目指せるようになりました。学習計画・受験戦略は学習プランナーと二人三脚で―志望校は、どのようにして決めましたか?2023年春の時点では、熊本大学医学部医学科の受験を考えていましたが、この1年で国公立医学部に入学するということを最優先にしたくて、まだ100%は決めきれずにいたんです。その後、学習プランナーの樋口さんと何度か相談を重ねて、2023年の夏に、より自分と相性の良い島根大学医学部医学科に志望校を変更することに決めました。島根大学の配点なら、自分の得意な文系科目が活かせますし、化学と生物は共通テストに完全に特化する形で勉強を進められます。私の学力特性を考慮すると相性が良く、残された時間内で、自学自習中心でも合格ラインをクリアできそうなイメージが持てました。―学習計画はどのようなものでしたか?夏までは苦手な理数に多く時間を割いて学習を進め、秋以降は共通テストで高得点を取るための問題演習や課題分析を中心に進めていきました。大枠では計画通り進められて、教材や活用方法などについてはさらに都度細かく調整していました。自分は、理系科目の答案作成スピードが遅いことが課題で、その克服に時間がかかっていたと思います。方向性が固まるまでは、毎週日曜日に進捗管理シートを提出して、学習プランナーの樋口さんからフィードバックをもらいながら試行錯誤を重ねていました。秋以降の共通テスト対策については、単に解くだけではなく、課題分析の方法を教えてもらって、優先順位を意識して取り組んでいました。―学習を進めていく上で工夫していたことはありますか?学校のように毎日授業があるわけではないので、自分のペースで自由に学習できる分、モチベーションの維持と学習環境は重要だと考えていました。モチベーションの維持は、スタディカルテLabでの進捗管理や定期面談に加えて、学習SNSのStudyplus(アプリ)も利用していました。国公立医学部志望の受験生が勉強している記録を見て、自分も学習記録を投稿したり、ライバルの動きを見て対抗心を燃やしたりしていました。学習環境については、主には近所の有料自習室を利用していましたが、受験が近づいてきてからは自宅で学習することも多かったです。2024年度の共通テストと個別学力試験を振り返って―受験本番の手応えはいかがでしたか?最終的に、2024年度の共通テストは合計で86%を得点することができました。2023年度の共通テストでは失敗してしまったので、今年はしっかり得点できて良かったです。ただ、島根大学の個別学力試験での数学は、緊張して結構やらかしてしまいました。過去問演習時はいつも2完は確実で、3完を目指すことが多かったのですが、今年の本番での得点率は55%くらいと推測しています。第1問のベクトルは、授業で扱ってもらっていたのに解答が浮かばなかったのが大きな痛手でした。数3の積分の不等式証明は授業内容が活かせました。整数問題で二項定理を用いる問題も、授業や問題集で見ていたので完答できました。また、英語も少し傾向が変わっていました。例年は英文和訳・自由英作文・和文英作が中心でしたが、今年は文章・設問・解答とも全て英語の出題があったのが印象的でした。英語は得意なので最低でも80%以上は取れていたかなと思っています。面接は、島根大学の志望理由・自己PRを事前に書いて提出したので、その内容に関する問答を想定していたんですが、想定していなかったことを多く聞かれました。……というように、少々イレギュラーなこともありましたが、二次試験での数学のミスは共通テストの得点率でカバーできていたらいいなと思っていました。無事に合格できて本当に良かったです!―最後に、医学部を目指す再受験生に向けてメッセージをお願いします!3年間、受験勉強をやってみて思ったのは、自分に合った勉強方法を見つけることが大事だということです。YouTubeなど、インターネット上にはいろいろな情報が出回っていますが、それらを鵜呑みにせずに自分で参考書や問題集を実際に使ってみて、向き合って手を動かして試行錯誤することが必要だなと思います。初めから完璧な教材選定や活用方法、学習計画を立てられるわけではありませんが、信頼できる人にうまく頼りながら、失敗を避けるよりも、失敗からどれだけ学んで立ち上がれるかが大事だと思います。―Yくんの将来への第一歩に関われて嬉しいです。改めて、合格おめでとうございます!プロの受験戦略を武器に、医学部合格へ理数科目が伸び悩んでいた状態から、深い理解と勉強の仕方を掴み、島根大学医学部医学科に合格したYくん。使用教材の活用方法を改善したり、相性の良い国公立大学医学部を見極めたり、戦略的に共通テストで高得点を狙うための分析をしたりと、「プロに教わる」という環境をうまく活用しながら、重要なポイントを確実に押さえて自学自習に取り組んでいました。自学自習は、うまく取り組めば大きく学力を伸ばすことができますが、自己流に走って空回りしてしまう高校生・受験生も少なくありません。ハイレベルな医学部受験で結果を出すには、大手予備校・医学部予備校・映像授業など多様な選択肢がある中で、学習環境を上手く活用していく必要があります。オンライン個別指導塾「スタディカルテLab」では、国公立医学部・私立医学部の受験に精通しているプロの学習プランナーが、あなたの勉強や受験について、一緒に考え、アドバイスをお伝えします。(保護者の方からのご相談も承っております。)学習相談は初回30分が無料です。この機会にぜひご活用ください。また、スタディカルテLabでは現在、新規受講生を募集中です。60分の体験授業を無料でご受講いただけますので、ぜひ一度、プロ講師によるワンランク上の指導をご体験ください。自分にも志望校にも最適化された対策で、合格を確かなものにしましょう!▼ 体験授業のお申し込みはこちらから。お待ちしております!合格体験記をもっと読む▶︎ 近畿大学医学部合格!大手予備校からオンライン個別指導に切り替えた波乱万丈の大学受験(Gくん)▶︎ 偏差値40台・E判定からの川崎医科大学合格!逆転合格を実現したオンライン個別指導塾での1年半(Dくん)▶︎ E判定でも諦めず、東京女子医科大学医学部に正規合格!(Aさん)▶︎ 共通テストでの失敗を乗り越え、1ヶ月で愛媛大学医学部医学科に逆転合格!(Mくん)▶︎ 夢に向かって東京農工大学農学部に合格!最大の悩みはトイレ問題(Nさん)▶︎ 早慶・難関大に大量合格の秘訣は適切な取捨選択にあり(Kくん)▶︎ 受験戦略で作戦勝ち!高3の12月から本格始動で立教大学に合格(Sさん)▶︎ 驚異のスピードで苦手科目を克服し、広島大学歯学部に総合型選抜で合格!(Cさん)▶︎ 劇的なスピードで偏差値30台から70台へ 慶應義塾大学(法・商)に合格!(Hくん)▶︎ 自宅で浪人×オンライン個別指導で、琉球大学農学部に合格!(Kさん)