更新日:
2026/9/7
公開日:
2026/6/1
医学部入試は、国公立・私立を問わず、試験日程や受験科目、配点、募集人数などが毎年細かく変更されます。また、国公立医学部と私立医学部では求められる学力や選抜方法が大きく異なるため、志望校や出願校を検討する段階から、最新の情報に基づいて戦略的に準備を進めておきたいところです。
本記事では、2027年度の医学部入試における主な変更点を中心に、国公立・私立医学部の募集人員・受験科目・配点などの最新情報をわかりやすく解説します。
2027年度の医学部受験を予定している高校生や受験生、保護者の方の、志望校決定や併願校選びの参考になれば幸いです。

2027年度の医学部入試では、2025年度から本格スタートした新課程対応の波が続いており、共通テスト「情報Ⅰ」を点数化する大学が国公立を中心に増加しています。また、地域医療人材の確保を狙った地域枠の新設・拡充や、推薦・総合型選抜の早期化や新設といった流れも続いています。私立では、試験日程を2月後半にずらす動き(関西医科・愛知医科など)も見られます。
「これまでと同じ方式だろう」と思い込んで対策を進めてしまうと、準備が不十分のまま入試本番を迎えるという事態になりかねません。早めの情報収集が合否を左右するので、志望校・併願校の最新情報はこまめにチェックしましょう。
2025年度入試から導入された「情報Ⅰ」について、2027年度の国公立医学部入試では、実得点を反映する配点への切り替えが加速します。
筑波大学(前期):情報の換算式が「50+実得点×0.5」から「25+実得点×0.75」へ
徳島大学(推薦Ⅱ・総合型・前期):情報の点数化(各50点)を導入
香川大学(推薦Ⅱ):「情報Ⅰ」を新規追加。前期では情報の点数化(20点)を導入予定
上記のように、情報の配点は大学によって異なります。これまで「情報は最低限の対策で十分」と思っていた受験生も、早めに学校の授業内容を体系化し、過去問や予想問題で得点ラインを確認しておきましょう。
地域医療人材の確保を目的とした地域枠の新設・拡充は2027年度も続いています。一方で、一般選抜の定員が縮小される大学もあり、募集人員全体のバランス変化に注意が必要です。
新潟大学:前期80名→70名、地域枠推薦60名→70名(地域枠への振り替え)
東京医科大学:推薦の6ブロック枠が各1名以内→各2名以内に拡大
東京女子医科大学:一般選抜に地域枠を新規導入
近畿大学:推薦25名→30名、一般前期55名→50名、大阪府地域枠2名→1名
推薦・総合型の選抜時期を早める動きや、新規導入する大学が引き続き増えています。
東京女子医科大学:総合型を10月実施(思考力試験・小論文・個人面接)
徳島大学:総合型に全国枠5名を新設
三重大学:総合型5名を新設
愛媛大学(推薦ⅡA):卒業後3年の就労義務を新設し、地域枠推薦の人数は20名→5名に絞り込み
熊本大学(推薦Ⅱ):「熊本医療枠」10名を新設、みらい医療枠は10名→5名へ再編
10〜11月の推薦入試や総合型選抜への出願を予定している受験生は、一般選抜対策との両立が必須になります。志望理由書や面接、小論文の準備を、夏休み中に進めていきましょう。
私立医学部では、2027年度から一般選抜の試験日程を2月に動かす大学が複数出ています。
関西医科大学(一般前期):一次 1/31→2/2、二次 2/14→2/20-21(2日間に拡大)
愛知医科大学(一般選抜):一次 1/20→2/9、二次 2/5-6→2/18-20(3日間)、小論文を二次から一次に移動

以下では、2027年度の私立医学部の入試変更点を紹介します。受験を検討している大学や、併願先として候補に挙げている大学については、最新情報をこまめにチェックしましょう。
東北医科薬科大学では、2027年度入試の一般選抜で「東北地域定着枠(仮称)」(25名)を新規に設置することが予告されています。
これは、従来の「修学資金枠A方式」の宮城以外の東北5県枠(5名)と「修学資金枠B方式」(20名)を統合して新設するもので、全体での入学定員100名には変更ありません。
東北地域定着枠(仮称)の概要
対象:宮城県以外の東北5県(青森・岩手・秋田・山形・福島)のいずれかの県の医療機関等で診療業務に従事する意思のある者
募集人員:25名(合格判定は一括)
要件:1年次のうちに東北5県の修学資金制度のいずれかに申し込む。本学からの修学資金貸与はなし
卒業後義務:採用された県の医療機関等で9年程度勤務(各県の修学資金制度により異なる)
(参考:令和9年度 医学部医学科 一般選抜における東北地域定着枠(仮称)の新設について|東北医科薬科大学 )
自治医科大学では、2027年度入試の総合型選抜において、栃木県地域枠(募集人員2名)が新たに設けられます。2026年度入試で導入された4県(富山・山梨・山口・佐賀)の総合型・学校推薦型に続く動きで、栃木県地域医療を担う人材の確保が目的とみられます。
(参考:令和9年度入試からの年内入試実施都道府県等について|自治医科大学 )
順天堂大学では、数学Bの出題範囲に「統計的な推測」が追加される予定です。新課程の本格的な反映として、医学部一般選抜・共通テスト併用での数学対策に影響します。
(参考:2027年度医学部入学試験における学力試験「数学」の出題範囲変更について(予告)|順天堂大学 )

埼玉医科大学では、2027年度入試の一般選抜(前期)の日程が以下のとおり変更されます。
一次試験:2月8日(日)→ 2月4日(木)
二次試験:2月15日(日)→ 2月14日(日)
一次試験が4日早まるので、他大学の二次試験と日程が重なるリスクがあります。出願計画に注意しましょう。
(参考:2027年度(令和9年度)埼玉医科大学入学者選抜日程|埼玉医科大学 )
昭和医科大学は、2027年4月に「鷺沼キャンパス」を新規開設することを発表しています。医学部生は2・3年次をここで学ぶことになります。
(参考:鷺沼キャンパス|昭和医科大学 )
東京医科大学では、2027年度の入学者選抜において以下の変更が予告されています。推薦型選抜が拡大する一方で、一般選抜と共通テスト利用選抜の枠が減少しています。
① 全国ブロック別学校推薦型選抜の募集人員拡大
6ブロック(北海道・東北/関東/中部/近畿/中国・四国/九州・沖縄)の募集人員が「各1名以内」→「各2名以内」に拡大(6→12名)
学校推薦型選抜(地域枠)については別途申請を予定。
② 募集人員の見直し
一般選抜:70名→65名
共通テスト利用選抜:9名以内→8名以内
③ 一般選抜・共通テスト利用選抜 第2次試験の日程と面接形式変更
日程:2月14日(土)のみ→2027年2月13日(土)・14日(日)から受験者ごとに割り当て(第1次試験合格発表後に通知)
面接:個人面接→MMI
(参考:【予告】2027年度医学科入学者選抜 変更点のお知らせ|東京医科大学 )
① 総合型選抜を10月に実施
新たに10月実施の総合型選抜が導入されます。試験内容は思考力試験、小論文、個人面接です。
② 一般選抜に地域枠を導入
具体的な募集人員や対象地域は今後の公式発表で確認が必要です。
③ 6年間の合計で220万円の学費減額
2027年度以降の新入生・在学生に対し、6年間の合計で220万円の学費減額がおこなわれます。
(参考:医学部からのお知らせ|東京女子医科大学 )
東邦大学では、2027年度医学部入試において複数の選抜区分で変更があります。
① 総合入試・同窓生子女入試の配点公開・試験時間延長
これまで非公表だった配点が公開されました。また、出願書類が「調査書のみ」ではなく「自己アピールシート・志望理由書」も評価対象であることが明示されました。
試験区分 | 評価項目 | 配点 | 試験時間 |
|---|---|---|---|
1次 | 出願書類(調査書+自己アピールシート+志望理由書) | 40点 | - |
1次 | 基礎学力試験 | 60点 | 60分→70分 |
1次 | 適性試験 | 30点 | 60分 |
2次 | 面接 | 50点 | 約30分 |
合計 | 180点 | - |
② 同窓生子女入試+推薦入試(公募制-千葉県地域枠・新潟県地域枠)の出願要件変更
従来の「卒業生(年齢制限なし)」から、2022年3月以降の卒業生および2027年3月卒業見込み者(実質5浪まで)に変更されます。
(参考:2027年度(令和9年度)入試からの変更点について|東邦大学 )
北里大学では、2027年度入試の共通テスト利用選抜において「前期5名」が新設されます。
① 共通テスト利用選抜:「前期5名」が新設
募集人員:5名
選抜方法
<第1次試験>
・理科:200点(素点)|『物理』、『化学』、『生物』から2科目選択
・数学:150点(素点×0.75)|『数学Ⅰ,数学A』、『数学Ⅱ,数学B,数学C』
・外国語:150点(素点×0.75)|『英語』(リスニングテストを含む)
<第2次試験>
試験日:2027年2月13日(土)、14(日)、15(月)(試験日選択)
試験会場:相模原キャンパス
選抜方法:論文(100点)、面接(100点)
② 一般選抜試験
会場から相模原キャンパスが削除され、横浜会場のみになります。
(参考:主な変更点_医学部|北里大学 )
愛知医科大学では、2027年度入試の試験日程と科目が変更されます。
① 一般選抜
第1次試験:1月20日(火)→2月9日(火)(名古屋・東京・大阪・福岡)
第2次試験:2月5〜6日(2日間)→2月18日(木)〜20日(土)の3日間(本学)
小論文:第2次試験での実施→第1次試験での実施に変更。ただし評価は第2次試験の判定に使用
② 大学入学共通テスト利用選抜
第2次試験:2月19日(木)→2月18日(木)〜20日(土)(一般選抜と同日程)
一般選抜と共テ利用を併願して両方で第2次受験資格を得た場合でも、第2次(面接)の受験は1回のみで両方の判定に使用
③ 大学入学共通テスト利用選抜(愛知県地域特別枠B方式)
第2次試験:3月10日(水)
(参考:令和9(2027)年度医学部入学者選抜の試験日程について(予告)|愛知医科大学
令和9(2027)年度医学部一般選抜における実施科目の変更について(予告)|愛知医科大学 )
大阪医科薬科大学では、2027年度入試の学校推薦型選抜(指定校制/公募制推薦入試)の出願資格(英語資格・検定試験)が変更されます。原則として2026年11月1日時点で、2年以内に受験した有効期限内のスコアであることが条件です。
英語資格・検定試験 | スコア |
|---|---|
TOEFL iBT(2026年1月21日以降受験) | 3以上 |
TOEFL iBT(2026年1月20日以前受験) | 42以上 |
IELTS(Academic Module) | 4.0以上 |
実用英語技能検定(英検)CSE | 1980以上 |
TEAP(4技能) | 225以上 |
GTEC CBT | 930以上 |
ケンブリッジ英語検定 | 140以上 |
※ TOEFL iBTのMyBestスコアおよびHome Editionは対象外。英検はS-CBT・S-Interview含む(級の合否に関係なくCSEスコアを利用)。GTECはCBT型のみ。
(参考:医学部の令和9(2027)年度入試における変更点について(予告)|大阪医科薬科大学 )
藤田医科大学では、2027年度入試の数学出題範囲が新課程対応で拡張されます。出題範囲の対策が手薄になっている受験生は、早期に対策を始めましょう。
① ふじた未来入試
数学Ⅰ・Ⅱに加え、数学Ⅲが追加
数学Bに「統計的な推測」が追加
② 一般入試
数学Bに「統計的な推測」が追加
※ ふじた未来入試では数学Ⅲと統計的な推測の両方が新たに追加される点に要注意。一般入試は元から数Ⅲが範囲のため、追加は統計分野のみ。
(参考:2027年度 医学部医学科 入学試験における出題範囲の変更について|藤田医科大学 )
関西医科大学では、2027年度入試の前期日程が以下のとおり変更されます。
第1次試験(一般選抜・共テ併用):1月31日(土)→2月2日(火)※今後は2月以降の実施となる。
第2次試験(一般・共テ利用・共テ併用):2月14日(土)(1日のみ)→2月20日(土)・21日(日)の2日間
「今後は2月以降の実施になる」と大学が明言している点が大きなポイントです。なお、第1次試験はこれまでどおり大阪・東京・名古屋・福岡の4会場で実施されます。また、学校推薦型・特色選抜・後期日程には大きな変更はありません。
(参考:令和9年度(令和9年4月入学)入学者選抜における変更について(予告)|関西医科大学 )
近畿大学医学部では、2027年度入試で募集人員の見直しが行われます。
推薦:25名→30名
一般前期:55名→50名
大阪府地域枠:2名→1名
(参考:令和9年度(2027年度)入学試験の変更点について|近畿大学 )
久留米大学では、2027年度入試の共通テスト利用選抜でA日程(約5名)・B日程(約3名)の2日程に分けて募集することが予告されています。
A日程(出願:令和8年12月15日~令和9年1月7日/定員:約5名)
1次(共通テスト):英語(R+L)、数学①「数Ⅰ・A」+数学②「数Ⅱ・B・C」、理科(物・化・生から2科目)、国語(近代以降の文章のみ)
2次:小論文・面接
B日程(出願:令和9年2月6日~令和9年2月25日/定員:約3名)
1次(共通テスト):必須科目(英語、数学①+②、理科1科目)+自由選択科目(理科2科目目/国語/地歴公民/情報Ⅰ から2科目)
2次:小論文・面接
(参考:久留米大学医学部医学科 2027年度共通テスト利用選抜(A日程・B日程)導入について<予告>|久留米大学 )

国公立医学部の2027年度入試では、共通テスト「情報」の本格的な点数化、後期日程のあり方の見直し、地域枠の調整など、引き続き重要な変更が続いています。最新情報をもとに学習計画を立てましょう。
北海道大学では、2027年度の一般選抜について「実施教科・科目の変更」が予告されています。
数学Bの出題範囲:「統計的な推測」が追加
外国語:ドイツ語・フランス語、中国語を廃止し、英語のみに
(参考:〔予告〕令和9(2027)年度入学者選抜(一般選抜)における個別学力検査等の変更について|北海道大学 )
旭川医科大学では、2027年度入試において前期日程の個別学力試験に理科が導入され、個別学力試験の比重が上がります。
共通テスト:570点→470点(理科 200点→100点)
個別学力試験:従来の「英語150点・数学150点・面接50点」(350点満点)に理科150点が新規追加され合計500点満点に
理科の出題範囲:「物理基礎・物理」「化学基礎・化学」「生物基礎・生物」の3科目から2科目選択
共通テスト : 個別学力試験の比率:570:350 → 470:500(個別学力試験比重UP)
(参考:医学部 入試制度の変更予告|旭川医科大学 )
東北大学では、これまで前期一般試験でドイツ語・フランス語が選択可能でしたが、2027年度から廃止されます。
外国語:ドイツ語・フランス語を廃止し、英語のみに
(参考:《予告》令和9年度(2027年度) 東北大学入学者選抜について|東北大学 )
弘前大学では、2027年度入試で総合型選抜Ⅱおよび一般前期で複数の変更が予告されています。
① 一般選抜(前期)医学部医学科
個別学力試験配点:「数学300・外国語300・面接300」(計900点満点)→「数学300・外国語300・面接は点数化しない」(計600点満点)
面接は引き続き実施するが段階評価となり、評価が低い場合は不合格となることがある
② 総合型選抜Ⅱ 医学部医学科
出願要件:「調査書の全体の評定平均値が4.3以上」を廃止
選抜方法:「個人面接」+「ケーススタディの自学自習」→「個人面接」+「総合論述」に変更
「総合論述」は資料の理解・解析、課題発見、論理的思考力、分析力、表現力を総合評価
合否判定基準:「青森県内枠」と「北海道・東北枠」の取扱いを独立化(不合格者の繰上げを廃止)
評定平均要件の廃止および面接の点数化廃止という、出願ハードルの大幅緩和と選抜方式の刷新が同時に行われる点に注目が集まります。
(参考:令和9(2027)年度入学者選抜要項【暫定版】|弘前大学 )
筑波大学では、2027年度入試(前期日程)で共通テスト「情報」の換算方法が変更されます。
2026年度:50+実得点×0.5
2027年度:25+実得点×0.75
一律配点が減り、実得点比例の係数がアップするので、情報科目の出来不出来がより合否に影響します。
(参考:大学入学共通テスト「情報」の負担軽減にかかる経過措置について|筑波大学 )
東京大学では、2027年度入試において理科三類の募集人員が97名→94名(3名減)に変更されると予告されています。2027年9月に開設予定の「Tokyo College of Design」(100名)への振り替えが背景にあり、全学的な定員バランスの再編が進んでいます。
(参考:令和9(2027)年度以降の東京大学入学者選抜(一般選抜)における募集人員の変更について〔予告〕|東京大学
UTokyo College of Design 令和9 (2027) 年度入学者選抜の概要|東京大学 )
新潟大学では、2027年度入試で募集人員の再配分が行われます。
前期:80名→70名
地域枠推薦:60名→70名
一般選抜の定員が10名減り、地域枠推薦に振り替わる形です。前期一本勝負を狙う受験生は、競争率の上昇に注意が必要です。
(参考:令和9年度入学者選抜における募集人員の変更について(医学部医学科)|新潟大学 )
三重大学では、2027年度入試で総合型選抜(5名)が新設されます。
(参考:令和9年度(令和8年度実施)入学者選抜における総合型選抜について(予告)|三重大学 )
和歌山県立医科大学医学部では、2027年度入試で募集人員(計100名)の内訳が変更されます。 一般枠が3名減り、その分が学校推薦型選抜の県民医療枠Aに振り替えられる予定です。
区分 | 2026年度(変更前) | 2027年度(変更後) |
|---|---|---|
学校推薦型選抜(県内募集) | 6名程度 | 6名程度(変更なし) |
一般選抜(前期日程)一般枠(全国募集) | 64名程度 | 61名程度 |
一般選抜(前期日程)県民医療枠A(全国募集) | 10名程度 | 10名程度(変更なし) |
一般選抜(前期日程)県民医療枠C(全国募集) | 2名程度 | 2名程度(変更なし) |
学校推薦型選抜 県民医療枠A(全国募集) | 5名程度 | 8名程度 |
学校推薦型選抜 県民医療枠B(全国募集) | 3名以内 | 3名以内(変更なし) |
地域医療枠(県内募集/臨時定員) | 10名 | 10名(現時点での予定) |
(参考:令和9年度入学者選抜試験における募集人員の変更について(予告)|和歌山県立医科大学 )

広島大学では、2027年度入試(前期日程)で以下の変更が予告されています。
2段階選抜:志願倍率約5倍超→約3倍超で実施に基準厳格化
面接の評価:段階評価(A可・B不可)→200点(点数化)
合否判定の総合点:2800点→3000点(共通テスト1000+個別テスト1800+面接200)
※ 面接点数化に伴い、「面接が50点以下の場合は不合格とする」基準も追加される。また、学校推薦型ⅡA(ふるさと枠)の推薦人数についても、各校への推薦依頼書記載人数以内に制限する運用となる。
(参考:令和9年度広島大学入学者選抜の主な変更点(概要)|広島大学 )
徳島大学では、2027年度入試で「情報」の点数化や定員の見直しなど、複数の変更が予告されています。
① 一般選抜(前期日程)
募集人員:55人→50人(5人減)
大学入学共通テスト「情報」を50点で点数化(共テ配点合計:900点→950点)
2段階選抜の基準:各科目の合計点が600点→630点(傾斜後配点900点→950点満点に対応)
② 総合型選抜
募集人員:8人→13人(増員)
内訳:徳島県2人・香川県2人・愛媛県2人・高知県2人+新設「全国枠」5人
「情報」を50点で点数化(共テ配点合計:900点→950点)
③ 学校推薦型選抜Ⅱ
一般枠の推薦要件に追加:徳島大学医学部が指定する主要基幹病院(徳島大学病院を含む)において2年間の初期臨床研修を確約できる者
「情報」を50点で点数化(共テ配点合計:900点→950点)
(参考:令和9年度入試(令和8年度実施)徳島大学入学者選抜における予告について【追加・変更事項(予定)】|徳島大学
令和9年度入学者選抜における変更について(大学入学共通テスト「情報」の扱い)|徳島大学 )
香川大学医学部医学科では、2027年度入試で2つの変更が予告されています。
① 大学入学共通テスト「情報」の点数利用方法(2025年6月公表)
一般選抜(前期日程):「情報」を20点で点数化(共通テスト配点合計:700点→720点)
学校推薦型選抜Ⅱ:「情報」は引き続き高等学校の基礎学力修得度を見る目的で利用(配点化はしない)
② 学校推薦型選抜Ⅱの選抜方法 名称変更(2026年3月公表)
学校推薦型選抜Ⅱの個別試験:「小論文」→「総合問題」に名称変更
※ 実情に合わせた名称変更で、調査書記載内容の補完および論理的思考力・倫理観・社会性等を評価する目的に変更はなし
(参考:2027年度(令和9年度)入学者選抜「一般選抜」「学校推薦型選抜Ⅱ」にかかる大学入学共通テストの教科・科目「情報」の点数利用方法について|香川大学
2027年度香川大学医学部医学科学校推薦型選抜Ⅱにおける選抜方法の名称変更について|香川大学 )
① 募集人員の変更
医学科 入学定員:110人→95人(15人減 ※現時点での予定)
学校推薦型選抜ⅡA(学校推薦・全国):25人(変更なし)
学校推薦型選抜ⅡB(地域特別枠推薦):20人→5人(大幅減 ※現時点での予定)
一般選抜(前期):55人(変更なし)
総合型選抜Ⅱ:10人(変更なし)
② 学校推薦型選抜ⅡA(学校推薦)出願要件の追加
従来要件に加え、卒業後に愛媛県内の医育・医療機関等に3年以上所属することを確約できる者を追加
入学定員の縮小は、厚生労働省による医師数の需給見通しに沿った動きとみられます。地域特別枠推薦の人数縮小と並行して、学校推薦にも地域貢献要件が導入される点に注意しておきましょう。
(参考:令和9年度愛媛大学入学者選抜方法の主な変更点及び利用教科・科目等|愛媛大学 )
山梨大学では、2027年度入試の学校推薦型Ⅱで地域枠の運用が見直されます。
地域枠35名を「県内募集枠25名以内+全国募集枠10名以内」に分割(定員総数は変更なし)
出願要件:1浪まで→2浪までに緩和
県内枠出願者は自動的に全国枠の併願者扱いに
(参考:令和9年度入試(令和8年度実施)以降の医学部医学科入学者選抜の変更について(予告)|山梨大学 )
佐賀大学では、2027年度入試の一般前期で数学の出題範囲が拡張されます。
数学Aに「数学と人間の活動(整数の性質に関する部分)」を追加
整数論を扱う問題が出る可能性があるため、未習の受験生は早めの対策が必要です。
(参考:2027(令和9)年度佐賀大学入学者選抜方法等の変更について(予告)|佐賀大学 )
熊本大学では、2027年度入試で複数の変更が予告されています。
① 学校推薦型選抜Ⅱの再編(計23人)
「熊本医療枠」10人を新設(一般枠5人は廃止)
地域枠:8人(変更なし)
みらい医療枠:10人→5人
② 熊本医療枠(新設)の特徴
推薦人員:1校1人(熊本県内は1校5人以内、九州・沖縄の高校は1校3人以内)
出願要件:評定平均値4.0以上、現役生(令和9年3月卒業見込み)等
大学卒業後の確約事項:①卒業後2年間は熊本大学病院または熊本県内の指定関連医療機関で初期臨床研修/②卒業後3年目から5年目は熊本大学病院専門研修プログラムによる専攻医研修
共通テスト6教科8科目(合計100点に換算)+小論文15点+面接15点=計130点満点(傾斜後)
共通テスト8科目合計の80%以上を得た者が選考対象
③ みらい医療枠の変更
出願要件から「保護者が熊本県内に3年以上継続して在住」要件を撤廃(県外高校生も推薦可に)
卒業後の確約事項(初期臨床研修修了後の大学院進学または専門研修プログラム履修)を撤廃
(参考:令和9年度熊本大学医学部医学科 学校推薦型選抜における選抜方法等の変更について(予告)|熊本大学 )
鹿児島大学では、2027年度入試の一般後期で第一段階選抜の倍率基準が10倍→11倍に変更されます。後期試験の競争状況にやや影響します。
(参考:【予告】令和9年度入学者選抜(令和8年度実施)における選抜方法等について|鹿児島大学 )

本記事では、国公立医学部・私立医学部における2027年度入試での主な変更点をご紹介しました。
医学部入試では形式や方針が年々見直されるため、「どれだけ早く正確に情報を把握できるか」が合否を左右するひとつの要素となります。出願条件の変更、配点の見直し、試験日程の前倒し・後ろ倒しなど、さまざまな変更がおこなわれることに注意が必要です。最新情報に基づいて戦略的な受験計画を立てることが、志望校合格への第一歩と言えるでしょう。
なお、国公立・私立医学部の選び方や比較のポイントについては、以下の記事でも詳しく解説しています。
▶︎ 【私立医学部】最新偏差値ランキング2026年度入試版!志望校選びのポイントを解説
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