受験生のみなさん、大学入学共通テストお疲れ様でした。体調管理をしながら、最後まで粘り強く勉強した成果を発揮されたことと思います。さて、自己採点が終わると次に検討しなければいけないのが、どの国公立大学へ出願するかですね。そこで、今回は特に、満足に共通テストで結果を出せなかった受験生が、共通テストリサーチの結果からどのように志望校を決め、戦略的に学習を進めていくべきか、についてご案内ができればと思います。まだ共通テストを受けていない高校生・受験生も今後の参考にしてみてください。1. 個別試験で挽回できるか調べる共通テストで目標得点率を下回った場合、[共通テストの目標得点]−[個別配点]×10%まで が個別試験で挽回できる目安といわれています。※目標得点とは、リサーチ結果のボーダーラインと言われている点数のことを指します。例えば志望大学が【共通テスト900点満点・共通テストの目標得点率80%・個別試験400点満点】の場合[720点]−[400点]× 0.1 = 680点→共通テストで680点取れている場合は、目標得点率には届いていないが、個別試験で挽回できる可能性があるといえます。国公立医学部の共通テストボーダーが気になる方は、こちらの記事をご覧ください。▶︎ 【国公立大学医学部】共通テストの合格ボーダーランキング(2024年度入試最新版)2. 受験校を決定する挽回できる大学の予測がついたら、次は具体的に大学を絞り込んでいきます。スタディカルテLabでは、ボーダーを下回っている場合に以下の4つのステップで大学を決めることをおすすめします。ステップ①個別試験の配点が高い大学をリストアップし、候補とする大学を3校ほどに絞るまず、各大学の共通テストに対する個別試験の配点を調べましょう。個別試験の配点比率が高いほど共通テストの影響が低くなりますので、この場合はA大学が最も逆転合格の可能性が高いといえます。一方で注意すべき点は、個別比率が高い大学は、難しい問題が出題されることも多く、どれだけピンポイントで対策ができるかがカギとなります。いくつかの大学を比較し、3校ほどに受験校を絞りましょう。また、大学によって科目ごとの配点比率も異なりますので、得意科目がはっきりしている場合は自分に有利な配点比率の大学を探すのもいいでしょう。共通テストリサーチやバンザイシステムを利用すると「その学校を志望している受験生のうち、自分がどのあたりの位置にいるのか」と合格可能性の目安がわかりますので、そちらの判定結果も参考にして考えてみてください。国公立医学部の共通テスト配点比率はこちらの記事でご覧いただけます。▶︎ 【国公立医学部】大学入学共通テスト配点比率ランキング(2025年度版)ステップ②リストアップした大学の過去問を2年分解く候補となる大学を3校ほどに絞ったら、過去問を2年分解きましょう。制限時間内に、本番と同じ様に解くことが大切です。入試の傾向は年々変わるので、受験校にするかどうかの判断をするためには直近2年分の過去問を解くことが望ましいです。解き終わったら、大問ごとに解けなかった問題の単元や課題の洗い出しをしましょう。時間がない場合は1年分でも構いません。「赤本ノート」という課題分析に役立つ教材も販売されているので、興味のある方は活用してみてください。https://akahon.net/books/detail/9000900?link=Books/listDetail/6/1ステップ③得点率と合格最低点をもとに何をすべきか逆算し、受験校を決定する過去問を解き終わったら得点を出し、過去の合格最低点と比較します。ただ解くだけではなく、合格最低点をもとに自分の得点率を出し、問題の概観を確認していきます。合格最低点が低いほど、入試問題が難しいといえますが、難しい問題で得点すれば逆転が可能になります。一方で、合格最低点が比較的高い標準的な問題で、満点近く得点するという戦略を立てることもできます。過去問を解いてみて、自分にとって解きやすい、解きにくい、など問題との適性を判断しながら受験校を決定していきます。例えばA大学であれば、過去の出題傾向から、難易度の高い問題を完答するためのトレーニングが必要になり、C大学であれば、標準問題を確実に得点したうえで難しい問題にも着手する必要があります。自分が「応用問題で部分点を取る方が得意」なのか、それとも「基礎的な問題をミスなく解く方が得意」なのかを考えて出願する大学を選びましょう。ステップ④今後1ヶ月で必要な学習をピンポイントに消化していく受験校を決定したら、出題される可能性の高い問題を効率良く解くために、今後1ヶ月でとりくむべき学習内容を整理します。まず、合格最低点に対して何点足りないのかを洗い出します。次に、合格点に到達するために得点すべき問題を単元テーマごとにピックアップします。国公立試験までは時間が限られているので、例えば教科別に1週間に1テーマ完成させることを目標に、1ヶ月で4テーマを攻略していくことが望ましいでしょう。志望校選びに悩んだら受験のプロに相談をいかがでしたか?共通テストから国公立試験までは時間が限られていますが、根拠に基づき冷静に状況を分析することで合格に近づきます。ぜひ本記事を参考に、残り約1ヶ月を走り切ってくださいね。応援しています!スタディカルテLabでは、丁寧なヒアリングをもとに、ひとりひとりの学習状況に合わせて、学習計画の立て方や志望校選びのサポートをおこなっています。 勉強の進め方や学習計画についてはもちろんのこと、「共通テストの結果を踏まえて、A大学とB大学どちらを受験するか迷っている」というような志望校選びや進路のご相談も承ります。勉強や受験に関するお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度スタディカルテLabにご相談ください。毎週最大5名様まで、30分の無料学習相談を受付中です。また、3分で国公立医学部入試との相性が確認できる『志望校相性診断』も無料でご提供しています。「スタディカルテIntelligence」のLINEに登録後、簡単な質問に答えていただくだけで、相性の良い志望校を診断することができます。ぜひご活用ください。医学部 志望校別対策 直前個別指導パック 申し込み受付中スタディカルテLabでは現在、医学部医学科への合格を目指している高校3年生・既卒生を対象に、入塾金不要の特別パック「医学部 志望校別対策 直前個別指導パック」を提供中です。専門の学習プランナーから、各大学の入試傾向分析や、受験生個人の学習状況を踏まえた「受かる医学部(※)」についてのアドバイスを受けられる他、プロフェッショナルチームが合格ライン突破計画策定から過去問の添削指導までをおこない、合格課題を徹底解決いたします。※ 生徒の学力特性を分析し、合格可能性の高い医学部をマッチング。合格を確約するものではありません。対象:2025年度入試で国公立医学部または私立医学部合格を受験予定の高校3年生・既卒生特典:入塾金不要申込期限:2025年2月28日(金)まで申込方法:Webページ内のフォームより申し込み内容の詳細やお申し込みは、特設ページをご確認ください。