数学が苦手な人が出来るようになるための勉強方法

こんにちは。スタディカルテLab の樋口です。今回のテーマは「数学の学習の質を高めるための方法」です。

こんなことに心当たりのある人はいませんか?

・公式をすぐに忘れてしまう。
・解答を見ると分かるけど、テストで解けないことも多い。
・最近は解答を見ても良く分からないことが増えてきた。
・定期テストで点数は取れるけど、実力テストや模試で点が取れない。

1つでも当てはまったら、これを機に勉強方法を見直してみてください。

数学の勉強の仕方が全く分からない生徒に対して「これを知って欲しい!!」という内容をお伝えします!

数学が苦手になってしまう生徒に伝えたいこと

数学が苦手になってしまう受験生は沢山います。偏差値が50を下回っている場合、概ね次のどちらかのパターンです。

① 部活などの理由で、これまで勉強をやってこなかった
② 勉強はそれなりにしてきたけど、数学が出来る気がしない

①の人は単純にやってないだけなので、これから頑張りましょう。笑
②の生徒に対してはアドバイスできることが沢山あります。

数学の勉強で結果を出すためには 「勉強の量」と「勉強の質」の両方が必要です。なので、勉強の仕方を間違えてしまうと、学習効率が悪くなってしまい、「頑張ってるのに結果が出ない」という状況になってしまいます。まずは「勉強の質」を高めるための方法を考えていきましょう。

 

まずは勉強が出来る人を真似しよう

勉強法について書かれた本は沢山ありますが、まずは、その中でもお薦め出来る書籍を2つ紹介します。池谷裕二さんの「受験脳の作り方」と東進の志田先生の「数学の勉強をはじめからていねいに」という本です。

「受験脳の作り方」の筆者である池谷裕二さんは、東京大学で脳科学を研究をされている方です。「自分が高校生だったらどんな勉強をするか?」を中高生にもわかるように噛み砕いで教えてくれています。数学だけでなく、勉強方法の全般に役に立つことが沢山書いています。書いてある内容は本格的で、これを読めば記憶の効率良い方法が分かります。

次に、東進ハイスクールの有名講師である志田晶先生が書いた「数学の勉強をはじめからていねいに」です。漫画形式ですが内容はしっかりしており、前半の内容は公式証明の重要性など一読の価値があります。後半は学習の初期段階だと少し難しいかもしれないので、ある程度勉強が進んでから改めて読んでみてほしいです。

どちらも、役に立つことが沢山書いています。闇雲に勉強せずに、まずは勉強が出来る人の方法を真似することが、学習状況の初期段階では近道だったりします。ただ、一気に全てを真似しようとすると大変なので、まずは自分の真似しやすそうな事から少しずつ学習に取り入れると良いです。

 

解けなかった問題を分類しよう

ちょっと想像して欲しいんですが、偏差値70を超える進学校の学年1位の子って、どんな生徒だと思いますか?

宇宙人みたいな天才を想像するかもしれません。でも、実際には教科書の内容でつまづいていたりします。その子が優秀なのは、自力がどこまで分かっているか知っていることです。結果、自分なりに理解し、定着させる学習の型が確立しています。先天的な天才もたまにいますが、大多数の受験生が目指すべきはこのような秀才です。

そういった、勉強の出来る生徒が無意識にしているような「境界線の引き方」を、勉強の仕方が分からなかった生徒でも真似がしやすいように、次の図で説明しています。順を追ってみていきましょう!

 

STEP1:問題を3種類に分類する(緑色の部分)

模試を受けっぱなし、または、問題集を使って解きっぱなしになっている人はいませんか? 学校や予備校の集団授業で板書を写してるものの、良く分からないという人はいませんか?

もし思い当たる人がいたら、要注意です。これって勉強したつもりになっていますが、それはただの「作業」です。残念ながら頭には殆ど何も残っていません。

これから「模試を受けた後」「問題集を解いた後」「板書を写した後」には次の基準で○△×に問題を分類してください。

○:解けた 問題( 何故そう考えたのかを説明できるとさらに良い)
△:解けなかった + 解答を見て理解出来る問題
×:解けなかった + 解答を見ても理解出来ない問題

勉強は実はシンプルなもので、×を△に、△を○にすることの繰り返しなんです。次に取り組み方について説明します。

 

STEP2:「× の問題」への取り組み方(赤色の部分)

× の問題は、問題を解くために必要な知識が不足している状態です。なので、参考書、授業、YouTubeやスタディサプリといった教育サービス、方法は何でも構わないので、必要な知識を探し、理解することに努めてください。

例えば、将棋を楽しむためには、まずは駒の動かし方を学んだり、細かなルールや戦術を知るなど、事前に知識として知っておかないといけないことがあります。それを知らずに楽しむことはできません。それと同じように、知識が無いと数学は解けません。特に学習の初期段階では、出来る人を模倣することが近道です。

 

STEP3:「△ の問題」への取り組み方(青色の部分)

△の問題は、どれだけ質の高い復習が出来るか?が重要です。とにかく、手を動かしてください。自分が解いている問題の何が分かったのか、何が分からなかったのか。自分で自分を教えるようにして問題を解くとそれが分かりやすいです。

闇雲に問題を解くのではなく、自分がどういうところで詰まっていたのかを正しく把握しながら解くことを心掛けてください。そして、自分の思考の1.2倍くらいの気持ちで解答を作成し、考えていることを、素早く表現が出来るようにトレーニングしてください。

 

理解は一種の思考停止

生徒から「解答を見たら分かるけど、解き直してみると解けない…」みたいな声を良く聞きます。そんな生徒と話をしていて「これは理解できた?」「はい!」「じゃあ説明してみて」「うーん。やっぱり分かんない。」みたいな会話のやりとりは良くあります。

これは「理解の基準」が低いことが原因です。無自覚に分かったつもりになっています。理解したつもりは、一種の思考停止のようなもので要注意です。

心当たりのある人は、騙されたと思って、誰かに説明するつもりで勉強してみてください。誰かに説明して「なるほど!」と言ってもらえて、初めて「理解している」状態だと思いましょう。

 

まとめ

緑色:これは作業!この後の分類が重要。

赤色:塾、予備校、参考書 などで理解した方が近道。知識を入れて、解答を理解することに努めましょう。

青色:自学自習で主に取り組むべき。自分で自分自身を教えるように考えながら、実際に手を動かしましょう。

 

学習状況に合わせた教材の選び方

最後に、自学自習のお勧めの教材を紹介します。

教材の種類や活用方法も本当に多種多様ですが、今回はお薦めの市販教材を次の2種類に分けて、1冊ずつ紹介します。

① 「× の問題」を理解させるための教材

② 「△ の問題」を定着させるための教材

 

① 「× の問題」を理解させるための教材

市販教材で1冊を選ぶとすれば「やさしい高校数学」をお勧めします。

 

難易度:★
理解 :★★★
定着 :★

この教材の目的は「知識や解法の理解」です。教科書内容が理解出来るように、会話形式で丁寧な解説が書かれています。自分なりに書いてあることを自分の言葉に変換して、自分なりに要約してみると良いです。

逆にいうと、この内容を自力で理解することが難しい場合は、家庭教師や個別指導を受けた方が、長期的な視点で考えて結果的に時間とお金の節約になることもあります。

 

② 「△ の問題」を定着させるための教材

市販教材で1冊を選ぶとすれば「黄チャート」をお勧めします。

     

難易度:★★
理解 :★
定着 :★★★

典型的な解法の辞書のような参考書です。Check、例題、練習問題、Exercise のざっくりと4種類に分かれます。分量も多く、全部解こうとすると、消化不良になってしまうかもしれません。

この参考書の長所は解法の網羅性です。そして、そのエッセンスは例題と解説です。チャートだけでは理解しにくい項目もあるので、やさしい高校数学できちんと理解した上で、典型的な解法をどんどん理解し、結果として解法を暗記していきましょう。

もう少し具体的にすると、次の段階に分けて勉強してみて下さい。

STEP1:「やさしい高校数学」の内容を理解する。(× から△の勉強)
STEP2:黄チャートの例題の解法だけを理解する。(× から△の勉強)
STEP3:黄チャートの例題を解いてみる。(△から◯の勉強)
(※ これを単元別に繰り返す)

 

おわりに

大事なことなのでもう一度言いますが、数学が出来るようになるために必要な勉強はシンプルで、×を△、△を○にすることの繰り返しです。

でも、自力では気付きにくいんです。自分の頭で考えるべきところを人に聞いたり、逆に、先生に教えてもらい復習に専念するべき問題を自分で考えてしまう生徒をよく見かけます。

このように勉強方法を間違えると学習効率が大きく下がってしまいます。結果、勉強しても結果が出ない!という悲劇が起こってしまいます。

最初は上手く出来なくても構いません。少しずつ、自分なりに考える習慣をつけることが重要です。

LINE@で画像を送ってもらうことで、具体的にアドバイスをしています。返信が遅くなってしまうこともありますが、時間の許す限り個別に対応するので、気軽に活用してみて下さい。

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それでは、今回の記事を読んでくれた皆さんが、勉強を有意義なものに出来ることを願っています。

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